夏休みのカナダは夜も安全?ホームレスが減った街の様子

ホームレスが減った?
カナダに移住してから、街の様子や人々の暮らし方を観察するのが私の楽しみのひとつになっています。特に今年の夏は、これまでと少し違った空気を感じています。
それは、ホームレスの姿をあまり見かけなくなったことです。
私が住んでいる地域は、都市部に近く、観光客も多く訪れる場所です。
以前は公園や駅前、ショッピングストリートなどでホームレスの人々を見かけることがよくありました。特に夜は、ベンチや広場の片隅で寝ている人を見かけました。しかし、ここ最近はその姿がぐっと減っています。
ホームレスが減った理由
私が住んでいる地域だけかもしれないので、理由をはっきりと特定することはできませんが、夏休みの賑わいが関係しているのではないかと感じています。
今の時期、カナダの都市部では観光客が非常に多く、レストランやカフェ、観光スポットは朝から晩まで活気に満ちています。
街全体が明るく、人通りも途切れることがありません。
それは昼間だけでなく、夜になっても続き、子どもたちが外で遊ぶ声やファミリーで散歩している姿をあちこちで見かけます。
特に印象的なのは、夜9時を過ぎても公園や川沿いに人が集まっている光景です。
日本では暗くなると子どもは家に帰るイメージがありますが、カナダでは短い夏の夜を存分に楽しもうと遅くまで外で過ごすのが普通みたいです。
屋外でピクニックをしているグループやスケートボードで遊ぶティーンエイジャー、アイスクリームを手に歩く家族連れなど、まるでお祭りのような賑わいが続きます。
このような人の多さと明るい雰囲気が、ホームレスの人たちにとって、近づきにくい環境になっているのかもしれません。
普段ならホームレスが座っていたベンチも、観光客や家族連れで埋まっていて、居場所が限られているのではないかと思います。
また、観光客が多いことで警備や巡回スタッフの数も増えており、街全体の安全管理が強化されている印象を受けます。
夕方の雰囲気
去年の同じ時期を思い返すと、夕方になるとホームレスの人がカートを押して歩いているところを何度も目撃したり、私自身も声をかけられることがありました。
今年はそのような経験がなく、夜に散歩をしていても安心感があります。
もちろん、ホームレス問題がなくなったわけではなく、冬になれば状況は変わるかもしれません。それでも、今年の夏の穏やかな雰囲気は、とても心地よく感じます。
移住して感じるのは、カナダの人々の夏に対する情熱です。
長く厳しい冬を越えて迎える夏は貴重な時間です。外で過ごせる日を一日も無駄にしないように、みんなが全力で夏を楽しんでいます。
日中は観光地や自然の中でアクティブに過ごし、夜は街に戻ってゆっくりと食事や会話を楽しむ、、、そんな暮らしぶりを見ていると、こちらまで元気になります。
私の日課は夜の散歩
私はこの夏、夜の散歩をすることが日課になっています。夕食後に犬を連れて川沿いを歩くと、まだ明るさの残る空とオレンジ色に染まる夕焼けが広がっています。
道端では音楽を演奏する人がいて、その周りに自然と人の輪ができています。
ベビーカーを押しながら友人同士でおしゃべりをするママたち、手をつないで歩く高齢のご夫婦、芝生に寝転んで空を見上げる若者。そんな光景を眺めていると、この街が持つ温かさや安全さを実感します。
まとめ
もちろん、この状況がずっと続くわけではないと薄々は感じています。観光客が減り、日が短くなり、気温が下がれば、人通りも減って街の雰囲気は変わるでしょう。
その時には、またホームレスの人たちを見かける機会が増えるかもしれません。それでも今年の夏の経験は、カナダで暮らす魅力のひとつとして私の記憶に残ると思います。
ホームレスが少なく、観光客で賑わい、夜遅くまで多くの人々が笑顔で過ごす街。それは決して当たり前ではなく、いくつもの条件がそろって生まれる特別な光景です。
私はこの夏、その光景の中で暮らせていることに感謝しています。そして、この穏やかな日々をできるだけ長く楽しみたいと思っています。


アメリカ
中国
オーストラリア
タイ
カナダ
イギリス
ブラジル
ドイツ
フランス
韓国
シンガポール
マレーシア
ハワイ
台湾
インドネシア
ニュージーランド
フィリピン
ベトナム
イタリア
スペイン
アルゼンチン
メキシコ
スイス
インド
オランダ
ベルギー
グアム
パラグアイ
アラブ首長国連邦
スウェーデン
ペルー
ボリビア
カンボジア
オーストリア
ロシア
ミャンマー
アイルランド
トルコ
フィンランド
チェコ
チリ
デンマーク
ハンガリー
ポーランド
南アフリカ
サウジアラビア
コロンビア
ノルウェー
ネパール
パキスタン











