日本との縁が深い友好国

アメリカと日本は、貿易や政治的な面で友好国として知られています。関わりが非常に強いため、一つ一つの問題にクローズアップをしてしまうと一概に全ての面において友好的とは言い難い複雑な問題もありますが、日本との人的交流も盛んに行われており、日本の多くの都市がアメリカの都市と姉妹都市関係を結んでいます。

主な言語は英語ですが、スペイン語圏諸国からの移民であるヒスパニック系アメリカ人が多いため、スペイン語を言語としている人も存在しています。公用語を定めているわけではないものの、一般的にはどこでも英語が通じます。しかし、ニューメキシコ州やカリフォルニア州の南部など、メキシコと隣接している地域ではスペイン語しか話さない人もいます。それでも、不自由なく英語を話すことが苦手なだけで、簡単な英語は通じるので、どこで生活を送るにしても、英語さえ話せれば言語の面で不便さを感じることはありません。

また、宗教に関しては憲法において国教の制定は禁止されています。約80%がキリスト教と言われおり、主な宗派はバプテストやカトリックなど。ただし、都市によって偏りがあります。他にはユダヤ教やイスラム教などが多く見受けられますが、無宗教の人も10%以上の割合で存在しています。

経済大国であるものの貧富の差は激しい

スーツ男性

世界第一位のGDP(国内総生産)を誇り、経済大国としても知られていますが、貧富の差は激しく、所得格差や資産格差は消滅するどころか広がる一方です。そのような背景の一因として考えられているのが、アメリカの高度な学歴社会。アメリカではプロのスポーツ選手や歌手など、特殊な才能を持つ一部の人を除けば、学歴によって職業や収入、さらには社会的地位までもが決まってしまいがちです。高い学歴を子供に持たせようにも、私立学校の授業料は非常に高額で、また、入学時には親の職業や収入、社会的地位が選考の対象になることもあります。そのため、所得や資産格差による貧富の差は、次の世代、さらに次の世代へと受け継がれてしまい、どんどんと広がっています。

移民がもたらした多様な食文化

アメリカでは日本食が広まっており、大きな都市では日本食に困ることはないほど、沢山の飲食店を目にすることができます。また、日本の食材を扱うスーパーもあるので、自炊派の人にとっても暮らしやすいでしょう。

しかし、せっかくアメリカに住むのなら、現地ならではの味を堪能したいもの。アメリカの食文化は日本国内でも完全に浸透しており、日常の食事として普通に取り入れられているほど馴染み深く、抵抗を感じることはありません。しかし、サイズが全く違うので、頼み過ぎないように気を付けましょう!

やっぱりアメリカと言えば「ハンバーガー」

ハンバーガー

日本にあるハンバーガーチェーン店の多くはアメリカ発祥。また、フライドチキンで有名なチェーン店もアメリカ発祥です。ファーストフード店のため、価格が手頃で注文も簡単なので、現地で最も気軽に食べることのできるアメリカ料理と言えるでしょう。日本未上陸のハンバーガーチェーン店も多く、チェーン店以外でも、ハンバーガー専門店、ステーキハウス、高級レストラン、カフェなど、至るところで様々な種類のハンバーガーを試すことができます。

ハンバーガーと同様に日本人に知られているアメリカのグルメと言えば、ホットドック。こちらも種類やバリエーションが多く、日本ではあまり見かけることのないサルサソースや焼いたチーズをトッピングしたホットドックなどもメジャーで人気があります。

日本でもブームの「エッグベネディクト」

エッグベネディクト

朝食の定番として、日本でも人気に火が付いた「エッグベネディクト」は、マフィンの上にポーチドエッグやチーズ、ハム(ベーコン)などがトッピングされ、サラダやポテトなどを添えたプレート仕立ての人気料理。日本で食べるよりアメリカで食べた方がリーズナブルです。

しかし、エッグベネディクトは外で食べる朝食の定番料理で、一般家庭の朝食の定番はオートミールやシリアル。バナナやベリー類などのフルーツ、レーズンなどのドライフルーツを入れるヘルシー志向の強い家庭もあれば、ジャムや砂糖をたっぷり入れる家庭もあるなど、食べ方は様々ですが日本よりも安く購入することができ、種類も豊富です。

伝統的なおやつ「アップルパイ」

アップルパイ

アメリカでは「お母さんの味」として親しまれている伝統的なおやつ、アップルパイ。作り方は日本とあまり変わらず、砂糖で煮たリンゴをパイ生地に詰めてオーブンで焼き上げます。レモンやシナモンなど、家庭によって使用する調味料やスパイスの種類は異なり、レシピも様々。またカリフォルニアのジュリアンは、アップルパイが有名な街として知られ、日本とは違うタイプのアップルパイを食べることができます。

他にも、ドーナツやバナナブレット、レモンパイ、カップケーキなど、アメリカには日本人からも愛されているスイーツが沢山あります。おやつや食後のデザートとしてだけではなく、朝食として食べられることもあるので、甘いものの摂り過ぎには注意をしましょう。

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