台湾移住データ
データ
人口(人) | 面積(㎢) | 年間平均気温(℃) |
---|---|---|
23,520,000 | 36,000 | 23.2(台北) |
年間降水量(mm) | 主要言語 | 日本との時差 |
2,325(台北) | 台湾語 | マイナス1時間 |
データ
長期滞在向けビザ | ビザなし滞在 |
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リタイアメントビザなど | 90日以内 |
データ
日系企業数 | 日本食飲食店数 | 日本人学校(補習校含む) |
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1,15010位/50 | 6,4704位/50 | 414位/50 |
データ
GDP(10億USドル) | 1人あたりのGDP(USドル) | 2017年失業率(%) |
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529.58 | 22,497.00 | 3.92 |
※順位は海外移住.com掲載国50ヶ国の順位から算出しています。
心温まる親日国に広がる懐かしい景色と異国の情緒
日本語を学ぶ若者も多い圧倒的な親日っぷり
とある番組のアンケートで台湾の人々にアンケートを行った結果、98%の人が日本について「大好き」または「好き」と回答したほど、強烈な親日っぷりで知られる台湾。日本人の間でも、その認識は高く、互いに良い印象を抱いている国の一つです。
また、電通の調査によると台湾の18歳~64歳の人で、日本語を勉強している人は約200万人で、日本語学習経験者は約60.4%にもなります。そのうち66%以上の人は、日本人と日本語で話したいと考えており、日本人に対して英語や中国語力をあまり求めていないことも分かります(就労の場合は除く)。そうした背景もあり、台湾では簡単な日本語なら通じる場面が多く、とても温かな気持ちになる瞬間が多いでしょう。
なお、台湾は日本に統治されていた時代がありますが、そのこと自体も「植民地にされていた」とネガティブな感情で受け継がれるのではなく「交通や産業、教育の基盤を整えてくれた」と好意的に受け止められています。現在でも学校の授業で統治時代について学ぶため、多くの若者が日本を尊敬し、憧れを抱いてくれています。そのイメージを損なわないように、振る舞いなどには充分に気を付けましょう。
在留日本人は約22,000人
台湾で暮らす日本人は、およそ22,000人。2012年の統計では15,000人程度だったので、飛躍的に増えていることが分かります。
一方で永住者は約2,400人と少なく、台湾に住む日本人の大半が駐在員や留学生、退職者などの長期滞在者になっています。永住権の申請は、就労ビザや配偶者ビザなど、台湾でビザを取得してから5年以上が経過し、その5年間は毎年6ヶ月以上、台湾に滞在していることも条件として挙げられています。また、5年間は同じビザ番号でなければなりません。
また、永住ビザを取得後は正式な理由がなければ、年間で約6ヶ月(183日)以上は台湾に滞在しないといけないルールがあり、許可のない状態で出国し、台湾での居住が年間183日以下になると、永住ビザは失効してしまいます。さらに、申請期間にも制限があり、永住ビザ申請の権利が発生してから、原則として2年以内に申請手続きを行わなければ、権利自体が無効になるので注意しましょう。なお、ルールは頻繁に変わることも予想されるため、必ず移民局などに問い合わせてください。
在留邦人に関するデータ
こんな人にオススメ!
ノスタルジックな景色に魅了されたい!
台湾には情緒あふれるノスタルジックな雰囲気を味わえる場所が沢山あります。例えば観光の定番となっている九份。さまざまな映画の舞台になっていると言われており、懐かしさを感じる古い建物と提灯が灯る夕暮れ時の風情は圧巻です。台北からも日帰りで行ける距離なので、連日(特に夕方以降は)多くの観光客が詰めかけていますが、時間に限りのある観光旅行では朝や日中の穏やかな雰囲気を楽しめないことが多く、時間を気にせず、ゆったりと楽しめることは台湾生活を送る方だけの特権とも言えるでしょう。
また、台北郊外にある新北市の平渓エリアも注目を集めています。夜空に舞い上がる幻想的なランタンや線路脇に並ぶ数々の商店など、日常生活の慌ただしさから開放される癒しの街として大人気です。さらに白い砂浜が美しい、台湾のビーチリゾート・墾丁や高雄あるいは嘉義から船で行くこともできる澎湖諸島など、台湾には異なる雰囲気を醸し出すエリアが幾つもあります。
台湾は食事が合うから大丈夫
台湾は言わずと知れたグルメ大国。その背景として、四方を取り囲む海や南北に縦走している山々など、決して広大とは言えない面積にもかかわらず、豊かな自然条件が揃っていることが挙げられます。新鮮な素材をふんだんに使った台湾料理は、福建料理の要素を独自にアレンジしながら発展を遂げ、その深い味わいは日本人にも非常に合うと言われ、飲食店だけではなく夜市でも多くの日本人が現地の味を堪能しています。
また、台湾には日本食の飲食店や日本人にも馴染みのあるハンバーガーショップが多いため、台湾料理に飽きても心配いりません。さらに、台北などの主要都市では日本の調味料が気軽に購入できるので、キッチンが付いている物件なら自炊も可能です。ただし、屋台が充実している台湾では外食文化が根付いているため、キッチンが付いていない物件も珍しくありません。自炊をしたい方は物件選びの際に必ずキッチンの有無を確認しましょう。
深夜さえ避ければ治安は安定
台湾の治安は諸外国の中でも非常に安定しています。ただし、スリや置き引きなどの軽犯罪が多いので、貴重品や身の回り品の管理には注意が必要です。
気を付けたいのは、やはり夜。たとえば多くの人で賑わう夜市では、人と人とが触れ合うほど混雑しており、スリにとっては仕事がしやすい環境でしょう。また、台湾は観光客も多いので夜遅くまで人通りはありますが、深夜0時を回ると極端に少なくなり、今度はひったくり犯が出没します。犯罪の多くが深夜帯に集中しているので、たとえ台湾での生活に慣れても、なるべく深夜の外出は控えるようにしましょう。
一方、東南アジアやヨーロッパで頻発しているテロ事件や、アメリカで度々起きてしまう銃を使った事件、中国や韓国で目にする反日デモなどは、ほとんどありません。
こんなところに要注意!
台風への備え
日本と同じく台湾は台風の直撃が度々あります。2017年7月には2日連続で異なる台風が直撃し、道路の冠水や100人以上のケガ、60万世帯の停電など大きな被害を出しました。
台湾に上陸する台風の数は、平均すると年間5~6回。その影響を受けて飛行機が欠航することも珍しくありません。また、台風の威力によっては被害が出ないこともありますが、大型の台風になると大きな木が根こそぎ倒れることや看板が吹き飛ぶこともあり、ひどい時には広範囲に及んで停電となるため、警戒や備えが必要です。
あらかじめニュースやネットで台風の情報を把握し、停電の心配がある場合は、いざと言う時に外部と連絡が取れるように、あらかじめ携帯電話などを充電しておきましょう。数日分の水や食料も確保しておくと安心です。台風が通過した後でも、看板や外壁、屋根や木などが落下する恐れがあるので、必最最低限の外出に留め、山間部や河川などには近寄らないようにしましょう。
なお、同じく備えが必要な自然災害として、台湾には地震もあります。
南国なのに寒波?
沖縄よりも南に位置する台湾でも、ごく稀に激しい寒波が訪れる時があります。記録的な寒波が台湾を襲ったのは2017年2月。そもそも、冷房設備はあっても暖房設備に乏しい台湾では、低体温が原因とみられる症状で100人以上の死者が出ました。
実は前年の2016年1月にも台湾を寒波が襲い、心筋梗塞などの突然死で、60人以上が亡くなっています。寒波が訪れると学校は休校になり、山間部では大雪のために道路が封鎖され、身動きが取れなくなるので、外出の予定がある場合は充分に注意をしましょう。
とは言え、日本人の感覚では死者が出るほどとは思えない気温で、寒波による最低気温は5~6℃程度。あまり心配する気温には感じませんが、温暖な気候に身体が慣れてしまうと、急激な気温低下は想像以上に身体に堪えます。特に高齢者や心血管疾患を抱える人は「使うことはないだろう」と思っていても、防寒対策の用意をしておいた方が良いでしょう。
台湾と日本を比べてみよう!
日本 | 台湾 | ||
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人口(人) | 126,750,000 | 23,520,000 | 日本のほうが5.4倍多い |
面積(㎢) | 378,000 | 36,000 | 日本のほうが10.5倍広い |
平均気温(℃) | 16.1(東京) | 23.20 | 台湾のほうが7.1℃高い |
年間降水量(㎜) | 1,467(東京) | 2,325 | 台湾のほうが858㎜多い |
GDP(10億USドル) | 4,934.54 | 529.58 | 日本のほうが9.3倍多い |
1人あたりのGDP(ドル) | 38882.64 | 22,497.00 | 日本のほうが1.7倍多い |
失業率(%) | 2.89 | 3.92 | 台湾のほうが1%多い |