カンボジア移住データ
データ
人口(人) | 面積(㎢) | 年間平均気温(℃) |
---|---|---|
15,830,000 | 181,035 | 28.4(プノンペン) |
年間降水量(mm) | 主要言語 | 日本との時差 |
1,412(プノンペン) | クメール語 | マイナス2時間 |
データ
長期滞在向けビザ | ビザなし滞在 |
---|---|
業務(E)ビザなど | 渡航目的問わずビザが必要 |
データ
日系企業数 | 日本食飲食店数 | 日本人学校(補習校含む) |
---|---|---|
27027位/50 | 12032位/50 | 223位/50 |
データ
GDP(10億USドル) | 1人あたりのGDP(USドル) | 2017年失業率(%) |
---|---|---|
20.16 | 1,277.70 | 1.80 |
※順位は海外移住.com掲載国50ヶ国の順位から算出しています。
戦禍からの復興、躍進を続けるカンボジア
東南アジアのインドシナ半島南部に位置する立憲君主制国家のカンボジア。西はタイ、北はラオス、東はベトナムと国境を接し、1970年にカンボジア王国が倒れてから勃発したカンボジア内戦を経て、1993年に立憲君主制国家として誕生しました。2016年のGDPは約202億ドルで、移住者ランキング50ヵ国中最下位ですが、主要産業である農業、漁業、林業などの第一次産業の他に、近年は観光産業と縫製産業が成長し、海外からの投資も大きな伸びを示しています。また、国民の平均年齢が24歳と若く、経済成長率も世界屈指の7%を維持しています。北西部の都市シェムリアップの北側に位置するクメール王朝時代の遺跡群であるアンコール遺跡が、2004年に世界文化遺産に登録され、世界各国から訪れる観光客を魅了しています。
移住先として人気が高まるわけ
カンボジアで暮らす日本人は約3,000人。世界で32番目に日本人が多く暮らしている国ですが、前年比22.4%増と著しい増加現象にあります。その多くは首都プノンペン、および観光都市シェムリアップに集中し、旅行会社やゲストハウス、日本食レストランに従事しています。物価の安さはもちろん、主食が米で日本人に受け入れやすい食文化であること、ビザの発給要件が比較的緩く簡単に長期査証を取得できることなども大きく影響しているでしょう。
在留邦人に関するデータ
カンボジアの気候
熱帯気候、モンスーン気候帯に属し、季節は5月~10月の雨季と11月~4月の乾季に分かれます。年間の平均気温は20~35℃ですが、最も暑い時期には40℃を超えることもあります。また、降雨量は地域によって差が大きく、年によっても変化が見られます。特に9月と10月はスコールに見舞われることが多く、インフラの整っていないカンボジアで一度に大量の雨が降ると、首都プノンペンであっても道路が冠水することがあります。
プノンペンの気温と降水量
プノンペンの年間気温と降水量は以下の通りです。
平均最高気温(℃) | 平均最低気温(℃) | 降水量(㎜) | 降水日数(日) | |
---|---|---|---|---|
1月 | 31.5 | 21.9 | 25.5 | 3 |
2月 | 32.8 | 23.0 | 11.5 | 2 |
3月 | 34.9 | 24.1 | 58.0 | 5 |
4月 | 34.9 | 25.0 | 101.0 | 9 |
5月 | 34.3 | 25.3 | 111.6 | 16 |
6月 | 33.5 | 25.0 | 177.1 | 17 |
7月 | 32.5 | 24.7 | 195.9 | 20 |
8月 | 32.5 | 24.6 | 172.0 | 21 |
9月 | 32.3 | 24.3 | 248.8 | 20 |
10月 | 31.1 | 23.8 | 318.9 | 24 |
11月 | 29.9 | 22.7 | 135.0 | 12 |
12月 | 30.1 | 21.7 | 80.3 | 5 |
シェムリアップの気温と降水量
シェムリアップの年間気温と降水量は以下の通りです。
平均最高気温(℃) | 平均最低気温(℃) | 降水量(㎜) | 降水日数(日) | |
---|---|---|---|---|
1月 | 32.0 | 19.7 | 0.7 | 1 |
2月 | 33.3 | 20.8 | 3.5 | 2 |
3月 | 34.6 | 26.1 | 28.0 | 4 |
4月 | 35.5 | 25.1 | 61.2 | 8 |
5月 | 35.2 | 25.4 | 175.9 | 17 |
6月 | 33.5 | 24.8 | 221.3 | 20 |
7月 | 32.7 | 24.8 | 236.6 | 22 |
8月 | 32.0 | 25.0 | 151.0 | 19 |
9月 | 32.2 | 24.5 | 276.1 | 21 |
10月 | 31.3 | 23.9 | 248.0 | 21 |
11月 | 30.6 | 22.4 | 81.7 | 10 |
12月 | 31.0 | 20.3 | 10.1 | 3 |
カンボジアの治安
まずは、グラフをご覧下さい。国連の統計局によるカンボジア国内の犯罪データです。イメージを掴みやすくするために日本のデータも併記します。
年 | 殺人件数 | 暴行件数 | 誘拐件数 | 窃盗件数 | 強盗件数 | 性的暴行件数 | |
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カンボジア | 2011 | 1.8 | NR | NR | NR | NR | NR |
日本 | 2014 | 0.3 | 21.0 | 0.2 | 356.2 | 2.4 | 6.8 |
※単位は10万人あたりの人数
データ参照元:国際連合世界統計年鑑 NR=報告・データなし
過去の長期にわたる内戦の結果、国内には手りゅう弾や銃器類が広く出回っており、これらを使用した強盗事件が発生しています。また、都市部や観光地に限らず、地方都市などでもスリや置き引き、ひったくり(特にモトドップ=オートバイタクシーやトゥクトゥク、レンタルバイク・自転車乗車時)、いかさま賭博詐欺など多様な犯罪が発生しており、カンボジアの経済発展に伴い、ビジネスに絡む詐欺事件も報告されるようになっています。さらに内戦時代に埋設された地雷や不発弾が今でも数多く残る危険地域もあるので、現地情勢の把握や最新情報の入手に心がけるとともに、不測の事態に巻き込まれないよう安全対策に努めましょう。
カンボジアと日本を比べてみよう!
日本 | カンボジア | ||
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人口(人) | 126,750,000 | 15,830,000 | 日本のほうが8倍多い |
面積(㎢) | 378,000 | 181,035 | 日本のほうが2.1倍広い |
平均気温(℃) | 16.1(東京) | 28.40 | カンボジアのほうが12.3℃高い |
年間降水量(㎜) | 1,467(東京) | 1,412 | 日本のほうが55㎜多い |
GDP(10億USドル) | 4,934.54 | 20.16 | 日本のほうが244.8倍多い |
1人あたりのGDP(ドル) | 38882.64 | 1,277.70 | 日本のほうが30.4倍多い |
失業率(%) | 2.89 | 1.80 | 日本のほうが1.1%多い |