【カナダ移住体験談】パーティーでのマナー

知っておくと安心!カナダでのパーティーマナー

カナダは日本やアメリカに比べておおらかな人が多く、のんびりとした国民性が特徴です。そんなカナダ生活では、ちょっとしたパーティーに呼ばれることもあるでしょう。カナダでのパーティーのマナーは、誰も口にはしませんが、そんなカナダ人の中でも密かなパーティーのマナーがあります。

マナーを知らずに驚くことのないように、カナダでのパーティーにはどんなマナーがあるのか、見てみましょう。

到着時間

カナダのパーティーの中でも比較的忘れてはいけないのが、到着時間です。日本で誰かと待ち合わせをしたり、集まりなどに呼ばれると、5分前には到着するように行きますよね。しかし、カナダでは、パーティーが始まる5分前に到着すると、ホストする人はまだ準備が整っていないことが多いので、言われた時間よりも少しばかり遅れていくのがマナーです。かといって、大幅に遅れると、どうしたのかと心配されてしまうので、5分程度遅らせて到着するようにするとよいでしょう。

遅れる場合

パーティーに呼ばれたものの、始まる時間までに行くことができないということも時にはありますよね。招待された時にその旨がわかっていれば、出欠席の返事をする際に、どのくらい遅れていくのか前もって伝えておくと安心です。緊急の理由で遅れていく場合でも、メールや電話で一言遅れる旨を伝えておくと、ホストする側も安心です。

欠席の場合

カナダ人の中には、欠席する人は出欠席の連絡をしてこない人もいます。しかし、パーティーをホストする側としては、日本人でもカナダ人でも、出欠席の連絡は欲しいものなのです。万が一出席することができなくても、簡単な理由を伝えて出席することができない旨を伝えるようにしましょう。その際に、”Hope you guys have a great time.”など、自分は出席できないけれど、皆さんで楽しんで下さい、という言葉を付け加えておくと、気持ちよく欠席の旨を伝えることができます。

持ち物

パーティーの持ち物は、パーティーの種類にもよります。例えば、Baby Showerの場合には、赤ちゃんや子育てをしていく中で使うことができるものをギフトとして持っていきます。House Warming Partyの時には、ギフトカードや新居で使うことができる生活用品などを持っていきます。

その他、ポットラックなどの場合には、食事を一品持っていったり、何も言われていなくてもワインを持っていくこともあります。ワインはパーティーのお土産にはよくあるもので、その場で一緒に飲むこともあれば、その日は開けずにホストが取っておくこともあります。

パーティーのお礼

パーティーに誘われた後のお礼は、日本のように形式的なものはありませんが、”Thank you for inviting today, I had a great time. Hope you guys have a great night.”など、招待してくれたことへのお礼の言葉と楽しい時間を過ごすことができたという旨を伝えておくと良いでしょう。次に自分がパーティーを企画している場合には、”Please come to our place next time.”と伝えるのも良いでしょう。

おひらき?

カナダのパーティーには、日本のようなおひらきというものがありません。友達の家などでのパーティーの場合には、自分が帰りたい時間に、ホストに帰る旨を伝えて帰宅します。

ただし、Baby ShowerやBirthday Party、House Warming Partyなどの時には、招待された時点でパーティーの時間が何時までと記載されているので、そういったパーティーの場合には、時間になったら挨拶をして帰るという流れになります。帰宅する際には、必ずホストに挨拶をしましょう。パーティーに行くと、到着した時と帰宅する際にWelcomeとThank youの気持ちを込めてハグをすることもあります。ハグの文化のない日本人には、自分からどのタイミングでハグをしたら良いのかわからないものですが、わからない場合は、相手がハグをしてきた時だけするという方法もあります。カナダ人でも、あまりハグをしない人もいるので、その辺は、その場の雰囲気などに合わせると無難でしょう。