日本人学校も多数!中国の日本人向け教育

中国の日本人学校

中国では外国人の子供に対して就学の義務が課せられていませんが、数多くの日本人学校があります。

なかでも上海には虹橋校と浦東校の2校があり、小学部・中学部・高等部が存在します。虹橋校は小学部のみですが、浦東校には小学部・中学部・高等部が設置されており、高等部は世界各地にある日本人学校の中で初めての日本人高等学校になっています。また、高等部には法政大学、関西学院大学、芝浦工業大学、上智大学、東京理科大学、同志社大学、立教大学、中京大学、南山大学、日本体育大学などによる「上海高等部協力大学会議」が設立され、授業運営や教育の支援が行われています。

以下、現時点で確認できる日本人学校です。
◆上海日本人学校(虹橋校・浦東校)
◆広州日本人学校
◆杭州日本人学校
◆深セン日本人学校
◆蘇州日本人学校
◆大連日本人学校
◆北京日本人学校
◆青島日本人学校
◆天津日本人学校
◆香港日本人学校

その他、中国には週末や平日の放課後に通って日本語などの学習をする補習授業校もあります。

以下、現時点で確認できる補習授業学校です。
◆深セン補習授業校
◆瀋陽補習授業校
◆南京補習授業校
◆寧波補習授業校
◆成都補習授業校
◆無錫補習授業校
◆香港補習授業校
◆珠海補習授業校

現地の学校へ入学

中国の教育概念は以下の通りです。

義務教育期間 6歳~15歳(小学1年生~初級中学3年生)
就学年齢 8月31日までに満6歳になる者は9月1日に義務教育の第1学年に入学
年度 9月1日~7月中旬
学期 2学期制
小学校 6年間
中学校 3年間
高校 4年間
大学 4年間

一般的には小学6年、中学3年、高校3年、大学4年と日本と変わらない学校制度ですが、一部の地域では小学5年、中学4年、高校3年、大学4年の学校制度を設けていることもあります。義務教育期間は日本と同じ9年間で、土日は休日の完全5日制です。また、以前は外国人の子供が入学できる学校は限られていたものの、現在は複数の現地校で受け入れを行っており、中国人の生徒とは別の国際部で授業を受けています。各教科は日本とほぼ同等で各種活動もありますが、現地校のため使用言語は中国語になります。

インターナショナルスクールへ入学

国際感覚を身に付けることができると日本でも人気の高いインターナショナルスクール。中国にも、数多くのインターナショナルスクールが存在します。

現時点で確認できるインターナショナルスクールは全部で59校。都市毎の数は以下の通りです。
◇広州 4校
◇杭州 1校
◇上海 11校
◇深セン 2校
◇瀋陽 1校
◇蘇州 2校
◇大連 4校
◇重慶 2校
◇青島 6校
◇天津 3校
◇南京 1校
◇北京 12校
◇無錫 3校
◇延吉 1校
◇煙台 1校
◇昆明 2校
◇成都 1校
◇長春 1校
◇武漢 1校

インターナショナルスクールを検討している方への注意点

インターナショナルスクールは、学校によって特色が異なり、日本人スタッフや日本人教師が在籍している学校もあれば、第二外国語として中国やアラビア語を教える学校もあります。また、スクールバスの有無や給食についても学校によって異なるので、下見の際には細かい点まで確認を怠らないようにしましょう。

中国へ留学

中国の学校

今まで語学留学と言えば英語が定番でしたが、近年は中国語を学ぶために中国へ留学する学生も増えています。一般的な中国留学は大学の中国語コースへ通学し、約4ヶ月半で一区切りになっている留学生を対象とした授業を受けます。なかには、1週間程度の短期留学に対応している学校もあり、マンツーマンでの授業を受けることもできます。なお、15日以上の滞在になる方は、忘れずに学生ビザを取得しましょう。

また、こうした流れは学生に限らず、社会人にも見られます。社会人の留学は学生とは異なり、夏休みやゴールデンウィークなどの大型連休(5日~1週間程度)を利用した短期集中型がメインで、多くの留学エージェントでは宿泊や航空券をセットにした特別プランを用意しています。基礎クラスの他に、ビジネス会話や対話重視など、様々なプランが用意されていることもありますが、期間が短いことを念頭に置き、自分の中国語力に合ったクラスを選択した方が、より充実した時間になります。

初めての中国留学あるいは短期間での留学なら、交通の便や都市の規模など利便性に長けた場所を選ぶと良いでしょう。長期の留学を希望するなら、留学後も見据えた都市を選ぶと、就職情報なども入手しやすいと言われています。人気がある都市は上海、北京、広州の他に、歴史の街と言われる西安、日系企業の多い大連などがあります。しかし、気候や食べ物、さらには地域の人の特性や予算など、都市によって大きく異なる点が多いので、エージェントと相談もしくは実際に足を運んでみるなど、最適な都市を見極めることが大切なポイントの一つとなるでしょう。

中国語留学にも最低限の英語力は必要!

中国語の授業は、当然ながら中国語で進められます。中国語を中国語で学ぶため、中国語ばかりの環境に身を置くことになり、必然的に学習意欲は高まるでしょうが、まったくの初心者では授業内容の意味が分からないまま時間だけが進んでしまうことも多々あります。質問をしたくても中国語は話せず、日本語も通じない状況で、また、グループの授業では様々な国から生徒が集まっているため、中国語以外で交わされる言語と言えば英語になってしまい、最低限の英語力がなければ、日本人以外のクラスメイトとコミュニケーションも図れません。

よって、日本人だけが固まってしまい、中国語の習得に遅れや甘えが出てしまいます。それでも、現地でしか学ぶことのできないこと、現地でしか体験できないことが数多くあり、留学が価値観や考え方を無限に広げるチャンスであることに変わりはありません。その時間を最大限に活かすためにも、基本的な英語(または基本的な中国語)だけはマスターしてから行きましょう!

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