日本人学校はロンドンに!補習校も多数

イギリス風景

イギリスでは外国人の子供に対して就学の義務が課せられていませんが、ロンドンには日本人学校があります。

また、日本人の小学生が現地校へ編入することは私立、公立ともに可能ですが、中学になってから、初めて現地校へ編入する場合は、英語力の問題で受け入れ先の学校が極端に限られます。また、現地校の私立校では宿題が非常に多く、親子で教育に取り組むことが求められます。定期的な個人面談も開かれており、夫婦そろって出席をしなければならない等、学校と家庭による関係は親密だと言えるでしょう。

なお、日本人向けの日本人学校はロンドンに1校しかありませんが、週末や平日の放課後に通える補習授業校は複数の都市に存在します。主に日本語を勉強するので現地校に通いながらも日本語力を維持することが可能です。以下、現時点で確認できる補習授業学校です。

◆ロンドン補習授業校
◆ウェールズ授業校
◆ケント補習授業校
◆スコットランド補習授業校
◆ダービー補習授業校
◆テルフォード補習授業校
◆北東イングランド補習授業校
◆ヨークシャ・ハンバーサイド補習授業校
◆マンチェスター補習授業校
◆帝京ロンドン学園
◆立教英国学院

現地の学校へ入学

イギリスの教育概念は以下の通りです。

義務教育期間 5歳~16歳
就学年齢 8月31日までに満5歳になる者は、その年の9月1日に義務教育の第1学年に入学
年度 9月1日~8月31日
学期 3学期制
小学校 6年間
中学校 5年間
高校 2年間
大学 3年間または4年間

多くの地域では小学6年、中学5年、高校2年、大学3年(あるいは4年)ですが、スコットランドでは小学7年、中学4年、高校2年、大学4年の学校制度を設けています。また、公立校では小学1年生が始まる前に「レセプション」と呼ばれる学年を設置している学校が多く、9月の時点で4歳になる子供が対象です。この期間は義務教育期間には該当しませんが、現地ではレセプションから入学することが一般的となっています。

インターナショナルスクールへ入学

イギリスのバス

国際感覚を身に付けることができると日本でも人気の高いインターナショナルスクール。イギリスにも、数多くのインターナショナルスクールが存在します。

現時点で確認できるインターナショナルスクールは以下の通りです。
◇ロンドン 5校
◇エディンバラ 2校
◇サリー 1校
◇スウィンドン 1校
◇テルフォード 1校
◇ニューキャッスル・アポン・タイン 2校

インターナショナルスクールを検討している方への注意点

インターナショナルスクールは、学校によって特色が異なり、アメリカ式の教育を採用 している学校もあります。また、学年開始日が現地校と異なる点や3学期制ではなく2学期制を用いている学校など、現地校との違いが多いので、しっかりと確認しましょう。なお、スクールバスの用意がない学校もあります。

イギリスへ留学

今も昔も変わらずに人気の高いイギリス留学。歴史的な建造物や遺跡が多く、ヨーロッパを代表するビジネス拠点でもあるので、多くの刺激を受けることができる留学先です。また、日本で習うアメリカ英語との違いを学ぶなど、イギリスならではのポイントも魅力的。首都ロンドンの他にも、イギリス最古の学園都市オックスフォードや美しい風景を堪能できるケンブリッジ、イギリスでは最も気候の良いブライトンなど、国際色豊かな学生都市が沢山あります。

語学留学をする方が最も多いですが、アメリカやカナダ、オーストラリアとは違い、イギリス留学は日本人が少なめで、ロンドン以外の都市を選ぶと、ほとんどの学校では日本人率が5%以下になっています。日本人に囲まれた環境ではないので、より高い効果と満足度を得られるでしょう。

イギリス語留学にも最低限の英語力は必要!

長期的な留学を考えている方にオススメな方法が短期間のプチ留学です。イギリス留学は費用が高く、授業もグループレッスンが主流なので、全く話せない状態で行ってしまうと、高い費用を払ったにも関わらず、会話に参加できるようになるまで時間が掛かってしまいます。

そこで人気なのがフィリピンを経由した2ヶ国留学。フィリピン留学は最短1週間から受け入れてくれる学校が多く、レッスンはマンツーマンが主流。さらに留学費用も安いため、リーズナブルな価格で生の英語や異文化を体験できます。実際に海外へ長期留学をする前にフィリピンで短期留学を行う生徒は多く、ある程度の聞き取る力や話す姿勢を身に付けてから、長期留学先でブラッシュアップする方法が人気です。

また、フィリピンの語学スクールには日本人だけではなく、韓国人やタイ人、マレーシア人など、アジアを中心とした留学生が多く、外国人生徒と触れ合い、知識や文化を共有することで、留学に対する興味や目的に深みが増します。適度な便利さと多少の不便さ、解放感と緊張感が絶妙に混在している国だからこそ、移住や留学を体験してみる場所としては最適な国と言えるでしょう。

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