スイス移住

国際社会で独自の存在感を示すスイス

ヨーロッパにある連邦共和制国家で永世中立国のスイス。国土の約6割をアルプスが占める自然豊かな国で、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語の４か国語が公用語に指定されています。旧市街が世界遺産に豊禄されている首都ベルン、スイスの金融センターとして発展してきたチューリッヒ、WHO世界保健機関や国連欧州本部をはじめ多数の国際機関の本部が置かれているジュネーヴなど、世界有数の都市が林立し、一人当たりのGDP（2016年）は約80,346ドルで世界第1位と、経済的に豊かな国としても有名です。

魅力に溢れ暮らしやすいスイスの都市

スイスで暮らす日本人は約10,600人で、世界で22番目に多く、そのうちの50％にあたる約5,300人は永住者です。アルプスの大自然に囲まれながら、チューリッヒやジュネーヴといった大都市では交通機関も整備され、生活に不便を感じません。また、世界一物価が高い国と言われていますが、日本に比べ所得税率が低く、手厚い社会保障のセイフティーネットが敷かれているなど、生活満足度が高い国です。

スイスの気候

スイスには日本と同じく四季があり、それぞれの季節で趣のある景観を楽しむことができます。国土の約6割が山岳地帯で、起伏に富んだ地形のため、地域や標高により気候が異なり、12月初旬から3月にかけては気温が低下し、アルプス山脈やジュラ山脈の標高の高い地域、特に氷河があるような場所では、より厳しい寒さになります。一方、首都ベルンやチューリッヒ、ジュネーブなどは冬も穏やかで夏は涼しいので、年間を通して過ごしやすいでしょう。それでも昼夜、天候による一日の気温差は日本よりも大きいので体調管理には注意が必要です。

ジュネーブの気温と降水量

ジュネーブの年間気温と降水量は以下の通りです。

チューリッヒの気温と降水量

チューリッヒの年間気温と降水量は以下の通りです。

スイスの治安

まずは、グラフをご覧下さい。国連の統計局によるスイス国内の犯罪データです。イメージを掴みやすくするために日本のデータも併記します。

※単位は10万人あたりの人数
データ参照元：国際連合世界統計年鑑　NR=報告・データなし

スイスは犯罪発生率が低く、治安の良い国と一般的に思われていますが、不法移民や若年失業者も多いジュネーブ市においては、窃盗事件が急増しており、夜間に限らず日中でも、個人またはグループによるスリやひったくりなどの犯罪が報告されています。日頃より身の回りの安全に気をつけて行動しましょう。