日本人学校もあるシンガポール

英語を学ぶ日本人の女の子

シンガポールには日本人学校が1校、補習授業校が1校、日本語による日本の高等学校に準じたカリキュラムの授業を行う学校が1校あります。

日系企業が多く、子供と一緒に駐在している家族も多いため、シンガポールの日本人学校には約1,700人の小中学生が通っています。日本人教師が日本語の教科書を使って指導を行い、授業も日本とほぼ同じように進むため、日本から転校してきたばかりのお子さんや、日本へ帰国後も周囲の環境や教育体制に馴染みやすく、また、父兄にとっても文化や習慣の違いを極力抑えられる点や日本人の知人が作りやすい点などメリットがあります。

現地の文化的行事や現地の人たちとの交流を大切にしており、2月には旧正月、5月にはベサック(釈迦誕生祭)、11月にはハリラヤ(犠牲祭、断食明けのお祭り)など、現地の文化を肌で感じる行事が催され、さらに日本の学校と同様に、7月には七夕、8月には盆踊り、12月にはクリスマスなどの行事もあります。日本人ばかりの学校に通いながらも、異文化を体験させることや異文化ならではの考えを理解させる工夫に長けているため、子供にとっても良い環境と言えるでしょう。

また、高校は早稲田大学系属の早稲田渋谷シンガポール校(共学)があり、日本の高等学校課程に相当する教育を行っています。

現地の学校へ入学

シンガポールの教育概念は以下の通りです。

義務教育期間 6歳〜11歳
就学年齢 1月1日の時点で満6歳になる場合、その年のプライマリースクール1年生として入学
年度 1月3日〜11月17日(2016年の場合)
学期 2学期制
小学校 6年間
中学校 4年間
高校 2年間
大学 4年間

シンガポールの学校は2学期制で、1月から新学年が始まります。

原則的に小学校は6年、中学は4年、高校は2年ですが、進むコースによっては中学5年、高校3年になることもあります。このコースは固定されているものではないので、随所でコースを変更することが可能です。また、小学校は午前と午後の2部制が用いられています。

シンガポール教育の大きな特徴は、バイリンガル教育を重視していることで、必ず英語と母語(中国語やマレー語など)の授業が行われており、そうすることによってシンガポール人の多くは2ヵ国以上を話せるようになっています。

インターナショナルスクールへ入学

インターナショナルスクール

国際感覚を身に付けることができると、日本でも人気の高いインターナショナルスクール。シンガポールにも数多くのインターナショナルスクールが存在します。

現時点で確認できる範囲では7校のインターナショナルスクールがあり、アメリカ系、オーストラリア系、カナダ系など形態も様々です。世界中から多くの人々が集まっているシンガポールだけあって、インターナショナルスクールに通う子供の国籍も多様で、日本人やシンガポール人生徒の他にも、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、中国、韓国、ヨーロッパ各国など、多くの国の生徒たちが共に勉強をしています。

インターナショナルスクールを検討している方への注意点

シンガポールの現地校は1月から新しい年度が始まりますが、インターナショナルスクールの場合は、学校によって年度の開始が異なります。多くは8月または9月スタートですが、学校によっては現地校と同様、1月から始まるところもあるので、インター校を検討している方は年度開始時期にも注意をしましょう。

また、スクールバスや食堂の有無に関しても、学校によって異なるので事前のチェックが必要です。

シンガポールへ留学

シンガポールのビジネスでは主に英語が使われているため、小学校から徹底した英語教育が行われています。よって、国民のほとんどが英語を話すことができ、日本や韓国、中国、台湾、タイなどから多くの留学生が集まっています。さらに、シンガポールで暮らす人の約4割が外国人で、英語圏の人々も非常に多いため、ネイティブから英語を学ぶことも可能です。

シンガポールで学べる語学は英語だけではありません。シンガポール人の約7割を中華系の民族が占めていることもあり、中国語も公用語に定められています。よって、中国語を学ぶために留学をすることもでき、さらに希望があれば、英語と中国語を同時に学ぶことのできるコースを用意している学校もあります。ただし、学校によっては英語または中国語のどちらかにしか対応していないケースや、ビザの発給条件が英語習得の場合のみに限定しているケースもあります。学校の公式サイトだけでは分かりにくいので、長期の留学を検討している方は、必ず問い合わせをするようにしましょう。

シンガポール語を学ぶ前に英語を学んだ方が良い理由

英語力がゼロの状態で海外へ出ても会話が成立せず、時間ばかりが過ぎてしまいます。限られた時間を無駄にしないためにも、ある程度の予習をして行くと良いでしょう。

あまり時間のない人でも、簡単に始められる英会話が1日25分のマンツーマン・オンラインレッスン。入会前には無料体験レッスンを受けることができ、合わないと感じたら入会をしなくても大丈夫。料金もリーズナブルなので金銭的な負担も小さく、取り掛かりやすいことも大きなメリットです。毎日、少しずつでも英語を話し続けることで、英語に対する苦手意識が克服され、より積極的に英語を話そうとする姿勢が身に付くでしょう。

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