スペインとワーキングホリデー
スペインとワーキングホリデー 2017年4月5日、「ワーキング・ホリデー制度に関する日本国政府とスペイン王国政府との間の協定」が結ばれ、スペインは日本がワーキ……- スペイン情報
- ロングステイビザ
- ワーキングホリデー
44ヶ所の世界遺産や有名な建築物や絵画など、見どころ満載のスペインで生活を送る…そんな夢を実現させている人が近年、増えています。2010年には7,000人に満たなかった在留邦人ですが、現在は8,000人を超え、緩やかではあるものの減少することなく着実に増えて続けている理由は、やはり住みやすさ。
しかし、失業率が高く外国人の雇用が少ないスペインでは、就労ビザの取得が非常に難しく、日本からスペインに移住する方の多くは、就労を目的としないシニア層になります。リタイアメントビザは年間1万ドル(約111万円)以上の年金収入がある場合、スペイン大使館に申請をすることで取得が可能です。
公的書類にはスペイン語の翻訳を添付するなど細かい規定があり、さらにリタイアメントビザの情報はスペイン大使館のホームページにも公開されていないので、その都度、最新情報を問い合わせる必要があります(ビザの申請条件が頻繁に変わります)。
しかし、このビザさえ取得できればスペインに長期滞在をすることが認められます。ただし、滞在期間は現地の警察によって判断される点やビザの条件が頻繁に変更される点など、長期的な計画は立てにくい傾向もあります。
スペインで最も多い観光客数を誇るバルセロナ。建築物だけではなく、美術や遺跡など様々な分野で観光名所とされているスポットが目白押しです。見たい場所があまりにも多すぎるため、短期滞在の観光旅行では、ゆっくりと時間を割けず中途半端になってしまいがちです。
また、旧市街はバルセロナの中で、最も異国情緒を感じることのできるエリアとなっています。美しいステンドグラスが評判の教会や歴史が詰まっている王の広場などがあり、街の至るところでバイオリンやギターを弾く音色が聞こえて来るなど、日本での生活では見ることのできない景色や味わうことのできない雰囲気を日常的に楽しむことができるでしょう。
その他にもサッカーで有名な首都マドリード、フラメンコや闘牛の地でもあるグラナダ、地中海を眺めることのできるアンダルシアなど、数多くの人気都市があり、思う存分、巡ることができます。
気になるスペインの物価ですが、外食費を除けば日本より少しだけ安い程度ですが、価格競争で低価格化が主流になってきた日本の現状を踏まえると、ほぼ同等と言えるでしょう。
注意しておきたい点は、スペインへの渡航初日の両替です。日本の主要な国際空港では、年中無休で空港内の銀行が開いていますが、スペインの場合は土曜の午後と日曜は閉まっていることが多く、平日でも20時半もしくは22時までしか営業していません。あまり多額の現金をスペインの空港内で持ち歩くことはオススメできませんが、ユーロは日本で両替をした方がレートも良いので(空港内比較)、数日分くらいは日本国内で両替を済ませておくと良いでしょう。