【カナダのニュース】ワクチン未接種のナースが解雇される

ワクチンパスポート
カナダBC州では、9月からワクチンパスポートの制度が始まりました。10月24日以降は、ワクチンを2回受けたことの証明ができない限りはレストランでの食事や室内でのイベントに参加することができなくなります。
ワクチンに関する規制は時が経つにつれて厳しくなっており、現在では仕事を維持するためにもワクチンが必要とも言われています。
例えば、学校、保育施設、接客業、医療関係などは、全ての従業員に対して、ワクチン接種が完了していることを確認するようにとのメールが政府から送られています。
ワクチンパスポートに反対するデモが行われた時には、ワクチンを反対する意見も多く耳にしましたが、状況の変化はその都度変わっています。
ワクチン未接種のナースが大量解雇
BC州では、10月27日に「ワクチン未接種のナースが大量に解雇される」という事態が起きました。
なかには宗教を理由にワクチンを拒否していた人もいたようですが、どのような理由であっても、ワクチンを受けていないスタッフは一時的な解雇となり、指定期日までに1回目のワクチンを受けることができない場合は、失業保険と退職金なしで正式に解雇されるとの発表がありました。
その翌日、市内で解雇されたナースによるデモ運動が行われています。また、SNSなどでも、これまではワクチンパスポートに対する賛成意見と反対意見の両方が見られて来ましたが、ナースの大量解雇によって、ワクチンパスポートに対する反対意見が増えているように思います。
これまで、コロナの影響で多くの病院や医療施設が人手不足に悩まされていましたが、追い討ちをかけるような今回のナース大量解雇で、医療状況はさらに悪化されることが予測されています。
コロナのパンデミック以来、カナダでも終息に向けて様々な対策が行われてきましたが、なかなか感染者数が減らず、これから先に不安を抱える人も多いようです。
ブースターショットの開始
カナダでは、高齢者や免疫力が弱い人を対象にブースターショットが行われてきましたが、現在は12歳以上であればブースターショットを受けられるようになりました。
このブースターショットは義務とはされておらず「受けることができる」というスタンスですが、もしかしたら、ブースターショットもワクチンパスポートを維持するための義務になるのではないか?と不安の声が挙がっています。
ワクチンに反対する方だけではなく、2回のワクチンを受けた人もブースターショットに不安を募らせており、特に、成人している自分自身ではなく、子供にワクチンを受けさせたくないという動きが多く、現在検討されている12歳未満へのワクチン接種に関しても反対意見が多く見られます。
ワクチン自体、歴史が浅いため、未知の部分が多いゆえの不安もあるでしょうが、ワクチンを受けた人で副反応に苦しんだり、長期間体調不良で悩んだ人が多いことも関係しています。
政府がブースターショットの計画を進行させるためには、ブースターショットの必要性と安全性など、具体的な説明が必要ではないかと思われます。
大きな不安が取り除かれない限りは、これからも反対のデモなどが相次ぐのではないでしょうか。


アメリカ
中国
オーストラリア
タイ
カナダ
イギリス
ブラジル
ドイツ
フランス
韓国
シンガポール
マレーシア
ハワイ
台湾
インドネシア
ニュージーランド
フィリピン
ベトナム
イタリア
スペイン
アルゼンチン
メキシコ
スイス
インド
オランダ
ベルギー
グアム
パラグアイ
アラブ首長国連邦
スウェーデン
ペルー
ボリビア
カンボジア
オーストリア
ロシア
ミャンマー
アイルランド
トルコ
フィンランド
チェコ
チリ
デンマーク
ハンガリー
ポーランド
南アフリカ
サウジアラビア
コロンビア
ノルウェー
ネパール
パキスタン











