語学に秀でた即戦力が求められる

職場風景

およそ500社の日系企業がドイツに構えており、現地の日本人向けにビジネスを展開する企業や、人気が高まりつつある日本食の飲食店などが進出しています。現地企業あるいは日系企業への転職でも、一部の飲食店を除いてはビジネスレベルのドイツ語もしくは英語が最低条件となっていることが多く、それに加えて技術や経験値、資格の有無が採用を大きく左右します。また、傾向としては即戦力となる経験者が就職に成功しやすく、調理師や美容師などサービス業での技術スタッフとして正社員雇用に至るケースが見受けられます。

日系企業あるいは規模の大きい会社に就職したい場合は、デュッセルドルフやフランクフルトなどの都市で現地採用を行っている企業があり、ビジネスレベルでの英語が求められています。また、国際的な都市のベルリンは、フリーランスや起業に向いており、英語もしくはドイツ語が堪能であれば、仕事を始めやすいでしょう。いずれにしても、カタコトのドイツ語とカタコトの英語が両方できるよりは、どちらかの言語がビジネスレベルで出来る方が仕事は見つけやすいと言えます。

ドイツは他のヨーロッパ諸国と比べ、就労ビザの取得がそこまで厳しくありませんが、企業側が就労ビザ取得のためのサポートをしてくれることは稀なので、内定後に自身で就労ビザの申請を行わなければなりません。また、ドイツで就労ビザを取得するためには必ず就職先との雇用契約が必要です。日系企業やドイツ企業であっても日本と接点のある企業を探すことで、就労ビザを獲得できる可能性は高まるでしょう。

ドイツの求人の探し方

ドイツで就職先を探す方法は大きく分けて3パターンあります。

まずはインターネットを利用して探す方法です。多くの日系企業が進出しているドイツでは、現地採用者の求人が定期的に行われているので、インターネットを利用して仕事を探すことができます。日本語でもやり取りが可能な転職エージェントや求人サイトなどに登録を行い、担当者から求人案件を紹介してもらいましょう。他にも、日本語での閲覧・書き込みが可能なドイツの掲示板もあります。

同様に、現地の日本人向け情報誌や現地新聞などを利用する方法も有効です。現地新聞はドイツ語になりますが、現地企業への就職を考えているなら、ドイツ語の能力は求められるので「ドイツ語ができる方向け」の求人内容と言えます。日本人向け情報誌の場合は、求人内容も日本人向けなので、日本語と英語ができれば応募可能な案件も含まれています。その他、在ドイツ日本商工会議所でも、商工会議所登録企業に対して求職者の紹介をしています。

また、ワーホリから職業教育を受け専門職へ就く方法もあります。ワーホリは申請時に18歳~31歳と年齢が決められているので、若い世代に向けた手段となりますが、ワーホリで働きながら『職業訓練制度』を利用し、整備士、販売員、職人、ビール醸造者など、手に職を付けることで就職が有利になります。海外から仕事を求めてドイツへ来た人でも、職業訓練制度を利用することができるため、専門知識やスキルの獲得と共にドイツ語を向上させることで、現地の方々とも人間関係を築くことができ、就職に有利にはたらく可能性が高まります。ドイツは日本以上に資格社会なので、資格を取得することは大きなアドバンテージになるでしょう。同様にドイツの大学または大学院へ進学をして、そのまま現地に就職する方法もあります。

オススメの転職サイトは?

ノートパソコン

日本から登録や求人検索をすることのできる転職エージェントや求人探しに使えるサイトを幾つか紹介します。

MixB
ドイツの求人から物件まで豊富な生活情報が満載のサイトです。ワーキングホリデー可の求人が多く、なかには語学力不問の職場もあるので、こまめに確認してみましょう。

ドイツニュースダイジェスト
ドイツ発のニュースや賃貸、グルメ、エンタメなどドイツの情報を網羅しているサイト。求人ページは正社員案件が多く、ドイツ語やPCのスキルが求められています。

キャリアコネクションズ
ドイツのデュッセルドルフと日本を拠点に、ドイツをはじめとするヨーロッパ各都市や日本の求人紹介を行っており、日本へ帰国する際の就職もサポートしてくれます。

他にも、ドイツの仕事を紹介するサイトは多数あり、エージェントだけではなく個人サイトからも情報を得られることが多いので、時間を掛けてチェックしてみましょう。

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