日本人が申請しやすいニュージーランド永住権とは?
日本人が申請しやすいニュージーランドの永住権は? 多くの観光客や留学生などが訪れるニュージーランド。独特の風景や文化や魅了され、移住を検討する人も多い国と言わ……- ニュージーランド
- リタイアメントビザ
- ロングステイビザ
- 永住権
人口(人) | 面積(㎢) | 年間平均気温(℃) |
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4,570,000 | 270,534 | 15.1(オークランド) |
年間降水量(mm) | 主要言語 | 日本との時差 |
1,136(オークランド) | 英語、マオリ語、ニュージーランド手話 | プラス3時間 |
長期滞在向けビザ | ビザなし滞在 |
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リタイアメントビザなど | 3ヶ月以内 |
日系企業数 | 日本食飲食店数 | 日本人学校(補習校含む) |
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23029位/50 | 21028位/50 | 319位/50 |
GDP(10億USドル) | 1人あたりのGDP(USドル) | 2017年失業率(%) |
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181.71 | 38,277.93 | 5.10 |
※順位は海外移住.com掲載国50ヶ国の順位から算出しています。
北島と南島、2つの主要な島と周辺の小さな島々で構成されているニュージーランドは、北端と南端では気候が異なるものの、大半の地域が西岸海洋性気候に属しており、年間を通じて過ごしやすい気候と言われています。
北島のオークランドは、ニュージーランド最大の都市として活気に溢れた経済の中心地となっています。おしゃれなカフェやブティックが並んでいるので、街を眺めながら歩くだけでも楽しめるでしょう。南島の最大都市はクライストチャーチ。芸術と歴史に触れることのできる文化施設が充実しており、イギリスのような洗練された街並みが世界中の観光客を魅了しています。
ニュージーランドで暮らしている日本人は約18,700人。世界で16番目に在留邦人の多い国で、その数は緩やかに増え続けており、今後ますます増えることが予想されています。また、語学留学先としても人気があり、なかでもオークランドはアジア各国から留学生が集まっています。語学スクールの費用が他の英語圏に比べてリーズナブルで、ゆったりとした国の雰囲気が好まれていますが、物価は全体的に高め。日本とさほど変わらない国土面積なのに、人口が約3.5%しかいないので、マーケットが小さく価格競争が起きないためだと言われています。
以前はワーキングホリデーで訪れた若者や留学生のホームステイ先として利用されていましたが、近年ではシニア層からも高い注目を集めているファームステイ。従来の形式とは異なり、労働力を提供するのではなく、農場での生活を体験する感覚で滞在できるステイ先が増えています。今まで体験したことのなかった新しい暮らしを現地の人々と共に送りながら過ごすことで、お互いの親睦を深め、生活に関する情報を入手できることが高ポイントと言えるでしょう。
また、ファームステイ先は都市部ではなく、落ち着いた雰囲気のエリアが多いため、ゆったりとした時間の流れの中に身を置くことができます。
北端と南端では気候が異なりますが、大部分の都市では日本と同様に四季を感じることができ、気候も西岸海洋性気候のため、一年を通して気温は安定しており、年間の気温差は10度以内のところがほとんどです。酷暑や厳冬の心配が少なく過ごしやすい気候と言えるでしょう。
一方で注意点としては、ニュージーランドの特にオークランド周辺では一日の中に四季があると揶揄されるほど天候が変わりやすく、それに影響を受ける形で気温も大きく変動します。たとえ日中は暑くても上着を持ち歩くなど、各自で対策を試みましょう。
ニュージーランドはアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアなど、他の英語圏と比べて語学スクールの料金が安く、留学先としても人気のある国です。学校の数も多いので、費用や目的に合わせて選ぶことができます。
また、ニュージーランドと日本がワーキングホリデーの協定を結んだのは1985年。オーストラリアに次いで2番目に歴史があり、これまでも多くの若者がニュージーランドへ渡航しました。なお、ワーキングホリデービザでは、同一雇用主のもとで働ける期間が決まっていますが(国によって期間は異なる)、ニュージーランドでは制限がありません。
ニュージーランドで暮らすための難点を挙げるとすれば、高い物価とビザの難易度。物価は年々上昇しており、なかでもオークランドやクライストチャーチは部屋の賃料が高いことで知られています。例えばオークランドの平均家賃(月額に換算)は、1ベッドあるいは2ベッドの部屋で約1,680ニュージーランドドル(約139,340円)、クライストチャーチや首都のウェリントンでは、もう少し安くなりますが、それでも1-2ベッドルームで1ヶ月になると約1,400ニュージーランドドル(約116,120円)が相場。世界の物価ランキングでも、日本の21位に対し、ニュージーランドは7位と高く、生活費を抑える工夫をしながら暮らす必要が生じます。
※1ニュージーランドドル=82.94円(2017年7月現在)
ロングステイに向いているビザとして挙げられるリタイアメントビザ。2年間の期限付きビザなので永住権とは異なりますが、シニア世代がロングステイをするには最適なビザです。
申請条件は66歳以上で、750,000ニュージーランドドル(約6,220万円)を移民局が認める投資先に2年間投資をすること。また、申請の際にも60,000ニュージーランドドル(約498万円)の所得があることを証明し、それとは別に生活資金として500,000ニュージーランドドル(約4,147万円)の資産を証明する必要があります。
金銭面でのハードルが高いため、他のビザや他の国を検討する方も少なくありません。
日本は非常に地震の多い国ですが、ニュージーランドも同じく地震が多い国と言われています。2011年にクライストチャーチ近郊で発生したカンタベリー地震では、185名もの尊い命が奪われ、28名の日本人が犠牲となりました。それ以降、大きな被害を伴った地震は発生していませんが、建物や高架橋の構造が日本と比べて脆く、さらに歴史的な建造物も多いため、物件を選ぶ時には充分な注意が必要です。また、災害に備えて必要最低限の水や食料も備蓄しておくようにしましょう。
※こちらの記事の日本円の表記は2017年7月のレートで参考として表記しています。為替相場によって現在の金額は変動している可能性がありますので、ご了承下さい。
日本 | ニュージーランド | ||
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人口(人) | 126,750,000 | 4,570,000 | 日本のほうが27.7倍多い |
面積(㎢) | 378,000 | 270,534 | 日本のほうが1.4倍広い |
平均気温(℃) | 16.1(東京) | 15.10 | 日本のほうが1℃高い |
年間降水量(㎜) | 1,467(東京) | 1,136 | 日本のほうが331㎜多い |
GDP(10億USドル) | 4,934.54 | 181.71 | 日本のほうが27.2倍多い |
1人あたりのGDP(ドル) | 38882.64 | 38,277.93 | 日本のほうが1倍多い |
失業率(%) | 2.89 | 5.10 | ニュージーランドのほうが2.2%多い |
ニュージーランド大使館
住所:東京都渋谷区神山町20-40 電話番号:03-3467-2271