日本からアメリカへの行き方:各社から直行便

アメリカの飛行機

日本からアメリカへの直行便は、ハワイやグアムを含めると各都市から就航しています

一例として成田空港からは、アトランタ(飛行時間:約12時間50分)、ボストン(約12時間50分)、シカゴ(約11時間40分)、ダラス(約11時間20分)、デンバー(約10時間30分)、ロサンゼルス(約10時間30分)、ニューヨーク(約12時間50分)、ポートランド(約9時間10分)、サンディエゴ(約10時間20分)、サンフランシスコ(約9時間20分)、シアトル(約8時間50分)などがあります。

羽田空港からも、シカゴ(飛行時間:約11時間50分)、ロサンゼルス(約10時間10分)、ミネアポリス(約11時間)、ニューヨーク(約12時間50分)、サンフランシスコ(約9時間40分)、シアトル(約9時間10分)などがあり、関西国際空港からもロサンゼルス(約10時間)、ニューヨーク(約13時間)、サンフランシスコ(約9時間40分)などがあり、他にも名古屋や札幌、福岡など複数の都市からハワイ便やグアム便も含め多数の直行便があります。

日本からロサンゼルスへの行き方

日本からロサンゼルスへの直行便は東京(成田・羽田)と大阪から毎日就航しています。

成田空港からはデルタ航空、アメリカン航空、ユナイテッド航空などが就航しており、所要時間は約10時間10分。羽田空港からはアメリカン航空、デルタ航空、全日空などが就航し、所要時間は航空会社によって異なるものの、9時間50分~10時間50分程度。関西国際空港からは日本航空が就航し、所要時間は約10時間です。

他の都市からロサンゼルスへ向かう場合は、日本国内もしくはアジア(北京、台北、上海、香港、ソウルなど)経由が一般的です。

航空券を購入する際の注意点

航空券を購入する時、価格で選んでしまいがちですが、到着時間を忘れずにチェックしましょう。特に気をつけたいのは、空港への到着が深夜になってしまう場合です。特に治安があまり良くないと言われる都市へ向かう方は、なるべく夕方前に到着するように計画を立てましょう。

※各航空会社のフライト本数などは2017年8月現在のスケジュールです。変更することがありますので、各社のホームページで最新状況をご確認下さい。

アメリカ国内の交通手段

アメリカの電車

アメリカ国内を移動する手段は複数あります。長距離であれば飛行機が最も移動時間が短く利便性にも優れています。アメリカは世界で最も航空路線が発達している国で、LCCを含めると30社以上の航空会社が国内線を運航しています。

アムトラックと呼ばれる長距離電車も全米の主要都市を網羅しています。地域によって、路線や運行本数は異なりますが、ゆったりとくつろぎながら、移動そのものを楽しめるため、時間にゆとりのある人にお勧めです。座席が飛行機のファーストクラスの様に広く、豪華な設備が人気です。路線はニューヨーク~ワシントンD.C.(所要約3時間)、ニューヨーク~マイアミ(所要約28時間)など東海岸が充実しており、なかでもニューオーリンズからミシシッピ川に沿ってシカゴへ向かう路線(所要約19時間)は人気が高く、早めに予約をしておいた方が良いでしょう。ただし、風景など情緒を楽しめるメリットがある一方で、時間や費用の面では、飛行機の圧倒的に優れています。

また、LCCの定着や航空券料金の低廉化を受け苦戦を強いられていますが、グレイハウンドと呼ばれる格安長距離バスも人気のある移動手段です。ニューヨークからボストンまでの所要時間は約4時間半、ロサンゼルスからラスベガスまでが6時間弱、ロサンゼルスからニューヨークまでは約3日。長距離になればなるほど飛行機の方が良さそうですが、いずれもネットで事前購入を行うと割引料金になります。

各都市の交通手段

アメリカは都市によって交通手段が異なります。ロサンゼルスに関しては後述するため、ここでは、ニューヨーク、シカゴ、サンフランシスコ、シアトルの4都市について、どのような交通手段があるのか?を紹介します。

■ニューヨーク
サブウェイ(地下鉄)、NYCフェリー(イーストリバー、アストリア、サウスブルックリン、ロッカウェイの4ルートを運行)、バス、PATHトレイン(ニュージャージー~マンハッタン中心部を結ぶ)などが主な交通手段です。交通機関内ではスリなどに注意をしましょう。

■シカゴ
シカゴ市交通局(CTA、高架鉄道または地下鉄)、バス、メトラ(ダウンタウンと周辺の住宅街を結ぶ近距離列車)などがあります。こちらも観光客を狙ったスリが多いので気を付けましょう。

■サンフランシスコ
サンフランシスコ市営鉄道(通称MUNI=路面電車、ミュニバス、ケーブルカーの総称)、ベイエリア高速鉄道(BART バート)、カルトレイン(サンフランシスコ~サンノゼ方面へ運行する2階建て電車)、ゴールデンゲートトランジット(ゴールデンゲートブリッジを通り北側へ行く交通システム。バスおよびフェリー)などが主な公共交通機関です。

■シアトル
メトロバス、ラピッド・ライド(シアトルの主要エリアを網羅する急行バス)、リンク・ライト・レール(ダウンタウンとシータック空港を結ぶ新しい電車)、モノレール(ダウンタウンのウエストレイクセンターとシアトルセンターを結ぶモノレール)、ワシントン州フェリー(シアトル市やエドモンズ市などの都市とピュージェット湾内の島々を結ぶフェリー)、ストリートカー(ダウンタウン・シアトルのウェストレイク・センターとサウス・レイク・ユニオンを結ぶ路面電車)、ウォーター・タクシー(ウォーターフロントのピア54とエリオット湾の西側にあるウェスト・シアトルを結ぶ船、夏季のみ営業)などが主な交通機関として利用されています。

ロサンゼルスの電車

ロサンゼルスの電車

ロサンゼルスでは、ロサンゼルス郡都市圏交通局(LACMTA)が運営する電車・メトロレイルが運行しています。ダウンタウン周辺のエリアを中心に、東西南北へ電車(電車・路面電車・地下鉄)が走っており、路線はブルー、レッド、グリーン、ゴールド、パープル、エクスポの6路線。ハリウッド、ロングビーチ、パサデナ、リトルトーキョー、コリアタウン、サンタモニカなど主要な観光名所や市街地を網羅しています。

チケットは各駅に設置されている自動券売機でタップカードと呼ばれるICカードを購入します。初回のカード発行時に、カード代として1ドル(約109円)を入金し、以降はカードにチャージをして使います。運賃は共通で片道1.75ドル(約191円)。車内ではメトロの職員が乗客のTAPカードを確認するために巡回しており、私服警官が乗っていることもあります。治安は特に問題ありませんが、夜遅い時間帯などは避けた方が賢明です。また、大きな駅以外は駅のスタッフが常駐しておらず、電車内や駅構内にトイレが設置されていないところがほとんどです。

南カリフォルニア地域鉄道局(SCRRA)が運営をしているロサンゼルスとその近郊を結ぶメトロリンクは、朝晩を中心に運行する中距離タイプの通勤列車で、週末は運行されていない路線もあります。主にダウンタウンLAからロサンゼルス郡、サンディエゴ郡、オレンジ郡、リバーサイド郡、サンバーナーディーノ郡、ベンチュラ郡を跨って運行されています。

ロサンゼルスのバス

ロサンゼルスのバス

路線バスは日本と同様に複数の団体が運営しています。ロサンゼルス郡都市圏交通局(LACMTA)が運行するメトロバスおよびメトロラピットバス、ロサンゼルス市交通局(LADOT)運行の市内巡回バスDASHを始め、ビッグ・ブルー・バス、トーランストランジット、ロングビーチ・トランジット、OCTAバスなどがあり、行き先に応じて利用をすることが可能です。

ロサンゼルス郡都市圏交通局(LACMTA)が運行するメトロバスはメトロレイルのオレンジおよびシルバーのバス路線とロサンゼルス全域を走る路線バスです。東はエルモンテ、西はサンタモニカ、南はディズニーランド・リゾート、北はパサデナまでと広範囲を網羅し、路線の数も200以上あります。さらに高速バスのメトロラピッドバスもあり、運賃は一律1.75ドル(約191円)で、1日券は7ドル(約765円)。メトロレイルと共用することが可能です。

ロサンゼルス市交通局(LADOT)が運営する市内循環バス、DASHは約30本の路線があり、ダウンタウンはもちろん、ハリウッドやミッドウィルシャー等、ロサンゼルス市内を運行しています。路線がほぼ環状なので乗り間違えてしまっても知らない場所へ到着する心配が少なく、運賃も一律50セント(約55円)と格安です。

サンタモニカ市が運営するバス、ビッグ・ブルー・バス通称「BBB」はサンタモニカ全域を走行しており、約20路線の中には、ロサンゼルス国際空港やカリフォルニア大学、ウェストウッドまで乗り換えナシで行くことができるバスもあります。運賃は1.25ドル(約137円)、急行2.25ドル(約246円)、乗り換え50セント(約55円)。1日券は4ドル(約437円)です。

ロサンゼルス国際空港の南東にあるトーランスを中心に走行する路線バス・トーランストランジットは10路線を展開しており、メトロレイルのブルーラインDowntown Long Beach駅へのアクセスも可能。運賃は1ドル(約109円)、急行2ドル(約218円)です。

テーマパークが多いオレンジカウンティの移動に便利なOCTAバスは、約70の路線があり、カリフォルニア・ディズニー・リゾートやニューポートビーチへのアクセスに便利です。運賃は2ドル(約218円)、急行4~6ドル(約437円~約655円)、1日券は5ドル(約546円)とリーズナブルな価格設定になっています。

ロサンゼルスのタクシー

ロサンゼルスのタクシー

ロサンゼルスはニューヨークやシカゴと違って、流しのタクシーがあまり走っておらず、タクシーを利用するには空港や主要なホテル、観光地などで待機しているタクシーに乗車をするか、事前にタクシーを予約する必要があります。Uberなど自動車配車サービスのアプリを利用すると便利です。なお、正規のタクシーには正規タクシーを証明するステッカーが扉の側面に貼られています。

運賃はロサンゼルス認定のタクシーの場合、初乗り料金が2.85ドル(約311円)、9分の1マイル(約179メートル)ごとに30セント(約33円)、さらに待ち時間でも37秒ごとに30セント(約33円)が加算され、支払いの際には10~15%のチップを支払います。料金の目安としては、ダウンタウン~サンタモニカは80ドル(約8,737円)、ダウンタウン~ハリウッドは60ドル(約6,553円)、ハリウッド~ビバリーヒルズも60ドル(約6,553円)、ビバリーヒルズ~サンタモニカは70ドル(約7,645円)程度。トランクや荷物の積み込みは、1個につき1ドル(約109円)が相場と言われています。

※こちらの記事の日本円の表記は2017年8月のレートで参考として表記しています。為替相場によって現在の金額は変動している可能性がありますので、ご了承下さい。

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