盛り沢山の移住スケジュール

目次
一般的な移住スケジュール
「移住の準備は漏れがないように!」と一部の内容が重複しますが、海外に行ってからでは用意できないものも多く、非常に大切な項目なので、もう一度ここでおさらいをしましょう。
まずはパスポートをチェック
海外渡航の際に必ず携帯しなければならないパスポートは、世界で通用する「日本国籍の者である」身分証明書です。申請から受領に要する時間は、申請窓口や申請期間の混雑具合によって異なることがあります。また、パスポートの発給申請は、住民登録をしている各都道府県の窓口になっており、外務省では一般旅券の申請を受け付けていないので、注意しましょう。
有効期限を確認しよう
渡航先の国によって、必要なパスポートの残存有効期限が異なります。有効期限内に帰国をすれば良いと思っている人も多く、その結果、空港から出国の際に渡航できないケースが増加しています。
ヨーロッパでは入国時+3ヶ月以上の有効期限を必要としている国が多く、アジアやアフリカでは入国時+6ヶ月以上の有効期限を必要としている国が目立ちます。また、必須条件ではないものの「入国時+6ヶ月以上が望ましい」としている国もあり、特に長期滞在予定者は事前の確認が必要となります。
また、海外の出入国管理は、国によって政策やルールが異なり、政治情勢や内政事情によって予告なしに変更されることも珍しくないため、渡航先の最新情報については、直前まで確認をするようにしましょう。
査証欄の余白ページに余裕を!
査証欄の余白ページも、国によっては必要枚数を設けています。さらに移住中は、ビザの延長や更新などで査証欄を利用することが多く、想定以上に余白ページは少なくなってしまいます。
この査証欄ですが、パスポート1冊につき1度だけ増やしてもらうことが可能です(40ページ追加)。余白が少なくなった方を想定としたサービス(有料)ですが、移住予定のある方は、あらかじめ増やしておくこともできます。その際には、現在のパスポートの他に、一般旅券査証欄増補申請書と本人確認書類(運転免許証など住所が確認できるもの)が必要です。ただし、各都道府県の窓口によって、本人確認書類の有無など申請手続き書類が違うので、あらかじめ確認をしておきましょう。
ビザが必要な方は早めに!
長期滞在において、欠かすことのできないビザ。書類を提出して、すぐに発給されるケースもありますが、その書類を揃えるまでに時間を要することもあります。
例えば、国によっては、学生ビザでも必要書類として銀行の残高証明書を求めるケースがあります。銀行によって対応は異なりますが、現住所への発送を原則としている銀行では、手元に届くまで1週間ほど時間が掛かり、その場では発行してもらえません。その他、保証人の身分証明書(コピー可)が必要な場合や、学校からの推薦状、最終学歴の学校から卒業証明書を取り寄せないとならないケースもあり、早めに動いておかないと間に合わなくなることも想定されます。ただし、各書類の発行日に関して「申請日より3ヶ月以内の発行であること」など、期日を設けていることもあります。大使館のサイトなどを確認し、無駄のないようにしましょう。
問い合わせは各国の大使館へ
ビザの種類や情報は頻繁に変わります。そのため本サイトも含めてネット上の情報が最新ではないケースも考えられるので、必ず日本にある各国の大使館のサイトをチェックし、疑問点があれば確認をしましょう。
業者に相談する方法も
観光ビザや学生ビザよりも必要書類が多く、複雑な手続きを必要とするビザもあります。なかには、提出書類に不備があるだけで、申請自体が却下されることもあり、なかなかビザの取得に至らないケースも見受けられます。そのような場合は、ビザ取得のお手伝いをしてくれる業者に相談をしてみましょう。過去の実績が多いほど安心です。
行うべきこと・揃えるべきもの
パスポートとビザの準備と並行して進めなければならないのが、海外生活を送るうえで想定されることの確認と手配。さらに、しばらくの間、日本の生活と離れてしまうための用意もしなくてはなりません。
現地で買える物も多いので、ここでは一般的に購入できる持ち物以外について、まとめてみます。
引っ越し・荷物の手配
まずは引っ越しや荷物の手配。料金的にも大きな部分になり、持って行く物と持って行かない物を仕分けるだけでも時間を費やします。また、国際郵便や民間業者など、海外へ荷物を送る方法は様々ありますが、料金や日数、保険などを比較し、最も適しているものを選びます。
それと同時に行いたいことが、今の荷物の処分や整理です。実家がある人の大半は一時的に実家に荷物を送りますが、それ以外の方は荷物をどこかに確保しておくのか?それとも処分するのか?を決め、買い取りや回収をしてもらう場合は、時期や業者を選定します。
健康診断・各種証明書
健康診断を行い、結果を英訳してもらいます。また、持病がある方や薬を処方されている方は、それらについても英訳してもらっておいた方が安心です。さらに、時間に余裕があれば海外では保険適用外になる歯の治療も済ませておきましょう。
それと同時に、現在の保険内容のチェックや、新たに海外旅行保険に加入する場合の選定なども済ませておきます。
解約と住所変更
電気・ガス・水道・ネット・携帯などの解約または休止の手続きと、銀行や郵便物転送サービスなどに住所の変更を知らせます。変更先の住所は、国内に限定されていることが多いので、実家や知人宅にする場合、その旨も連絡しておきます。
さらに役所での転居届も必要です。転居先は国名または都市名だけで受理されることが多く、その際に国民保険や国民年金に加入している人で、任意の継続を希望するのであれば、その手続きも行います。また、税金の未納がある方は納税代理人を選定し、役所に届けを提出します。
航空券・一時滞在先の手配
長期滞在の場合、片道航空券だけを用意する人も多いでしょうが、ビザを取得していない場合、航空会社の出国手続きカウンターで、帰国予定日や帰国便チケットの有無について尋ねられることがあります。また、渡航先の入国審査官に帰国便チケットの提示を求められることもあります。
キャンセルが可能なチケットがあれば、そちらを購入するか(キャンセルの際に手数料などが差し引かれます)、隣国へと格安航空券などを用意して行けば安心ですが(キャンセル不可のケースが大半です)、たとえビザを用意していても、入国審査官の判断によって入国できないケースもあり、その場合は自費で帰国便に搭乗することになります。
また、現地に到着してから一時滞在先を探す人もいますが、旅行とは異なり、荷物が多くなるので、なるべく日本国内で現地の一時滞在先を予約しておきましょう。
安全情報の登録を推奨
外務省では海外渡航をする方へ向けて安全情報システムへの登録を促しています。テロ、感染症、犯罪、災害などに関する注意喚起を行うサービス(無料)で、登録をしておくと滞在国の在外公館が出す緊急一斉通報や最新安全情報メールを受け取ることができます。また、緊急自体が発生した際には、緊急時の連絡や安否確認などが行われ、海外生活を安心して送るうえで大切なシステムとなっています。
3ヶ月未満の予定なら「たびレジ」
パスポート番号や旅行日程が決まってから登録を行います。また、出国前に忘れた場合は、現地に到着した後でも登録をすることが可能です。
3ヶ月以上の予定なら「ORRネット」
海外に3ヶ月以上滞在する方は、旅券法第16条により、その地域を管轄する日本大使館または総領事館への在留届の提出が義務付けられています。思わぬ形で事件や事故に巻き込まれた際に、日本大使館や総領事館は在留届のデータを基に、所在地や緊急連絡先を確認し援護活動を行います。そのため、移住国内で引っ越しをされた際には、登録情報の変更が必要です。
「たびレジ」と同じく「ORRネット」も海外からの登録が可能です。各システムへの登録はコチラから行って下さい。

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