【カナダ移住体験談】時差ぼけの1週間

タイムチェンジ!
カナダでは毎年、ハロウィンが終わった次の週末はタイムチェンジで、サマータイムが終了します。
タイムチェンジの後は、それまでよりも1時間(!)時間が遅くなります。
1時間ゆっくり起きられるようになりますが、タイムチェンジの影響で時差ぼけのような感覚が1週間ほど続きます。
タイムチェンジは「Day light saving」ですが、日常会話では簡単に「time change」と言う人が多いです。
このタイムチェンジは、日曜の夜中に行われるので、変わった瞬間は時差を感じません。しかし、体内時計はこれまでのリズムを覚えているので、実際の時間(時計の時間)よりも、1時間早くお腹が空いたり、1時間早く眠くなったりします。
タイムチェンジの1週間は、時差ぼけの影響で体調を崩す人も少なくはなく、また、頭の働きもいつもより鈍くなりがちなので、心臓発作と交通事故の数が、他の週よりも多いと報告されています。
これらの悪影響を考慮して、カナダではタイムチェンジの廃止が検討されています(かなり前からですが)。次回こそ廃止…というところまで進んだ時もありますが、アメリカとの時差を作ってしまうことの経済損失などを踏まえて、結局は保留になっています。
影響を受けやすい小さな子供とペット
タイムチェンジの影響を特に多く受けるのは小さなお子さんとペットでしょう。
子供とペットは、日頃から時計を見て行動していると言うよりは、習慣や体内時計に合わせて睡眠や食事を行っています。そのため、いきなり「今日からタイムチェンジで1時間遅い」と言われても、体がついていきません。
タイムチェンジの週は、子供が予定時間よりも早く起きる、お腹が早く空く、などの他にリズムが狂うことで機嫌が悪くなる…ということもよく耳にします。
ペットも同じく、時計の時間が変わったこどなど理解していないので、時間が変わった最初の週は、時計よりも早く起きてご飯をねだるなど、日常とは違う動きを見せがちです。
時差ぼけ対策
時差ぼけ対策ですが「する人」と「しない人」がいて、やり方も人それぞれです。
カナダ人は、基本的にのんびりしている人が多いので、時差ぼけは感じるものの、特に何もせずに流れに任せる(慣れてくるでしょう、みたいな感じ)人が多いです。
小さなお子さんがいる人は、タイムチェンジの前から、30分ほど寝る時間を遅くするなど、起きる時間を調節しています。ただ、これに関しても人それぞれです。
また、事前に対策を取っていても、やはり時差ぼけは避けられません。
体内時計の感覚が狂うことによって、体力が落ちる人もおり、この週は眠い時に寝て体力を保持しながら体内時計を調整する人もいます。
日本との時差
タイムチェンジによって、カナダでの時間がこれまでより1時間遅くなる=日本との時差も変わります。
サマータイムの間は、日本とカナダの時差はマイナス16時間ですが、冬時間が始まると時差はさらに開き、マイナス17時間となります。
ただし、これは私が暮らしているBC州の場合です。
カナダは、以下の6つの時間帯に分かれており、それぞれ時差が異なるので注意しましょう。
- 太平洋標準時(Pacific Time=代表的な都市:バンクーバーやビクトリア)
 - 山岳部標準時(Mountain Time=代表的な都市:カルガリーやエドモントン)
 - 中部標準時(Central Time=代表的な都市:ウィニペグ)
 - 東部標準時(Eastern Time=代表的な都市:トロントやオタワ)
 - 大西洋標準時(Atlantic Time=代表的な都市:ハリファックス)
 - ニューファンドランド標準時(Newfoundland Standard Time=ニューファンドランド島)
 
まとめ
時差ぼけの週は疲れている人が多い時期でもありますが、結果的には1週間もすれば、自然と体が慣れてきて、これまでより明るい朝を迎えられるなど良い面もあります。
カナダでは、日照時間が夏と冬で大幅に異なるため、タイムチェンジによって仕事がしやすくなるなど、助かっている人が多くいます。

    
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