ミャンマー移住データ
データ
人口(人) | 面積(㎢) | 年間平均気温(℃) |
---|---|---|
54,360,000 | 678,500 | 27.4(ヤンゴン) |
年間降水量(mm) | 主要言語 | 日本との時差 |
2,681(ヤンゴン) | ビルマ語、少数民族はそれぞれ独自の言語を持っている | マイナス2.5時間 |
データ
長期滞在向けビザ | ビザなし滞在 |
---|---|
就労ビザなど | 渡航目的問わずビザが必要 |
データ
日系企業数 | 日本食飲食店数 | 日本人学校(補習校含む) |
---|---|---|
40020位/50 | 9034位/50 | 135位/50 |
データ
GDP(10億USドル) | 1人あたりのGDP(USドル) | 2017年失業率(%) |
---|---|---|
64.37 | 1,231.8 | 4.00 |
※順位は海外移住.com掲載国50ヶ国の順位から算出しています。
軍政からの歴史的な政権交代
東南アジアのインドシナ半島西部に位置する共和制国家のミャンマー。南西はベンガル湾、南はアンダマン海に面し、南東はタイ、東はラオス、北東と北は中国、北西はインド、西はバングラデシュと国境を接します。人口の6割をビルマ族が占め、他に、カレン族、カチン族、カヤー族など多くの少数民族が暮らす多民族国家です。1989年6月に軍事政権が国名の英語表記をミャンマーに改めましたが(ビルマ語での国名は以前のまま)、「ミャンマー」表記を採用しているASEAN諸国、日本、インド、中国、ドイツ政府に対し、名称変更を認めていないアメリカ合衆国、イギリス、オーストラリア政府などは「ビルマ」表記とし、EUは依然両表記を併記しています。その後、2015年11月に民政復帰後初めてとなる総選挙が実施され、国民民主連盟(NLD)が圧勝し、党首のアウン・サン・スー・チーが国家顧問、外務大臣、大統領府大臣を兼任して新政権の実権を握り、「事実上のスー・チー政権」と評されています。
「ラストフロンティア」ミャンマーに眠るビジネスチャンス
ミャンマーで暮らす日本人は2016年時点で前年比30.3%増の約2,300人。日本企業数も約400社と前年比14.7%増と進出が進んでおり、ここ5年での伸び率は1位となっています。首都は2006年にヤンゴンからネピドーに遷都されましたが、政治機能だけが切り出されたため、現在でもヤンゴンがミャンマー最大の商業都市として機能しており、不動産会社、人材紹介会社、日系企業の進出支援、現地原石を基調としたアクセサリー製造および販売などに従事する日本人が多く暮らしています。他のアジアの国に比べ社会システムやインフラの整備が遅れているミャンマーに対して「アジアのラストフロンティア」と位置づけ、多くの企業が注目しており、今後ますます日本人移住者が増える見込みです。
在留邦人に関するデータ
ミャンマーの気候
国土の大半が熱帯または亜熱帯に属しますが、南北に長い地形で、海岸線から標高5,881メートルのカカボラジ山まで起伏に富んでいるため、場所によって気温や降水量に地域差があることが大きな特徴です。ヤンゴンにも近いベンガル湾やアンダマン海の沿海部は年間降水量が5,000mmを越える多雨地域で、典型的な熱帯モンスーン気候になります。一方、ミャンマー第2の都市マンダレーやアジア三大仏教遺跡があるバガンが位置する内陸部は熱帯サバンナ気候で、年間降水量が1,000mmを下回る地域もあります。また、シャン州、カチン州やチン州の山岳地帯では最寒月の平均気温が18℃を下回る地域もあり、温暖冬期少雨気候に分類されます。
ネピドーの気温と降水量
ネピドーの年間気温と降水量は以下の通りです。
平均最高気温(℃) | 平均最低気温(℃) | 降水量(㎜) | 降水日数(日) | |
---|---|---|---|---|
1月 | 30.8 | 14.1 | 2.1 | 0 |
2月 | 33.2 | 16.3 | 5.8 | 0 |
3月 | 35.9 | 20.1 | 4.2 | 0 |
4月 | 37.6 | 23.7 | 29.6 | 0 |
5月 | 35.5 | 24.5 | 147.6 | 1 |
6月 | 32.3 | 24.1 | 184.7 | 1 |
7月 | 31.1 | 23.8 | 213.2 | 1 |
8月 | 31.1 | 24.0 | 256.5 | 1 |
9月 | 32.1 | 23.7 | 174.9 | 1 |
10月 | 32.7 | 23.3 | 123.7 | 1 |
11月 | 31.4 | 20.0 | 39.6 | 0 |
12月 | 29.9 | 15.6 | 6.9 | 0 |
ヤンゴンの気温と降水量
ヤンゴンの年間気温と降水量は以下の通りです。
平均最高気温(℃) | 平均最低気温(℃) | 降水量(㎜) | 降水日数(日) | |
---|---|---|---|---|
1月 | 32.2 | 17.9 | 5.0 | 0 |
2月 | 34.5 | 19.3 | 2.0 | 0 |
3月 | 36.0 | 21.6 | 7.0 | 0 |
4月 | 37.0 | 24.3 | 15.0 | 2 |
5月 | 33.4 | 25.0 | 303.0 | 13 |
6月 | 30.2 | 24.5 | 547.0 | 25 |
7月 | 29.7 | 24.1 | 559.0 | 26 |
8月 | 29.6 | 24.1 | 602.0 | 26 |
9月 | 30.4 | 24.2 | 368.0 | 20 |
10月 | 31.5 | 24.2 | 206.0 | 12 |
11月 | 32.0 | 22.4 | 60.0 | 5 |
12月 | 31.5 | 19.0 | 7.0 | 0 |
ミャンマーの治安
まずは、グラフをご覧下さい。国連の統計局によるミャンマー国内の犯罪データです。イメージを掴みやすくするために日本のデータも併記します。
年 | 殺人件数 | 暴行件数 | 誘拐件数 | 窃盗件数 | 強盗件数 | 性的暴行件数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ミャンマー | 2012 | 2.5 | 4.4 | 0.1 | 4.4 | 0.0 | 0.5 |
日本 | 2014 | 0.3 | 21.0 | 0.2 | 356.2 | 2.4 | 6.8 |
※単位は10万人あたりの人数
データ参照元:国際連合世界統計年鑑 NR=報告・データなし
ここ数年、犯罪情勢が悪化傾向にあると言われるミャンマー。窃盗などの犯罪が増加傾向にあり、特定の地域では、警察官不足を心配する声が上がっています。特に気をつけたいのがタクシーの乗車。ヤンゴン地域では、ドライバーや後部座席およびトランクに身を潜めていた仲間による殺人や強盗事件、乗車時に提示された金額と降車時の請求金額が大幅に違う「ぼったくり」などが発生しています。このため、駐在員や家族に運転手付きの車を与え、トラブルを回避するなど対策を立てている日本企業も少なくありません。また、道端の野犬が時に群れをなして、人に吠えかかって襲ってくることもあります。噛まれたらケガだけでなく、狂犬病に感染するリスクもあるので気を付けましょう。
ミャンマーと日本を比べてみよう!
日本 | ミャンマー | ||
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人口(人) | 126,750,000 | 54,360,000 | 日本のほうが2.3倍多い |
面積(㎢) | 378,000 | 678,500 | ミャンマーのほうが1.8倍広い |
平均気温(℃) | 16.1(東京) | 27.40 | ミャンマーのほうが11.3℃高い |
年間降水量(㎜) | 1,467(東京) | 2,681 | ミャンマーのほうが1214㎜多い |
GDP(10億USドル) | 4,934.54 | 64.37 | 日本のほうが76.7倍多い |
1人あたりのGDP(ドル) | 38882.64 | 1,231.80 | 日本のほうが31.6倍多い |
失業率(%) | 2.89 | 4.00 | ミャンマーのほうが1.1%多い |