スウェーデン移住

福祉国家スウェーデン

北ヨーロッパのスカンジナビア半島に位置する立憲君主制国家のスウェーデン。西はノルウェー、北東はフィンランド、南西にカテガット海峡を挟んでデンマークと近接します。首都ストックホルムは北欧を代表する世界都市でバルト海に面します。次世代先進国の社会モデルとして注目される高福祉高負担が定着し、国連が「世界幸福デー」に定めている3月20日に発表された世界幸福度ランキング2017では、51位の日本を遥かに上回る10位にランキングしました。

自然溢れる北欧の国で暮らす

スウェーデンで暮らす日本人は約3,800人で、そのうち永住者が約2,800人と割合的に多く、世界で18番目に日本人永住者が多い国です。日が長く平均気温も27℃前後と快適な夏には自然が豊かな環境で、ハイキングやキャンプ、釣り、トレイルランなどを楽しむことができます。また、ビザの種類によっては、医療費や学費が無料になるなど世界有数の福祉国家の恩恵を受けることも可能です。

スウェーデンの気候

短い春と秋の間に、湿度が低く過ごしやすい夏と長い冬があるスウェーデンの四季。国土の一部が北極圏にあり高緯度ですが、メキシコ湾流の影響を受けて、冬でも同緯度の他地域に比べると比較的穏やかな寒さで、場所によっては冬の北海道よりも温暖です。南北に長い国のため、首都ストックホルムのある南部と北部の内陸部では温度差や日照時間に大きな差があり、オーロラで有名な最北のアビスコではストックホルムと比べて平均気温が5～10℃ほど低くなります。

ストックホルムの気温と降水量

ストックホルムの年間気温と降水量は以下の通りです。

マルメの気温と降水量

マルメの年間気温と降水量は以下の通りです。

スウェーデンの治安

まずは、グラフをご覧下さい。国連の統計局によるスウェーデン国内の犯罪データです。イメージを掴みやすくするために日本のデータも併記します。

※単位は10万人あたりの人数
データ参照元：国際連合世界統計年鑑　NR=報告・データなし

犯罪を未然に防ぎ、治安も安定しているイメージが強いスウェーデン。人々の生活レベルも一般的に高く、社会福祉制度が行き届いた国でもありますが、犯罪は増加傾向にあり、旅行者を狙った置き引きやスリなど窃盗事件が多発しています。犯行グループは年々組織化され、特に夏の観光シーズンになると観光客を狙って他国からも訪れるため、最も注意が必要な時期になります。さらに、以前は少なかった暴力犯罪や性犯罪も増加傾向にあります。一目では旅行者と居住者の区別が付かないため、日頃から防犯意識を忘れないようにしましょう。