【カナダ移住体験談:大雪とマイナスの気温】

カナダではここ数年、大雪が降っても気温は比較的マイルドな年が続いていたのですが、今年は12月に入ってから寒くなってきたと思っていたところ、一気に気温が下がり始めました。

ここ1週間の外の平均気温は-2度から-18度。体感温度をみると―20度を下回ることもあるほど今年は気温が下がっています。

気温が下がった同時に、本格的な雪も降り始めました。雪の種類はカナダと言っても地域によって異なるようなのですが、私たちのいるBC州では、初雪は大抵パウダースノーなので、雪かきはそれほど大変ではありません。春が近くなってくると水分の多い雪になります。

雪が降ると、子供たちは大喜びなのですが、大人としては道路の状況が悪くなるので不安がつきません。雪が降ると大きな道路は除雪車がすぐにやってきて雪かきをしてくれます。除雪車がやってくる道路の優先順位は、救急車や消防車が通る大きな道路から始まり、バスが通る道路、そして最後に住宅街になります。住宅街に除雪車がやってくるころには雪が溶けかかっているか、春が近くなっているなんて言うこともあります。

雪道の運転で気を付けたいのはなんといってもブラックアイスです。ブラックアイスとは、道路が凍り付いているのだけど、運転しているだけでは氷が見えないので、ブラックアイスを通過する際に車が滑ります。交差点などにブラックアイスが多く、止まりたくても止まれなくて他の車にぶつかってしまう、という事も多くあるようです。

また、除雪車が来る前までは雪で道がデコボコしていたり、雪の塊が道路に落ちていたりします。この雪の塊の上をタイヤが通過すると、滑って車が予想外の方向に曲がってしまうこともあるので、これもまた気を付けたいところです。

雪道を運転する時には、スノータイヤを必ずつけるようにし、車間距離を開け、早めのブレーキを踏むようにします。特に交差点は滑りにくいので要注意です。自分の車がしっかりとスノータイヤをはいていても、他の車がはいていなくてぶつかってくることもあります。信号待ちをして青信号になった時に、発信する前にべつの方向から止まりきれない車が交差点に向かってこないか確認してから出発すると安心です。

今週もまだまだ気温の低い日が続きますが、晴れの日が続くようなので、少しでも雪が溶けることを願っています。

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