イギリス移住データ
データ
人口(人) | 面積(㎢) | 年間平均気温(℃) |
---|---|---|
65,110,000 | 248,531 | 11.0(ロンドン) |
年間降水量(mm) | 主要言語 | 日本との時差 |
611(ロンドン) | 英語、ウェールズ語、ゲール語 | マイナス9時間、サマータイム中はマイナス8時間(ロンドン) |
データ
長期滞在向けビザ | ビザなし滞在 |
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リタイアメントビザなど | 6ヶ月。ただし90日を超えて滞在する場合は、在留期間満了前に法務省(地方入国管理局)で在留期間更新手続きを行う必要あり |
データ
日系企業数 | 日本食飲食店数 | 日本人学校(補習校含む) |
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1,00013位/50 | 81015位/50 | 125位/50 |
データ
GDP(10億USドル) | 1人あたりのGDP(USドル) | 2017年失業率(%) |
---|---|---|
2,629.19 | 40,049.78 | 4.90 |
※順位は海外移住.com掲載国50ヶ国の順位から算出しています。
歴史と伝統を薫らせながら現代文化の流行も発信
イギリスは4つの国の連合王国
イギリスとイングランドを同じ国だと思っている方もいますが、イングランドはイギリスの中にある1つの国。イギリスの正式名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」で、イングランド、スコットランド、ウェールズに北アイルランドが加わった4つの国の総称です。
よって、ロンドンは連合王国イギリスの首都でもあり、イングランドの首都でもあります。スコットランドはエディンバラ、ウェールズはカーディフ、北アイルランドはベルファストと、それぞれに首都があり、スポーツの国際大会などは、イングランド、スコットランドなど各国の代表が出場します。一方、オリンピックや国際会議などは、イギリスとして出場、出席します。
そのため、イギリスの国民は自らの国民性を表現する際に、イギリス人と言うこともあれば、イングランド人、スコットランド人などと言うこともあり、多数の異なる用語を用いています。
在留日本人は約65,000人!
イギリスで暮らしている日本人は外務省のデータによると約65,000人。世界で6番目に在留邦人が多い国ですが、近年はやや減少傾向にあります。
最も多い都市は、首都ロンドンで約35,000人。そもそもイングランドだけで、約62,000人が暮らしており、スコットランドには約1,500人、ウェールズには約1,000人、アイルランドとその他の諸島には合計しても300人程度しか住んでいません。
また、長期滞在者で最も多い在留邦人は駐在員および家族の方々で約18,000人。次いで留学生(研究者、教師および家族も含む)が約16,000人。永住者は約20,000人。長期滞在者と永住者を合計した男女別の割合では、男性よりも女性の方が約1.6倍多くなっています。
在留邦人に関するデータ
こんな人にオススメ!
イギリス英語を学びたい方
イギリスに住む大きなメリットの一つは本場のイギリス英語を学べることでしょう。イギリス英語は発音や言い回しがアメリカ英語とは違い、さらに国際会議のような国際的または社会的に高い状況ではイギリス英語が求められる傾向にあります。
そんなイギリス英語の本場ゆえにヨーロッパを中心に多くの留学生が訪れています。ヨーロッパ人は日本人よりも外国語を話すことに慣れており、また、プレゼンテーション能力に長けています。幼い頃から学校でプレゼンテーションや発表を行うことが日常的に取り入れられているため、たとえ間違っていても、物事や意思を伝えるために物おじせず堂々と英語を発します。
一方、日本人は文法や単語などを知っていても、間違えることに対しての抵抗感が強く、自信がない時に自ら発言しようとはしない傾向にあります。そのような点でも、ヨーロッパの人たちと共に学ぶことは有意義で、イギリス英語のみならずコミュニケーション能力も磨くことができるでしょう。
伝統と自然に溢れた由緒ある学園都市
ヨーロッパ最大の都市でありながら、緑の多い公園が多いロンドンは歴史と流行が美しく融合しており、まさに全てが凝縮されて詰まった街です。多くの刺激に触れながら、リラックスもできる環境は留学や長期滞在に最適!!レストランやパブも多くイギリス文化を思う存分、堪能することができます。
国際的な学園都市としても有名なオックスフォードは約12万人の人々が暮らしています。そのうちの約16,000人は留学生を含む学生。街には39校の大学があり、由緒溢れた雰囲気が漂っています。
同じく留学に最適な都市として知られるケンブリッジは歴史を感じる街並みと緑豊かな自然の調和が魅力的。人口は約10万人で大小含めて31校の大学があります。のどかな雰囲気に包まれているため、勉強に集中できる環境と言えるでしょう。
スコットランドの首都でイギリス北部を代表する都市と言えばエディンバラ。人口は約50万人で街全体が世界遺産に登録されるほど美しく、近代的なニュータウンと歴史溢れるオールドタウンに分かれています。ロンドンからは飛行機で1時間、電車で5時間とやや遠いですが、それでも留学先として高い人気を誇ります。
なお、留学中にホームステイをする方の目安は、ロンドンで1ヶ月あたり約11~12万円。その他の都市で10万円程度が相場となっています。
ロングステイ中にヨーロッパ旅行も楽しめる!
ヨーロッパの中でも、ひときわ存在感を放っているイギリス。歴史を感じられる魅力的な都市が多く、休日には飛行機や鉄道、バスなどを利用して様々な都市を巡ることができます。
さらに日本からヨーロッパ各地に旅行へ行くよりも、圧倒的に立地の面で優位な条件が揃っています。たとえばロンドンからパリまでの飛行時間は約1時間20分。その後、スイスやスペインまで行っても、シェンゲン条約に加盟している国であれば入国手続きが不要です。また、ユーロスターやLCCの早期割引やセール期間を狙えば、パリまで30ポンド程度(約4,200円)で行くことが可能です。
留学や仕事など、それぞれの目的でイギリスに長期滞在をしていても、僅かな空き時間でヨーロッパの国まで遊びに行けることは大きな刺激やメリットとなるでしょう。
こんなところに要注意!
治安は良いが空き巣に注意
イギリスの治安は他のヨーロッパ諸国やとアメリカと比べると、決して悪いとは言えません。むしろ深夜帯を除けば、一人でも安心して歩くことのできる国です。
しかし、気を付けたいのはスリの多さ。窃盗の犯罪件数は日本の6.5倍以上なので、用心は必要です。また、スリだけではなく空き巣も多く、在住日本人の方でも被害に遭っています。特に一軒家の物件を借りたいと思っている方は、防犯カメラや防犯ブザーなど空き巣対策を講じるようにしましょう。
同様に自転車やバイクを購入する方は、外に停めておくと盗まれてしまう恐れがあります。イギリスではマンションであっても、自転車を部屋の中に置いておくことが一般的。鍵を付けても、あまり意味はないので、外出先でも目を離さないように気をつけて下さい。
近年はテロへの警戒も
イギリスに限らず、いつ、どこの国で起きるのか分からないテロ。それは日本で暮らしていても同じことで、決して日本だから安全とは言えません。
イギリスは長い間、アフリカや中東、アジアの一部地域などにあるような断続的なテロや紛争が起こっておらず平和を保っていましたが、2005年7月にロンドンの地下鉄3ヵ所で爆発が起き、その1時間後にはバスも爆破されるロンドン同時爆破テロが起きました。
多くの犠牲者が出てしまったテロ事件から10年以上、大きなテロ事件は起きていませんでしたが、2017年に入ると、3月にロンドン市内のウェストミンスター橋・ウェストミンスター宮殿でテロ事件が発生し、5月にはマンチェスターでの自爆テロ、6月にはロンドンで連続襲撃事件、約2週間後には同じくロンドンのイズリントン区で襲撃事件、9月にはロンドン市内の地下鉄内で爆発が起きるなど、相次いでテロと断定される事件が起きています。
テロは日常的なことでないため、防ぎようがありません。最低限の対策として、外務省の危険情報ページで最新情報の入手に努めましょう。
※こちらの記事の日本円の表記は2017年8月のレートで参考として表記しています。為替相場によって現在の金額は変動している可能性がありますので、ご了承下さい
イギリスと日本を比べてみよう!
日本 | イギリス | ||
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人口(人) | 126,750,000 | 65,110,000 | 日本のほうが1.9倍多い |
面積(㎢) | 378,000 | 248,531 | 日本のほうが1.5倍広い |
平均気温(℃) | 16.1(東京) | 11.00 | 日本のほうが5.1℃高い |
年間降水量(㎜) | 1,467(東京) | 611 | 日本のほうが856㎜多い |
GDP(10億USドル) | 4,934.54 | 2,629.19 | 日本のほうが1.9倍多い |
1人あたりのGDP(ドル) | 38882.64 | 40,049.78 | 日本のほうが1倍多い |
失業率(%) | 2.89 | 4.90 | イギリスのほうが2%多い |