最大の魅力は温暖な気候とリーズナブルな物価

フィリピンの風景

年間を通じて温暖な南国のフィリピン。ここ数年は治安が改善されつつあり、日本人から移住先としての人気も高まっています。

日系の企業が数多く進出していることや、日本で生活を送るフィリピン人も多いことから、マニラやセブでは、ごく稀に簡単な日本語が通じることもあり、朗らかで穏やかな国民性に癒されながらも、都市部では目覚ましい発展を肌で感じることができます。

しかし、現段階ではまだまだ成長過程ゆえに、日本では考えられないほど物価が安く、そこまで多くの資金を持っていなくても、ある程度の日数ならば余裕を持って滞在することが可能です。とは言え、現地の人たちの一般的な生活レベルよりも衛生環境の整った、高いレベルでの住環境を希望するのであれば、資金はやや多めに貯えておく必要があります。

お子様連れでも安心の日本人学校

日系企業が多い首都・マニラでは、日本から赴任している駐在員とその家族が多く暮らしており、日本人学校も設けられています。そのため、日本語で日本の教育を受けることができるので、帰国後もスムーズに日本の授業へ戻ることが可能です。また、日本語学校を通じて、親同士も親睦を深めることができ、そこから現地の情報、特に医療や治安について、より具体的な詳細を得ることができます。

セブには日本人学校こそありませんが、インターナショナルスクールと補習授業校があります。その他のエリアに関しては、現在ほとんどが現地の学校への入学になっています。

移住先として人気のエリアはセブ

フィリピンの風景

日本人から旅行先または留学先として、さらには移住地としても人気が高い都市がフィリピン最古の都・セブ。東南アジア有数のリゾート地としても知られており、約340万人の人々が暮らしています。セブの街並みは、スペインの植民地時代だった名残が今でも感じられ、昔ながらの大きな市場が現地の人々の生活を支えています。

また、観光産業が発達しているため、洗練されたショッピングモールや高級コンドミニアムが多数あり、マニラと比べると住居費や物価は高めですが、治安も比較的安定しており、快適に暮らすことができます。ただし、マニラほど交通渋滞が激しくないゆえに、交通ルールが守られておらず、猛スピードで走行する自動車や信号無視をするバイクが多いため、道路を横断する時や道を歩く際には、充分に注意をしましょう。

心配な点は治安と衛生面

フィリピン移住のネックとなるのは、治安と衛生面。治安はエリアによって差があり、一般的には地方ほど懸念点は少ないと言われていますが、国としては外務省海外危険情報が多い国なので、最新情報をチェックする習慣を身に付けましょう。

衛生面で特に気をつけたいことは、生水。水道水は飲用できないので、ミネラルウォーターを利用します。非常に安く購入できるため、人によっては歯磨きやうがいの際も水道水を使いません。治安と衛生面では、やや不安が残るものの、それらに気をつけて生活を送れば、フィリピンでは楽しく、そしてちょっと贅沢な暮らしを実現することができます。

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