日本人向けの求人は豊富!語学力は必須

マレーシアの風景

マレーシア政府が投資優遇策を実施している関係で、数多くの日系企業がマレーシアに進出しています。最も多い業種は製造業関連で、日本人向けの求人も多く見られます。職種としては主に営業職と技術職が求められており、実務経験のある方が優遇されています。一部の営業職に関しては、未経験者でも応募をすることは可能ですが、採用されやすくはありません。また、日系企業であっても社内コミュニケーションは英語を用いられていることが多いため、日常会話レベル以上の英語力が求められ、TOEICの点数が応募条件に入っていることもあります。

特にコールセンターはリスニング能力が重視され、事務職ではライティグやリーディングのレベルを重視する傾向にあり、さらにどの職種でも基本的には、エクセルやワードを含むパソコンの基礎的スキルが求められます。

語学力不問の求人はゼロ?

数こそ多くありませんが、語学力不問の未経験者でも応募のできる求人があります。日本人カスタマー向けのコールセンターや機械系のエンジニアなど、募集のタイミングによって職種は異なりますが、それでも現地スタッフとのコミュニケーションは英語になるので、語学力不問と書かれていても、働き始めると必然的に英語で会話をする機会があります。

また、募集求人に応募をすると、基本的には現地で面接を受けることになりますが、なかには日本での面接やSkypeを使った面接が可能な企業もあります。

現地採用者の給与はどのくらい?

日本でも企業によって給与は大きく異なるので、一概には言えませんが、4,000~5,000RM(約100,000円~125,000円)程度からのスタートになることが多く、経験者や有資格者はこれよりやや高く、管理職や専門技術職になると、6,000RM(約150,000円)からスタートしている企業が一般的です。また、交通費や福利厚生は含まれていないことが大半です。

ボーナスに関しても同様で、企業あるいは雇用形態により異なるため目安を表しにくいのですが、年1~2回、業績に応じて給与の2ヶ月程度を支給されることが多いと言われています。ただし、契約社員や期限付きの雇用の場合、ボーナスが支給されないこともあるので、募集要項を確認する際や面接を行う際に、しっかりと確認しておきましょう。

 健康保険と就労ビザ

日系企業の場合は、健康保険を用意していることが多いので安心ですが、現地企業もしくは日系以外の外資企業では、各自で保険に入ることがほとんどです。保険に関して、募集要項に掲載されていない場合は、応募の際に問い合わせておいた方が良いでしょう。現地で入ることのできる保険もありますが、日本で何かしらの保険に加入している場合、その保険をどうするか?を渡航前に決めておかなければなりません。

また、就労ビザの手続きは、基本的に会社が代行してくれますが、ビザ取得のために必要な書類を揃えなければなりません。書類の準備は非常に時間が掛かるので、余裕を持って準備を始めましょう。なかには就労ビザを支給しないことを前提に求人を募集している企業もあります。そのような場合は、他のビザを持っている方、あるいは永住権を取得している方へ向けての応募だと考えて良いでしょう。ビザを持たずに就労することは違法なので気を付けて下さい。

マレーシアの求人はどうやって探すの?

マレーシアの風景

海外求人はインターネットで探すことができます。よって、日本で生活しながらでも求人を探すことや、問い合わせ、応募をすることも可能です。もし、旅行や出張などで現地に行く機会があれば、日本人向けのフリーペーパーを手に入れると、求人情報や物件情報など日本人に向けた情報をまとめて得ることができます。

インターネットで求人を探す際の注意点は、情報の更新日です。サイトによって更新頻度が異なり、古い求人情報が含まれていることも珍しくありません。また、海外求人を専門で扱う転職エージェントもあり、無料で登録・利用が可能なので、登録だけでも済ませておくと良いでしょう。

※こちらの記事の日本円の表記は2017年5月のレートで参考として表記しています。為替相場によって現在の金額は変動している可能性がありますので、ご了承下さい。

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