物件探しの注意点

ベトナムの風景

ベトナムでの部屋探しはインターネットあるいは不動産会社を利用する方法が一般的です。インターネットを利用すると不動産会社の情報だけではなく、大家さんと直接契約をすることもできますが、その場合はベトナム語での契約になるので、ベトナム語ができない場合は、現地の知人に協力をしてもらうか、通訳を依頼しなければなりません。また、日本とは細かいルールが違うこともあるので、初めてベトナムで物件を借りるなら、日系または日本語が通じる不動産屋さんを介した方が確実でしょう。

契約までの基本的な流れは日本と同じで、問い合わせをして内見を行い、それから契約手続きに入ります。デポジットの金額などは大家さんによって異なりますが、家賃の2ヶ月分が一般的です。また、家賃の相場は、同じ都市内であっても、建物のグレードやサービス内容、間取り、立地、窓の有無などによって、かなり開きがあります。たとえば日本人が多いホーチミンでは安ければ100ドル程度(ローカルアパートやルームシェア)で見つかることもあり、一方、高ければ4,000ドル以上(コンドミニアムやサービスアパート)の物件も多く存在します。

なお、物件を決める際は周辺の環境をチェックし、可能であれば昼間だけではなく夕方以降も確認しましょう。特に人通りが極端に少ない道や暗い路地を歩かねばならない物件の周辺は、ひったくりに遭う確率が高まるので避けた方が賢明です。

マンション、アパート、コンドミニアムに住む

ベトナムのコンドミニアム

日本と同じ共同タイプの物件で、予算や人数に応じて幅広い物件が揃っています。高級マンション(コンドミニアム)は設備が充実しており、住人専用のプールやジムなどがあります。また、警備も万全なので、セキュリティの面でも安心して過ごすことができるでしょう。

ローカルのアパートは、よりベトナムらしい生活に浸ることができ、家賃もリーズナブルですが、外国人への貸し出しを行っていない物件も多いので、やや見つけにくいかもしれません。セキュリティ面や水回りの衛生面など不安な点もあるので、ベトナム生活に慣れていない方にはハードルが高いでしょう。なお、アパートはエアコン有りとエアコン無しの物件があります。

サービスアパートに住む

サービスアパート

通常のマンションやコンドミニアの物件により、やや規模は小さめですが、光熱費や掃除・洗濯、リネン交換などのサービスが家賃に含まれているアパートをサービスアパートメントと言います。ホテルのように滞在することができ、物件によってはプールやジムが付いていることもあります。セキュリティ面でも安心できるので、駐在員の方に人気があるタイプです。

一軒家に住む

ヴィラ物件

一軒家は庭やプールのある豪華なヴィラ物件と一般的な戸建てタイプがあります。ヴィラの方が家賃は高いですが、隣家の距離または仕切りがあるため、よりプライバシーが保てます。ただし、どちらのタイプもセキュリティ面で不安が残るのでガードマンなどを雇う方も多く、また、害虫駆除なども定期的に行うため、出費は嵩む傾向にあります。

一軒家を利用したシェアハウスも人気があります。特に学生や若い世代が利用しており、ベトナム人だけではなく、日本人を含む外国人と一緒に生活を送ることで、より充実した時間が過ごせると好評です。

日本人向けの不動産会社を利用する

ベトナムには現地での物件探しをサポートしてくれる日系の不動産会社や日本人向けの不動産会社が沢山あります。その多くがハノイやホーチミンに集中していますが、日本語での契約や契約中の物件トラブルに対応をしてくれるため、非常に心強い存在です。また、不動産会社によっては、害虫駆除や警備員の雇用、ウォッシュレット付きトイレの手配など、生活面でも手厚くサポートをしてくれます。

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