オーストラリアの永住権を取得する5つの方法
オーストラリアで永住権を取得する方法 世界的な都市と広大な自然が融合したオーストラリアは、フレンドリーな国民性や安定した経済、のんびりとした雰囲気など数々の魅……- オーストラリア
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治安に関しては比較的安定しているオーストラリア。大きな事件は少ないものの、日本と比べるとスリや置き引き、空き巣などの窃盗罪が多いので、決して油断はできません。国際連合世界統計年鑑による2011年のオーストラリア国内での窃盗件数は、人口10万人あたり2223.8件と日本の6倍以上。オーストラリアで最も多い犯罪なので、充分に気をつけましょう。
オーストラリアのレストランやお店では、ほぼどこでもクレジットカードやデビット機能が付いたキャッシュカードでの支払いが可能です。よって、現地の人は多額の現金を持ち歩く習慣がありません。そのため、特に観光客を中心に外国人は狙われやすい立場にあり、なかでも裕福な印象が強く、防犯意識の甘い日本人はターゲットにされがちです。それは居住者でも同じこと。観光客と居住者の見分けが付きにくいだけではなく、現地での生活に慣れて来ると防犯意識が薄れ、つい手荷物から目を離してしまいます。
ビーチの近くに住んでいる場合や休暇を利用してビーチまで遊びに行った際に、置いていた荷物がなくなっていると訴える被害が後を絶たず、人通りが多いところだけではなく、混雑していない場所でも常に置き引きやスリのリスクがあることを忘れずに振る舞いましょう。
まずは、グラフをご覧下さい。国連の統計局によるオーストラリア国内の犯罪データです。イメージを掴みやすくするために日本のデータも併記します。
年 | 殺人件数 | 暴行件数 | 誘拐件数 | 窃盗件数 | 強盗件数 | 性的暴行件数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
オーストラリア | 2011 | 1.1 | 308.2 | 3.0 | 2223.8 | 60.6 | 82.6 |
日本 | 2014 | 0.3 | 21.0 | 0.2 | 356.2 | 2.4 | 6.8 |
※単位は10万人あたりの人数
データ参照元:国際連合世界統計年鑑 NR=報告・データなし
オーストラリアと日本の犯罪データを比較すると、すべての項目においてオーストラリアの方が高い犯罪発生率になっています。とりわけ暴行(日本の約14.7倍)と窃盗(日本の約6.2倍)の数字が高い傾向にありますが、強盗(日本の25 倍)や性的暴行(日本の約12.1倍)も多く、たとえ治安が良いとされている都市であっても、道1本入るだけで雰囲気がガラリと変わることも珍しくないので気を付けましょう。
特に気をつけたい時間帯は、やはり夜間。オーストラリアの常識として、夜の公園や街灯のない暗い道を女性が一人で出歩くようなことはしません。日本国内でも、近年は女性に対する性的暴行事件が増えており、警戒は必要ですが、駅から自宅までの歩き慣れている道や、時間が短縮できる抜け道を一人で歩いてしまいがちです。現地での暮らしに慣れて、治安に対する警戒が薄れてしまうと、日本で暮らしていた時と同じように歩いてしまうかもしれませんが、どんなに安心できると思えるようなエリアでも、何が起こるか分かりません。帰りが遅くなる時や深夜に出掛けなければならない用事がある時は、知人に送迎を依頼するか、タクシーを利用するなどして、人通りの少ない道や裏路地を歩かないように気をつけましょう。
観光客ではなく、居住者の方が被害に遭いやすい犯罪が、車上荒らしと車の盗難です。高価な物やパスポートなどの貴重品を車内に置き忘れないことはもちろんですが、なるべくなら車内に持ち込まないようにしましょう。たとえ、きちんと車の鍵を掛けていたとしても、車ごと盗まれてしまうケースも珍しくはありません。同様に自転車の盗難も多く、移住者の中には購入後、3日で盗まれてしまった方もいます。
また、オーストラリアは日本と同じく、右ハンドルで左側走行です。短い期間の旅行では必要ありませんが、長期滞在をする場合に移動手段として自動車を必要とする方もおり、実際に多くの方が現地で購入しています。その際には、ハンドルをロックするバーなども防犯対策のために購入しておくと良いでしょう。
オーストラリアに限らず、どこの国でも身の安全を第一に考えて行動することが鉄則です。例えば、ひったくりに遭った場合、奪われた金品を奪い返そうとするのではなく、自分の命を最優先に考え、安全な場所へ身を移すようにしましょう。奪われた物が返って来ることはありませんが、海外旅行保険などに加入していると、後に保険金を請求できることもあります。請求の際、多くの保険会社では現地の警察によって作成された証明書が必要になります。どのような書類が必要で、どのタイミングで申請を行うのか?保険に加入する時は細かいことまでチェックをしておきましょう。
オーストラリア国内での主な緊急連絡先を記載します。都市によって電話番号や連絡先の大使館・領事館が異なる場合があるので、住むエリアが決まったら必ず緊急連絡先を確認し、何かあった際に直ちに連絡できるよう、メモなどを残しておきましょう。
◆警察 000
◆救急車 000
◆消防 000
◆在オーストラリア日本国大使館 02-6273-3244
◆在シドニー日本国総領事館 02-9250-1000
◆在パース日本国総領事館 08-9480-1800
◆在ブリスベン日本国総領事館 07-3221-5188
◆在メルボルン日本国総領事館 03-9679-4510
◆在ケアンズ日本国総領事館 07-4051-5177