韓国の学校

日本人学校はソウルと釜山に

韓国では外国人の子供に対して就学の義務が課せられていませんが、ソウルと釜山には日本人学校があります。

ソウルの日本人学校は、幼稚部・小学部・中学部とあり、生徒の大半は駐在員の子女になっています。また、通学バスがあるため、市内各地域から通学をしています。教職員に関しては日本政府が派遣する教員と学校運営委員会が採用した現地採用教職員で構成されており、小学・中学では週1時間の韓国語クラスが設けられており、日本のカリキュラムだけではなく韓国語を学ぶことができます。また、幼稚部～中学では、週1時間の英会話クラスが設けられるなど、海外校ならではの特色に溢れています。

釜山日本人学校は小学・中学部のみで、400名以上の生徒数を誇るソウル日本人学校に比べて、生徒数が30名程度と小規模ですが、韓国の大学や現地校、インター校および釜山広域市の友好都市である福岡市や下関市との交流を推進するなど、視野の広い育成を図るために多くの交流が持たれています。また、ソウル日本人学校と同様に韓国語と英語の学習が充実しています。

なお、韓国では他国にあるような補習授業校はありませんが、日本語で勉強を教えてくれる学習塾や家庭教師（オンライン含む）もあるため、お子さんの教育には困らないでしょう。

現地の学校へ入学

韓国の教育概念は以下の通りです。

義務教育期間	6歳～15歳
就学年齢	児童が満６歳になる日が属している年の翌年の3月1日に小学校に入学
年度	3月1日～2月末日
学期	2学期制
小学校	6年間
中学校	3年間
高校	3年間
大学	4年間

韓国の学校は日本と同じ、小学6年間、中学3年間、高校3年間、大学4年間の制度です。また、韓国では伝統的に学歴を重んじる傾向が強く、過度な受験競争が社会問題にもなっています。大学進学率は70％を超え（日本は54.7％）、国際学力調査においては世界でも上位の成績をおさめていますが、日本人の子女が現地校に通うケースは、あまり多くありません。

インターナショナルスクールへ入学

国際感覚を身に付けることができるため、日本でも人気の高いインターナショナルスクール。韓国にも、インターナショナルスクールは存在していますが、あまり数は多くなく、現時点で確認できるインターナショナルスクールはソウルに3校、釜山に2校、済州に2校のみとなっています。

インターナショナルスクールに通う日本人生徒は少なくありませんが、全ての授業が英語で行われるため、小学校高学年以上の生徒については充分な英語力が不可欠とされています。

インターナショナルスクールを検討している方への注意点

インターナショナルスクールは学校によって特徴が異なります。例えば、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、チリなど、様々な国から教師が集まっている学校では、英語や韓国語の他にスペイン語の授業が設けられていることもあります。また、提出書類も入学願書や日本の成績表、健康診断表だけで良い学校もあれば、生徒が自筆で作成したプロフィールを提出させる学校もあります。スクールバスや給食の有無なども、学校によって異なるので、細かい点までチェックしましょう。

韓国へ留学

一時期のブームより少し下火になりましたが、それでも依然として人気の高い韓国留学。韓国留学には、大学や大学院に通う本格的な留学の他に、語学堂（外国人を対象とした大学付属の韓国語学習施設）や民間の語学院（いわゆる語学スクール）への語学留学も多く、目的や予算に応じて選ぶことができます。なお、大学などへの正規留学と語学堂または語学院への語学留学ではビザの種類が異なるので、注意しましょう。

韓国語は日本人が習得しやすい言語と言われています。同様に韓国人にとっても、日本語は習得しやすい言語のようです。考えられる理由は幾つかありますが、大きな要素として文章の順序がほぼ同じであることが挙げられます。また、「て」「に」「を」「は」に該当する助詞もあり、その語順も日本語と同じなので、単語を覚えてしまえば、その並びは自然に理解することができます。ただ、どうしても独学では正しい発音ができず、やはり本場の韓国で学んだ方が効率の面でも良さそうです。

韓国語以外にも、90日以内の滞在ならビザの要らない「習い事」として、K-POPやダンス、韓国料理、韓国メイクを学ぶこともできます。韓国語のレッスンが組み込まれているコースもあるので、語学を学びながら、韓国の文化をじっくり堪能してみましょう。

韓国語留学でも英語力は必要！

韓国語を学ぶ語学留学では、主に韓国語で授業が進みます。しかし、世界各国から韓国語を習得するために生徒が集まっているので、英語で説明されることも多く、またクラスメイトとのコミュニケーションも英語になってしまいます。もちろん、多少の韓国語を話せれば、韓国語での質問あるいはコミュニケーションが可能ですが、そうでない時は英語も多少は聞き取れるようにしておいた方が良いでしょう。

とは言え、韓国留学には決して安くはない費用が掛かるし、学校や会社の休みを利用して留学をする場合は、日常生活に英語を勉強するほどの時間的余裕はないはず…。そんな時にオススメなのが、1日25分で毎日続けられるリーズナブルなオンライン英会話。無料体験レッスンが可能なので、合わないな…と思ったら申し込まなくてもOK！短い時間で基礎力を高められるとあって、多くの企業や大学で採用されています。

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