ポーランド移住

訪れる街が様々な顔を持つ個性豊かな国

中央ヨーロッパに位置する共和制国家のポーランド。北はバルト海に面し、北東はロシアとリトアニア、東はベラルーシとウクライナ、南はチェコとスロバキア、西はドイツと国境を接します。首都は発展著しいワルシャワ。ポーランドには14の世界遺産が点在しており、訪れる街によって異なる特徴があります。歴史と近代文化が融合するワルシャワ、昔からの面影が色濃く残るクラクフ、250体以上の小人の像が街に設置されているヴロツワフなど個性豊かな都市が多く、移住後に国内を巡ることが大きな楽しみになるでしょう。

本格的な日本食レストランが急増中！

ポーランドで暮らす日本人の数は約1,500人。日系企業が約290社も進出しているので、日本からの駐在員が多く、日本食レストランも充実しています。ポーランドでは日本食が一過性のブームではなくブランドとして定着しつつあるため、日本人が経営する本格的な和食店も増えています。日本食＝寿司だけではなく、うどんやラーメン、おにぎり、お好み焼きなど今までポーランドになかった日本食の店舗が増えており、ますます多様化することが予想されています。

ポーランドの気候

ポーランドの北部や西部は、穏やかな海洋性の気候なので、冬の寒さは厳しくなく夏は湿度が高くなります。一方、東部は大陸性の気候なので、冬の寒さが厳しく夏は暑く乾燥した日が続きます。四季の移ろいは緩やかですが、何よりもポーランドで注意したいことは天候が変わりやすいこと。上空で海からの湿った空気と大陸奥地から吹き込む乾燥した空気が激しくぶつかるため、過去には1日のうちで気温が28℃も違ったことさえあります。なお、年間の60％以上は空が雲に覆われていますが、降水量はあまり多くありません。

ワルシャワの気温と降水量

ワルシャワの年間気温と降水量は以下の通りです。

クラクフの気温と降水量

クラクフの年間気温と降水量は以下の通りです。

ポーランドの治安

まずは、グラフをご覧下さい。国連の統計局によるポーランド国内の犯罪データです。イメージを掴みやすくするために日本のデータも併記します。

※単位は10万人あたりの人数
データ参照元：国際連合世界統計年鑑　NR=報告・データなし

ポーランドの治安は2003年以降、改善傾向にあります。犯罪の特徴としては窃盗や強盗など金品目的の犯罪が大部分を占め、逆に暴行事件の発生率は日本よりも低い状況です。近年は薬物の摘発やクレジットカード、インターネットを利用した詐欺や窃盗が増えています。全体的に日本より犯罪発生率は若干高いものの、ヨーロッパの主要国と比べると低く、治安は安定していると言えるでしょう。ただし、首都のワルシャワやクラクフなど大都市においては、犯罪発生件数が多いので、特に人の集まる駅や広場では防犯対策が必要です。