日本人学校はパリに!補習校は多数

フランスの風景

フランスではパリに日本人学校があるので、日本語で教育を受けさせたい場合でも問題ありません。

基本的には日本と同等の学校教育を受けることができますが、その他にも週に2~3時間のフランス語、週に1~3時間の英会話など、グローバル人材の育成を目的としたカリキュラムが組まれており、日本人教員の他にフランス人講師も授業運営に携わっています。また、すべての学年で現地校との交流や社会見学が行われるなど、現地への理解を目的とした活動にも積極的です。通学には数台のバスが運行されており、登下校は通学バスを利用することができます。昼食は弁当持参ですが、学校で注文し、購入することもできるので、親御さんの負担も軽減されるでしょう。

日本人学校はバリにしかありませんが、週末や平日の放課後に通える補習授業校は複数の都市に存在しています。主に日本語を学ぶため、現地校に通いながらも日本語力を高めることが可能です。以下、現時点で確認できる補習授業学校です。

◆ルザス補習授業校
◆エベイユ学園補習授業校
◆グルノーブル補習授業校
◆コートダジュール補習授業校
◆コルマール補習授業校
◆サンジェルマン・アン・レイ補習授業校
◆トゥールーズ補習授業校
◆トゥレーヌ補習授業校
◆ノールパドカレー補習授業校
◆ボルドー補習授業校
◆マルセイユ補習授業校
◆リヨン補習授業校
◆リヨン・ジェルラン補習授業校
◆レンヌ補習授業校
◆ディジョン補習授業校
◆ジャン・ド・ラ・フォンテーヌ補習授業校
◆パリ補習授業校

現地の学校へ入学

フランスの教育概念は以下の通りです。

義務教育期間 6~16歳
就学年齢 12月31日までに満6歳になる者は、その年の9月1日に義務教育の第1学年に入学
年度 9月初頭~6月末あるいは7月初頭(年度により異なる)
学期 3学期制
小学校 5年間
中学校 4年間
高校 3年間
大学 3年間

フランス全土は30の学区に分割されており、それぞれの学区に学区長が配置されています。学区長が該当する学区の小~大学までを管轄しており、高等学校には専門学校や技術学校も含まれます。また、義務教育ではありませんが、エコール・マテルネルと呼ばれる機関があり、9割以上の幼児が3年あるいは4年の幼稚園教育を受けています。

インターナショナルスクールへ入学

国際感覚を身に付けることができるため、日本でも人気の高いインターナショナルスクール。フランスにも、数多くのインターナショナルスクールが存在します。

現時点で確認できるインターナショナルスクールは以下の通りです。

◇エクサン・プロヴァンス 2校
◇カーニュ・シュール・メール市 1校
◇クロワシー・シュール・セーヌ 1校
◇コルマール 1校
◇サン・クルー 1校
◇サンジェルマン・アン・レイ 1校
◇ストラスブール 7校
◇ソフィアアンティポリス 1校
◇トゥールーズ 1校
◇ニース 3校
◇パリ 6校
◇ペゴマス市 1校
◇マノスク 1校
◇マルセイユ 1校
◇リオン 2校

インターナショナルスクールを検討している方への注意点

インターナショナルスクールは学校によって使用される言語が異なり、フランス語と英語を50%ずつ使う学校や全て英語、日本語を含めた9ヵ国語など、様々な特徴があるので、立地条件と併せてチェックをすると良いでしょう。なお、学年の開始日やスクールバスの有無、給食(食堂)の有無なども学校によって大きく異なります。細かい点まで確認しておきましょう。

フランスへ留学

ノート

フランス留学は大きく分けて、4つの留学パターンがあります。
最も多い留学生は、語学スクールなどで外国人生徒と一緒にフランス語を習得する語学留学生。2週間程度の短期間から対応してくれる学校もあります。

大学などのプログラムを利用した交換留学生もいます。一般的に取得した単位は本国の大学に互換することが可能で、半年~1年単位での留学が主流です。これとは別に、フランスの大学や大学院などの教育機関へ正規に留学する正規留学もあります。その他に、美術・音楽・料理(パティシエ含む)などを学ぶための専門留学も人気があります。

フランスでは外国人でも全ての大学生に奨学金を受け取る権利があり、大学などの授業料は実質、年間4万円程度で、さらに学生ビザで留学をする場合は、週18時間程度のアルバイトが許可されており、外国人が勉強しやすい条件が揃っています。また、学生は半額で入場できる美術館や映画館があるなど学生ならではの特権が受けられます。現在は日本文化がブームになっており、日本語を学習できる教育機関の増加や日仏交流サークル、日本関連イベントなど、様々な場所でフランス人の友人を作る機会にも恵まれています。

なお、フランス語はフランス以外にも29ヶ国で話されており、特にフランスの植民地だったアフリカや中東では現在でも第2外国語としてフランス語を学んでいる国や地域が多く、世界の外交用語としても使われているので、フランス語を習得することによって、グローバルに活躍できる場が広がると言えるでしょう。

フランス語留学でも英語力は必要!

フランス語を学ぶ語学スクールでの授業は、主にフランス語や英語で進められます。フランス語を全く理解できない状態で留学へ行くと、授業内容を理解することが難しく、講師に質問をして理解できない点を補足してもらうことになりますが、その際に使われる言語は世界共通言語の英語。日本語での説明は期待できません。

英語圏の生徒が多い・少ないに関わらず、フランス語が理解できない以上、英語で説明されるのは当然のこと。よって、フランス語だけではなく英語まで超初心者レベルでは、講師が何を説明しているのか?他の生徒が何を質問しているのか?授業の進行が全く理解できずに、ただ戸惑うだけで時間が過ぎてしまいます。そうなってしまうと授業が面白くなく、学校へ行くことが苦痛にもなりかねません。

また、滞在先が学生寮の場合、世界各国から来ている外国人と話す機会に恵まれます。そこでも、やはり使用される言語はフランス語か英語です。世界の文化や習慣を学び、さらなる交流を図るうえで英語力は不可欠。たとえフランス語を学びに行くのであっても、ある程度の英語でコミュニケーションを図れるようにしておきましょう。

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