フランス移住データ
データ
人口(人) | 面積(㎢) | 年間平均気温(℃) |
---|---|---|
64,670,000 | 550,000 | 12.4(パリ) |
年間降水量(mm) | 主要言語 | 日本との時差 |
650(パリ) | フランス語 | マイナス8時間、サマータイム中はマイナス7時間 |
データ
長期滞在向けビザ | ビザなし滞在 |
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ビジタービザなど | 観光目的での滞在の場合、あらゆる180日の期間内で最大90日間(シェンゲン協定加盟国) |
データ
日系企業数 | 日本食飲食店数 | 日本人学校(補習校含む) |
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70015位/50 | 3,1705位/50 | 184位/50 |
データ
GDP(10億USドル) | 1人あたりのGDP(USドル) | 2017年失業率(%) |
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2,466.47 | 38,177.86 | 10.04 |
※順位は海外移住.com掲載国50ヶ国の順位から算出しています。
華やかさと歴史に彩られた気品漂う麗しの国
幻想的な香りを漂わせる街の風景
他のヨーロッパ諸国と比べても、高層ビルを目にする機会が少ないフランス。特に華やかな都として知られるパリでは、ビルの高さや建物の設計にも規制が設けられており、気品漂う観光都市として、歴史ある街並みの保護に注力しています。
そのため、どの方向を向いても中世のような風景を楽しむことができ、教会や施設だけではなく、アパートやオフィス、デパートまで外観は歴史を感じられるままにされています。さらに、街灯も昔と変わらないオレンジ色なので、夜になると一層ノスタルジックな雰囲気に包まれ、時と場所を超越した空間を五感で堪能することができます。
在留日本人は約41,600人
フランスで暮らす日本人の数は約41,600人。世界で9番目に日本人が多い国で、2014年から在留者の数は急激に増えています。日本人が多く暮らしている都市は、圧倒的にパリ。よって日本人向けのサービスはパリに集中しています。
フランスで暮らすメリットは沢山ありますが、特に駐在員や就労ビザで働く人にとって、嬉しいポイントがフランスの労働条件。フランスは法律で週の労働時間は35時間までと決められており、フランス人もそれを権利として考えています。よって、週5で換算すると1日7時間労働。それ以上働くと、プライベートの時間を確保できなくなるとして、上司も率先して退社し、誰も咎める人はいません。同様に5週間の有給休暇制度もあり、ほとんどの人が有給休暇を完全に消化します。
仕事をして、休暇を取るのは当たり前。バカンスに行くのだって当たり前。嫌な顔をされる筋合いもなければ、誰にも気遣う必要がありません。このような働き方が浸透している国ゆえに、仕事とプライベートを明確に分けることができ、メリハリのある日常を送ることができるでしょう。
在留邦人に関するデータ
こんな人にオススメ!
フランスのワーホリは自由度が高い!
留学先としても人気のあるフランス。申請条件(18歳以上30歳以下)に当てはまるなら、ワーキングホリデービザがオススメです。
フランスのワーキングホリデービザは、他国と比べても自由度が高く、自分のやりたいことを実現させるためには最適なビザです。また、英語圏ではないため、オーストラリアやカナダと比べると応募者が少ないことも大きな特徴として挙げられます。英語圏の人気国では、ワーホリの受け入れ先に日本人が集中してしまい、その結果、日本人だけで固まってしまうこともあります。フランス語が話せなくても、ワーホリビザに語学力は問われず、今までワーホリでフランスを訪れた方々も大半がフランス語は初心者レベルでした。
さらにフランスのワーホリビザが他国より優れている点は就学期間と就労期間の制限が設けられていないこと。他国では就学は6ヶ月以下など、細かいルールが決められていることも多いですが、フランスならビザの有効期限である1年以内なら、就学も就労も好きなだけできます(ただし労働時間は週に35時間まで)。フランス語を学びながら、初めのうちはフランス語を使わないバイトを探し、フランス語が少しずつ話せるようになったら、今度はフランス語を使う仕事を探すなど、自分のフランス語レベルを考慮して働く先を変えてみることも可能です。
ワーホリでも適用される有給休暇制度
フランスには5週間の有給休暇制度がありますが、実はワーホリでも有給休暇が保障されています。フランスの労働基準では1ヶ月あたり2.5日の有給休暇が保障されており、それはワーホリのような期限付きの雇用でも同様です。他のフランス人と同じように有給休暇を取得する権利があり、実際にワーホリ在住の日本人の多くが、観光旅行を兼ねて、さまざまなフランスの都市巡りを楽しんでいます。
フランスの周辺にも魅力的な国は沢山ありますが、せっかくフランス語を習得しているのなら、やはりオススメはフランス国内の地方旅行。ブルターニュ地方やブルゴーニュ地方など、シードルやワインの名産地とし有名な地方や、バカンスで訪れる人が世界中から集まる南仏、モンサンミッシェルやヴェルサイユ宮殿、さらには無数の美術館や博物館など、世界遺産や文化遺産が多く見どころは尽きません!!
自動車の運転ができなくても大丈夫!充実した交通網
フランスに移住をしている外国人(日本人も含む)を対象に行われたアンケート結果によると、フランスの交通網に不満がある移住者は、たったの5%しかいませんでした。
地方の農村部など壮大でのどかな景色が広がるエリアは除きますが、ほとんどの都市では交通の便が発達しており、バスや電車などで簡単に移動をすることができます。また、地理的にもフランスはヨーロッパのほぼ中心に位置しているため、鉄道や飛行機、長距離バスなどを利用すれば、気軽にリーズナブルな海外旅行を楽しむことが可能です。
なお、LCCも高速鉄道(TGV)も、早めの予約やプロモーションを利用すると、半額以下でチケットを購入することができます。こまめにチェックをしてみましょう。
こんなところに要注意!
意外に多い!スリや置き引きに要注意
美しい景観と歴史を彩る雰囲気から、つい大らかな気持ちになってしまうフランスですが、決して治安が良好とは言えません。殺人などの重大犯罪はそれほど多くありませんが、盗事件や窃盗は毎日のように発生しており、実際に被害対象を日本人だけに限定しても、1年間で約500件の被害が確認されています。
日本からの観光客も多いので、このような数に膨れ上がっていますが、犯罪者にとっては移住者と観光客の区別は付きにくく、油断をしていると誰でもターゲットになってしまいます。最も犯罪が多い都市は、人口と観光客が密集しているパリ。メトロやバスなどの公共交通機関や観光地、または路上でも強盗・窃盗犯罪は起きています。
手口は様々ですが、「声を掛ける」「ぶつかる」など、ターゲットと接触をすることが多いので、たとえ道を尋ねられた時や写真を頼まれた時でも、財布や貴重品からは目を(または肌身から)離さないようにしましょう。
諸手続きには時間が掛かる
週に働く時間が決まっていることや、有給休暇制度が保障されていることも関係しているのか(?)、フランスでは何の手続きにも予想以上の時間が掛かります。特に外国人がフランスで移住をするためには、ビザの申請・延長、滞在許可書の更新、健康保険の手続きなど、役所を通して行うことが沢山ありますが、日本なら、その場あるいは数日で終わるようなことでも、フランスでは1ヶ月以上掛かることも珍しくありません。その一方で提出書類は多く、日本の知人に頼まないとならないような書類も頻繁に発生してしまいます。
また、時間が掛かるから丁寧な仕事ぶりかと言えば、それとこれとは別問題。伝言したことが伝わっていない、メールを送ったのに読んでいない、アポイントは忘れられ、前日と違うことを平気で言う…など、時間だけではなく仕事内容も、ややルーズ。しかし、長く住んでいると、この手の対応にも慣れてしまうので、最初のうちだけ我慢していれば、自然と「こういうものだ」と思えるようになるでしょう。
フランスと日本を比べてみよう!
日本 | フランス | ||
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人口(人) | 126,750,000 | 64,670,000 | 日本のほうが2倍多い |
面積(㎢) | 378,000 | 550,000 | フランスのほうが1.5倍広い |
平均気温(℃) | 16.1(東京) | 12.40 | 日本のほうが3.7℃高い |
年間降水量(㎜) | 1,467(東京) | 650 | 日本のほうが817㎜多い |
GDP(10億USドル) | 4,934.54 | 2,466.47 | 日本のほうが2倍多い |
1人あたりのGDP(ドル) | 38882.64 | 38,177.86 | 日本のほうが1倍多い |
失業率(%) | 2.89 | 10.04 | フランスのほうが7.2%多い |