マレーシアの気候

年間を通じて南国らしい気温

マレーシアは赤道に近く熱帯雨林気候に属しています。そのため、日本のような四季による気温変化がほとんど感じられず、年間を通じて南国らしい暑さが続きます。首都・クアラルンプールの最高気温は31℃～33℃、最低気温は22℃～23℃で、どの月もだいたい同じ気温です。また、マレーシアは東側でも西側でも気温の差があまりなく、どの地域で暮らしても大きな違いはありません。

雨季と乾季はエリアによって異なります。クアラルンプールでは10月～5月頃に降水量が多く、日本人に人気のペナンでは8 月～10月に多い傾向があります。しかし、ともにスコールが降る時間の長さや雨量の違いによるもので、ほとんどの場合において一日を通じて降り続くことはなく、日常生活に大きな支障をきたすとは言えないでしょう。むしろ雨が降った後は一時的に涼しく感じられるため、過ごしやすい期間と好意的に捉える人もいます。

クアラルンプールの気温と降水量

World Weather Information Serviceによるクアラルンプールの年間気温と降水量は以下の通りです。

ペナンの気温と降水量

同じくWorld Weather Information Serviceによるペナンの年間気温と降水量です。

 ジョホールバルの気温と降水量

クアラルンプールに次ぐ都市規模を誇る、ジョホールバルの年間気温と降水量です。

 イポーの気温と降水量

自然も豊かなマレーシア第3の都市、イポーの年間気温と降水量です。

 ランカウイの気温と降水量

マレーシアを代表するリゾート地、ランカウイの年間気温と降水量です。

マレーシアでの服装

年間を通じて南国らしい気候のマレーシアでは、基本的に一年中、半袖で生活を送ることができます。湿度も高いので通気性の良いものが適しており、靴も突然のスコールに備えて、サンダルなどがお勧めです。しかし、レストランやショッピングモールなど建物内や公共の乗り物の中は、冷房が効き過ぎていることがあるので、薄手の上着なども欠かせません。

もちろん、現地で購入することも可能ですが、長袖に関しては日本に比べて商品のラインナップが乏しく、品質やデザインなどにこだわりがあると、気に入るものが見つからないこともあります。ユニクロなど日本の店舗もありますが、日本で購入するより割高になってしまいます。

また、赤道のすぐ近くに位置しているため、日中は気温だけではなく日差しも強く、少しの時間でも肌が赤く焼けてしまいがちです。しっかりと日焼け止めを塗り、帽子やサングラスで頭部や目を守るようにしましょう。日焼け止めは現地で簡単に入手できますが、日本人向けに研究された商品ではないので、敏感肌の方や決まった商品を使い続けたい方は、日本から持参しておくと安心です。

マレーシアは国教としてイスラム教国です。旅行者や移住者である外国人に対して、服装の制限をすることはありませんが、モスクや寺院を尋ねる際は、肌の露出が高い服装を避けるよう注意をしましょう。