コロンビア移住

陽気な国民性と美しい自然が溢れる魅惑の国

南米の北西部に位置する共和制国家のコロンビア。東はベネズエラ、南東はブラジル、南はペルー、南西はエクアドル、北西はパナマと国境を接しています。大西洋やカリブ海にも面しており、手つかずの美しい自然が魅力的な国です。首都はボゴタで図書館や大学が多いため、「南米のアテネ」と呼ばれています。南米大陸ではブラジル、メキシコに続く3番目に人口の多い国で、明るく陽気な世話好きが多く、人口の95％以上がキリスト教を信仰しています。

移住者の約半数は永住者

コロンビアで暮らす日本人の数は約1,200人。その半数にあたる約600人は永住者です。日本企業も約90社がコロンビアへ進出しており、首都のボゴタには日本人学校やインターナショナルスクールがあります。年齢別で最も多い世代は60代以上で、次は20歳未満の未成年、20代、30代、40代、50代は同程度です。永住者以外では一般企業関係者が多く、一方で留学生は90人程度と少なめです。

コロンビアの気候

コロンビアは国土が北回帰線と南回帰線の狭間にあり、基本的には熱帯性の気候ですが、アンデス山脈の高度によってエリアの気候は大きく異なります。首都のボゴタは西岸海洋性気候に属し、標高2,600ｍに位置するため、年間の平均気温は14℃前後で安定しており、月によって大きな変動はありません。日本の春もしくは秋のような気候が続き、快適で過ごしやすいでしょう。ただし、1日の寒暖差は激しく、年間200日以上は霧が発生します。

ボゴタの気温と降水量

ボゴタの年間気温と降水量は以下の通りです。

メデジンの気温と降水量

メデジンの年間気温と降水量は以下の通りです。

コロンビアの治安

まずは、グラフをご覧下さい。国連の統計局によるコロンビア国内の犯罪データです。イメージを掴みやすくするために日本のデータも併記します。

※単位は10万人あたりの人数
データ参照元：国際連合世界統計年鑑　NR=報告・データなし

かつては誘拐と殺人発生率が非常に高い国だったコロンビア。しかし治安対策に力を入れ、劇的な改善が見られつつあります。たとえば1990年代には殺人発生件数が10万人あたり77.5人だったものの、2013年には半数以下の32.6人に減少しています。それでも、安全な日本と比べると殺人件数が約109倍、暴行件数が約8倍、強盗が約82倍と高い数字なので「夜の外出は避ける」など日頃から防犯意識を忘れずに慎重な行動を心がけましょう。なお、コロンビアは観光誘致にも力を入れているので、ボゴタ、メデジン、カリなどの大都市やカルタヘナ等の観光地は警備体制が整っており、他の地方と比べると日中なら安全です。