【カナダ移住体験談】片付いた家と私の時間

目次
片付けで気づいたこと
引っ越しの荷物が片付き、ようやくひと段落しました。
引っ越しから、約1カ月…落ち着くまで時間が掛かった気もしますが、家具の配置が整ってくると、自然と心にも余裕が生まれてきました。
引っ越しを機に断捨離もしたので、だいぶスッキリ!!モノが少ない暮らしは思っていた以上に快適で、自分の内面にも静けさが広がっていくようです。
今回は、そんな「片付いた家」での暮らしがもたらしてくれた心の変化について書いてみたいと思います。
心に生まれた余裕で日々の感じ方が変わる
最初に感じたのは「なんだか毎日がラクになった」ということです。
以前の私は、家の中にあるモノの多さに圧倒されていたのでしょうか。何をするにも少し気が重くなっていました。特に疲れているときは、床に置いた荷物を片付ける気力もなく「また明日でいいか」と後回しにしてしまうこともよくありました。
ところが、引っ越しを機にモノを大幅に減らしたことで、部屋も気持ちもスッキリ。物理的な余白ができると、心にも余裕が生まれました。
これによって、洗濯物を畳んだり、ちょっとした掃除をしたりすることも苦ではなくなりました。「やらなきゃ」ではなく「やっておこうかな」という気持ちに自然と変わっていたのです。
そんな時間の中で、ふと思い出したのがポッドキャストでした。
手を動かしながらでも耳だけで楽しめるポッドキャストは、家事の相棒にぴったりです。静かな時間に耳から入ってくる言葉は、気持ちを落ち着かせてくれます。
ポッドキャストきっかけで考えたメンタルヘルス
生活に余裕が出てきたところで、久しぶりにポッドキャストを聴いてみました。少し前に聴いたエピソードの中で「カウンセリングはまだまだ敷居が高い」という話題が出てきました。
カナダでは、心の健康を保つための手段としてカウンセリングやセラピーを利用することが一般的で、
日本と比べるとメンタルヘルスに対する理解は進んでいると感じていました。
けれど、ポッドキャストの中で「judgement(周りからの目)」という言葉が出てきたとき、少しハッとしました。
どこにいても、人は周囲の視線を気にしてしまうものなのかもしれません。「心のケア=弱い」というイメージが、まだどこかに残っているのかもしれないと思わされました。
それでもカナダでは、定期的にカウンセリングを受けている人が職場や学校にいたり、“self-care(セルフケア)”という言葉が日常会話に自然と登場したり、心の健康を大切にする意識が社会全体に根づいているように感じます。
私自身も、以前に比べて「気持ちを言葉にすること」への抵抗が少なくなっています。
心と暮らしのバランスを取り戻す時間
モノを減らし、心に余裕ができると、自然と生活全体にも良い影響が出てきました。たとえば、最近は「きちんとごはんを作ろう」と思えたり(それでもたまにはラクをしますが)、外の空気を吸いに散歩に出かけたりすることが増えました。
心にスペースがあるだけで、こんなにも行動が変わるのかと自分でも驚くことが多くて、本を読む時間も少しずつ増えてきました。
スマホの通知をオフにして、静かな時間にページをめくる…そんなささやかなひとときが、思っていた以上に心を穏やかにしてくれます。
モノを減らすことで、見えてきた「本当に大切なもの」
引っ越しを機に持ち物を見直し、暮らしを整える過程で感じたことは、「実はどうしても必要なモノって案外少ない」ということです。
モノが減ると、視界がスッキリすることで頭の中までスッキリする気がして、自分が本当に大切にしたいものが見えてくるようになります(もちろん個人差はあるでしょうが…)。
私の場合は、心に余裕が生まれたことで、自分と向き合う時間が持て、その時間の中で、自分の価値観や望んでいる暮らしが少しずつ見えてきました。
忙しさの中では気づけなかった「小さな幸せ」や「自分にとっての心地よさ」を拾い集めていくような毎日が、今の私にとって貴重な時間になっています。


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