【カナダ移住体験談:泥だらけの車】

寒かった気温もようやくあがり、2月の中旬ころからカナダでは暖かい日が続いています。カナダは太陽の光がとても強いので、太陽が出ているだけでもかなり暖かくなります。

春になると、毎年あちこちで雪が溶け、歩く道がどろどろだったり、道路も雪が溶けて大きな水たまりができたりし、あちこち泥だらけになります。

そして、この季節には、とても車が汚くなります。泥水の中を運転して、気づいたら車が泥だらけ、車のナンバーが見えるか見えないかくらいまで汚くなります。しかし、そんな汚い車でも気にせずに運転しているのがカナダ人たち。洗車をしても、運転したらまたすぐに汚れることがわかっているので、ある程度道路が乾くまでは、汚い状態の車を運転する人が多くいます。

日本では、綺麗に洗車された車が走っているのをよく見かけたのですが、カナダでは、泥だらけでも気にせずに運転している車をよく見かけます。また、泥だらけでも気にしないのは自家用車だけではありません。公共のバスも、この季節は特に泥だらけのまま走っています。毎日生活していると、そんな泥だけの車たちにも慣れてしまうのですが、カナダに来たばかりの頃には、バスが汚いのによく驚いていました。

暖かい日がさらに続いて道路が乾いてくると、今度はみんなが一気に洗車するようになります。そのため、ガソリンスタンドの洗車も、今の時期はまだほとんどの人が使っていないのですが、道路が乾いた晴れの日は行列です。晴れて乾いたから車を洗う、考えることはみんな同じなんですね。

そんなカナダで生活すると、車を綺麗にするプレッシャーからは解放されるのですが、あまりにも泥だらけの車を長く運転していると、1度洗車しただけでは汚れが完全に落ちなくなってしまうので、ある程度汚れたら定期的に洗車をするようにしています。夏になれば家の前で車に水をかけて洗車できるのですが、この時期はまだ水も冷たいのでガソリンスタンドの洗車が便利です。

洗車