ノルウェー移住

海と緑が織り成す美しい国

北ヨーロッパのスカンジナビア半島西岸に位置する立憲君主制国家のノルウェー王国。東にスウェーデン、ロシア、フィンランドと国境を接しており、首都は湾岸都市のオスロです。南北に細長い国土で多くのフィヨルドが発達する美しい海岸線と豊かな緑が特徴的な国で、福祉国家としても知られています。OECDによる人生満足度ではスイスに次いで世界第2位、他にも1人あたりのGDPや平均寿命、就学率、成人識字率、男女平等など多くの分野で世界トップクラスの国として知られています。

在留邦人は約1,100人

ノルウェーで暮らす日本人は約1,100人で、そのうちの半数弱にあたる約500人が永住者です。ノルウェーの公用語はノルウェー語ですが、英語もかなり通じるので、駐在員や留学生などの長期滞在者は英語だけでも困ることはないでしょう。また、あまり多くありませんが日本からの留学生も約220人います。学生ビザでも週に20時間までなら労働が許可されており、物価の高いノルウェーにおいて生活費の一部を稼げることは非常に大きな魅力です。なお、2013年からは日本とのワーホリも開始されています。

ノルウェーの気候

映画「アナと雪の女王」の舞台となった北欧の国だけに、厳しい寒さを思い浮かべる方が多いでしょうが、実は北極圏を除くとメキシコ湾流の恩恵で緯度のわりには穏やかな冬を迎えます。四季は明確で3月下旬頃から春。天候は不安定で肌寒く感じる日もあります。6月頃から白夜のシーズンに突入し、日は長くなり日中は半袖でも過ごすことができます。しかし、8月中旬には冷たい風が吹き、9月に秋を迎えると10月後半～11月上旬には初雪を観測し、12月には本格的な冬が到来します。曇りの日が多く、気温もグッと下がりますが、湿度が低いため実際の気温ほど寒くは感じません。

オスロの気温と降水量

オスロの年間気温と降水量は以下の通りです。

ベルゲンの気温と降水量

ベルゲンの年間気温と降水量は以下の通りです。

ノルウェーの治安

まずは、グラフをご覧下さい。国連の統計局によるノルウェー国内の犯罪データです。イメージを掴みやすくするために日本のデータも併記します。

※単位は10万人あたりの人数
データ参照元：国際連合世界統計年鑑　NR=報告・データなし

ノルウェーの治安は良好で、一般的な犯罪も減少傾向にあります。殺人件数や暴行件数の発生率はヨーロッパの中でも、かなり低く安全な国と言えますが、スリや置き引きなどの窃盗犯罪は日本の6倍以上も起きているので、公共交通機関の車内や駅など人が集まる場所では貴重品の管理に気を付けましょう。また、首都のオスロ中央駅周辺に関しては治安が良いとは言えず、特に夜間は危険なので深夜の一人歩きは、極力避けるようにしましょう。