メキシコ移住

古代遺跡とビーチが人気！メキシコ移住の楽しみ方

北アメリカ南部に位置する連邦共和制国家のメキシコ。北にアメリカ、南東にグアテマラ、ベリーズと国境を接し、西は太平洋、東はメキシコ湾とカリブ海に面します。スペイン語が事実上の公用語として使用されており、総人口は約1億3千万人と、スペイン語圏においては最も人口の多い国です。メキシコ国内には、アステカ文明の遺跡として有名なテオティワカンなど、ユネスコの世界遺産リストに登録された文化遺産や自然遺産が多く存在し、ユカタン半島東北部にあるカリブ海リゾートも人気が高まっています。

留学や赴任による海外移住者が増加

メキシコで暮らす日本人は約11,400人。世界で21番目に日本人が多く暮らしている国ですが、永住者は全体の21.9％にあたる2,500人とやや少なめです。近年は、首都メキシコシティやリゾート地のカンクン、世界遺産都市のプエブラなどへの留学や、アグアスカリエンテスを中心としたメキシコ中央高原都市に集中する日系自動車関連企業への赴任者などが増加傾向にあります。

メキシコの気候

常夏のイメージが強いメキシコですが、国土が広いため気候も地域によって様々です。アメリカとの国境に近い北部やメキシコシティを含む中央高原部は乾燥帯、メキシコ湾沿いや太平洋側は温帯、ビーチリゾートとして世界的に有名なカンクンがあるユカタン半島など南の地域は熱帯気候に属しています。メキシコには雨季（5～10月）と乾季（11～4月）があり、雨季が終わる間際のハリケーンが通過する時期には気温が激しく変動し、一日の気温差が10℃ぐらいになることも珍しくはありません。

メキシコシティの気温と降水量

メキシコシティの年間気温と降水量は以下の通りです。

カンクンの気温と降水量

カンクンの年間気温と降水量は以下の通りです。

メキシコの治安

まずは、グラフをご覧下さい。国連の統計局によるメキシコ国内の犯罪データです。イメージを掴みやすくするために日本のデータも併記します。

※単位は10万人あたりの人数
データ参照元：国際連合世界統計年鑑　NR=報告・データなし

アメリカとの北部国境地帯の治安悪化はマフィア抗争も相まって顕著ですが、首都メキシコシティも失業者の増加に伴って治安の悪化が懸念されており、強盗、窃盗、誘拐、性的暴行、薬物など昼夜を問わずに発生しています。メキシコでは拳銃の携帯は国防省の許可が必要ですが、無許可で拳銃を所持している国民も多く、犯罪のほとんどには拳銃が使用されています。夜間のバスや地下鉄の利用、流しのタクシーは極力避けて、反政府ゲリラやその名を冠した集団が存在している地域には絶対近寄らないようにしましょう。