【カナダ移住体験談】カナダで身につけた毎日のリセット術

目次
セルフケアとの出会い
カナダに移住してから、私は「セルフケア」という言葉を改めて意識するようになりました。
もちろん、日本にいた頃から耳にしたことはありましたし、自分なりにリラックスする時間を作っていたつもりでした。それでも、カナダでの生活が始まってから「セルフケアは日常の中で大切にするもの」という感覚が自分の中に根付いてきたのです。
友人との会話でもセルフケアはよく話題に出てきます。
「今日はダウンタイムを大事にしたいから、予定を入れずに本を読んで過ごす」とか「ちょっと疲れているから、今夜は早めにヨガして寝るつもり」など、誰もが当たり前のように自分のケアを優先しています。
特に新型コロナによるパンデミック以降は、心や体のケアに対する意識がさらに高まっている気がします。そんな環境の中で、私も少しずつ、自分にとって無理のない「セルフケア習慣」を身につけるようになりました。
今回は、カナダ生活の中で私が実践しているセルフケアの方法を5つ、ご紹介したいと思います。
ジャーナルで一日をリセット
夜、眠る前に数行でも日記を書くようにしています。
英語ではこの習慣を “journaling” と呼び、心を整えるセルフケアの一つとして非常にポピュラーな方法です。嬉しかったこと、モヤモヤしたこと、明日やりたいことなど、何でも思い浮かんだことをそのまま書きます。
これをすることで頭の中を整理でき、気持ちが軽くなります。
朝のヨガで体と心を目覚めさせる
朝起きてすぐに5〜10分だけでもヨガをするようにしています。
難しいポーズはしなくても大丈夫!!深呼吸をしながら体をゆっくり伸ばすだけで、眠っていた体と心が少しずつ目覚めていくのを感じます(個人的な感覚ですが…)。
ヨガのあとは、自然と前向きな気持ちでその日をスタートさせることができます。カナダの朝は空気が澄んでいて、静かな時間が流れるので、ヨガの時間がより心地良く感じられます。
帰宅後まず「ひと息」つく時間を
以前の私は、仕事から帰ってくると、そのままエプロンをつけて家事モードに突入していました。
今は、まず玄関で一呼吸おいて、好きなお茶をいれて、座る時間を作るようにしています。この時も、短くジャーナルを書くことがあります。
「今日はこんなことがあって疲れたな」とか「ちょっとイライラしていたかも」と気づくことで、自分を切り替えるきっかけになります。
仕事とプライベートの間に、小さなブレイクを入れることが大切だと感じています。
食生活をおろそかにしない
カナダは食材が豊富で、オーガニック食品や健康志向の食品も手に入りやすい環境です。
ついつい忙しさを理由に簡単な食事で済ませたくなる日もありますが、「食べることは自分を大切にすること」だと捉えて、栄養バランスを意識するようになりました。
毎日じゃなくてもいいから「野菜をなるべく取り入れる」「体が温まるものを食べる」など、ちょっとした工夫をしています。
疲れを感じたら、無理せず休む
体調が悪い時や疲れている時は、無理をせずに「今日は早めに寝よう」「何もしない日を作ろう」と素直に思えるようになりました。
カナダでは「頑張りすぎない」ことを肯定する文化があるように思います。
自分が休むことで誰かに迷惑をかけるのではないか?と心配するよりも、自分の調子を整えることで、周囲にも良い影響を与えられると感じています。
まとめ
このように、カナダでの生活を通して、セルフケアは特別なことではなく、毎日の中に自然と取り入れていけるものだと実感するようになりました。
かつては「休むこと」に罪悪感を持っていた私ですが、今では「自分を大切にすること」は、より良く生きるための基本だと思えるようになりました。
セルフケアは決して贅沢ではなく、自分と向き合うための小さな習慣です。
毎日の中で少しずつ、自分にやさしい時間を持つこと。それが、カナダ生活で私がいちばん大切にしていることです。