【カナダ移住体験談】カナダ人が嫌がる日本食

公開日:2023.02.14

カナダ人が苦手な日本食は？

日本食はカナダでも人気があります。ただ、日本食の中でも「これだけは無理」と敬遠される食べ物もあります。今回は、カナダ人が苦手としている日本の食べ物を挙げていきます。

日本人でも「これは無理」と言う日本食があるように、食べ物の好みには個人差があります。これから挙げる食べ物を好きなカナダ人もいますが、苦手な割合が多いので、ポットラックパーティーなどの際は事前に確認しておきましょう。

納豆は、日本人でも好き嫌いがはっきり分かれる食べ物ですが、カナダ人は、ほぼ100％の人が嫌がります。カナダ人と国際結婚をした友人たちから「納豆を食べるとカナダ人の旦那が臭いと言って怒り出す」なんて話をよく聞きます。

私自身、日本で生活していた時、納豆を好きでも嫌いでもなく、それほど興味がない食べ物でしたが、カナダで暮らし始めてから、無性に食べたくなる時があり、気づいたら大好きになっていました。

納豆はタンパク質が豊富な発酵食品で、免疫力を高めてくれます。カナダ人は、発酵したネバネバと独特の匂いが苦手みたいです。

辻褄が合わないように感じるでしょうが「寿司は好きだけど生魚（刺身）はダメ」なカナダ人は多いです。カナダでは、魚が入っていないカリフォルニアロールなどが人気で、生魚のにぎりなどは食べられない人も少なくありません。

全体的にカナダ人は魚よりも肉を好む人が多く、なかには魚を食べる人もいますが「たとえ料理をしてあっても魚は苦手」と言う人の方が多い印象を受けます。

日本では人気のタコもカナダでは、あまり好きじゃない人が多いです。

独特の食感が苦手らしく、カナダ人と『たこ焼きパーティー』をする時は、タコの他に、ソーセージなどを用意しておく必要があります。ちなみに、タコは生でも調理してあっても好まれません。

納豆と同じく、日本人でも好き嫌いが分かれる梅干しは、酸味（刺激）が強いため、これまでに梅干しを食べたことがないカナダ人が食べると、反射的に吐き出してしまうことがほとんどです。

ただし、梅干しをそのまま食べることはできないけれど、ご飯に少しだけ混ぜてほんのり香りを出す程度なら大丈夫な人もいるので、場合によってはポットラックでも使える材料です（ただし、確認はしておいた方が良い食材です）。

日本では、子供から大人まで幅広い世代から人気のあるオムライスですが、カナダ人はご飯にケチャップを混ぜることが受け付けられないようです。

ケチャップは、ほとんどのカナダ人が好きだと思いますが、ケチャップはハンバーガーやフライドポテトにつけるもので、白いご飯にケチャップなんて…と感じるようです。

お行儀が悪いご飯なので、日本でもしない人はしないでしょうが、私は味噌汁＋ご飯（通称ねこまんま）をよくやっていました（笑）

日本食が好きなカナダ人の多くは、白いご飯と味噌汁の組み合わせを好みますが、ご飯に味噌汁をかけるとなると、ギョッとするカナダ人が多いです。

おかゆも同じく好きじゃない人が多く、ご飯が濡れてしまうのを好まない感じがします。

おはぎやたい焼きなど、あんこを使った和菓子は日本人からすると定番中の定番ですが、カナダ人からは「豆が甘いなんて…」と敬遠されがちです。

ビーンズ料理は塩辛いものやスパイシーなものが多いので、甘くすることをイメージできないのでしょう。お正月の甘い黒豆も無理な人が多いです。

甘い豆を食べる習慣がないカナダ人にとって、小豆を使ったお菓子は、受け入れることが相当難しいようです。