ワーホリで働きやすい国

ワイン農場

ニュージーランドには日系企業も幾つかありますが、日本人留学生や日本人観光客を対象にしたサービス業や日本食レストラン、お土産店でのアルバイトの方が見つけやすい状況です。しかし、いずれも求人数が多いとは言えず、農場や果樹園でのアルバイトの方が多い傾向にあります。現地の人たちと同様に仕事を行うためには永住権が必要で、持っていない場合にはワーキングホリデービザかワークビザを取得します。

ワーキングホリデービザは、国によって同じ雇用主の下で働ける期間が決められており、以前はニュージーランドでも3ヶ月以内に職場を変えなくてはなりませんでした。期間を過ぎても同一雇用主の下で働き続けると不法滞在となってしまいましたが、現在、日本人に対してはこのルールが撤廃されており、期限内まで同一雇用主の下で働くことができます。

週5日以上、40時間以上のお仕事をする場合は、ワークビザが必要です。ワークビザは個人で申請できるものではなく、雇用主にジョブ・オファーと呼ばれる仕事の依頼を受けて、さらにビザの申請に協力をしてもらわなければなりません。働く会社の規模や業績、職種などによって必要書類が異なり、取得までに掛かる時間も違います。パートタイムなどの短い時間で働きたい場合は、このワークビザを申請することができないため、永住権がない限り、仕事を探すことは難しい状況と言えるでしょう。

日本人向けの求人は減少傾向

ニュージーランドで仕事を探す際、英語力は最低条件として求められると思っておいた方が良いでしょう。日系企業や日本人を対象にしたサービス業でも、現地のスタッフとのコミュニケーションを図るために英語のスキルは必須です。しかし、農場や果樹園などでは、日常会話レベルの英語力でも雇用してもらえることがあります。

賃金は雇用形態や業種、経験によって大きく異なるため、一概には言えませんが、パート雇用を除いた平均年収は約51,000ニュージーランドドル(約423万円)。しかし、英語が話せないと平均年収以下の職種にしか就けない可能性が高いでしょう。また、ニュージーランドでの最低賃金(時間給)は15.25ニュージーランドドル(約1,265円)で、この時給を下回ることは原則としてありません。

ニュージーランドの求人の探し方

履歴書を提出する人

ニュージーランドでは、情報誌や掲示板など様々な方法で求人を探すことができますが、やはり主流になっているのはインターネットです。現地エージェントのサイトや日本人向けの情報サイトなどを使う方法が一般的で、その他にも日頃から親しくしている人に仕事を探している旨を伝えておくと、声を掛けてもらうこともあります。また、ニュージーランドでは飛び込みで仕事を探している旨を伝える方法も珍しくありません。最初は緊張するかもしれませんが、気に入ったお店がある場合は自分から履歴書を持って訪ねる手法があることも覚えておくと良いでしょう。

オススメの転職サイトは?

日本から登録や求人検索をすることのできる転職エージェントや求人探しに使えるサイトを幾つか紹介します。

NZdaisuki.com
ニュージーランドでの留学、移住、起業、旅行、就職などを網羅したサイトで、求人情報も掲載しています。

マイナビ転職グローバル
全ての海外求人のうち、ニュージーランド勤務は0.3%と極めて少なめ。完全無料のサイトなので、求人があったら連絡してもらうために登録だけしておいても損はないでしょう。

Trade Me Jobs
ニュージーランドのサイトなので表記は英語。求人数こそ多いものの、あまり転職成功には結びつかないとの報告もあります。

他にも、ニュージーランドの仕事を紹介するサイトはありますが、日本人(外国人)向けの求人自体が少ないため、個人サイトも含めて、徹底的にチェックをしましょう。

※こちらの記事の日本円の表記は2017年7月のレートで参考として表記しています。為替相場によって現在の金額は変動している可能性がありますので、ご了承下さい。

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