【カナダ移住体験談】カナダの11月はこんな感じ!

11月のカナダ:冬の入り口に立つ街の風景

11月のカナダは、一年の中でも特に季節の移り変わりを強く感じる月です。

街を歩いていても、買い物をしていても、家で過ごしていても、「ああ、今年もこの季節が来たな」と思わせる瞬間があちこちにあります。

移住してから20年近くになりますが、11月はいつの間にか私の中で、特別な月になりました。今回は、そんな「11月のカナダ」についてお届けしたいと思います。

ブラックフライデーに向かう街の熱気

11月に入ると、街は一気にブラックフライデーのムードに染まります。

店頭には「Early Black Friday」「Pre-Black Friday」といった文字が踊り、オンラインショップもセールのカウントダウンを始めます。

以前はブラックフライデーと言えばアメリカの文化というイメージが強かったのですが、ここカナダでも年々その規模が大きくなり、11月のメインイベントの一つになっています。

私は毎年、クリスマスプレゼントをこのタイミングでまとめて買うのですが、お店は(ネット注文でも)人で溢れていて、まるで年末のような雰囲気です。

店内のカート渋滞や人気商品が即売り切れてしまうドキドキ感は、この時期ならではのものだと感じます。

街全体がソワソワと動き出すような熱気に包まれて、今年は何を買おうかとワクワクしながらリストを作るのも、11月の私の恒例行事になっています。

クリスマスデコレーションが少しずつ始まる

ブラックフライデーの準備で盛り上がる一方で、街の景色はゆっくりとクリスマス仕様に変わっていきます。

11月の初旬にツリーが出ることはほとんどありませんが、スーパーには赤と緑のギフトラッピングが並び始め、雑貨店にはクリスマスのオーナメントが少しずつ増えていきます。

住宅街を歩くと、早い家庭ではすでにライトアップの準備が始まっていて、夜に少しだけ光る飾りを見ると、なんだか心が温かくなります。

我が家でも、毎年「今年のツリーをどこに置く?」とクリスマスに関する会話が自然と始まります。カナダのクリスマスは、日常にゆっくりと溶け込むように始まるので、その“少しずつ近づく感じ”が私は大好きです。

冬に向けて空気がガラッと変わる11月の寒さ

11月のカナダは、空気が本当に一気に変わります。

10月までは、秋の澄んだ涼しさの中で紅葉を楽しんでいたはずなのに、11月に入ると急に冬の冷たい空気が押し寄せてきます。朝、外に出た瞬間、頬に触れる空気の冷たさで「今日は冬らしい日だな」と思う日が増えます。

個人的に思うのですが、カナダの寒さは、ただ気温が低いだけではなく、体の奥までスッと入り込むような冷たさがあります。雪が降る前でも、空気の匂いや風の感触で冬の気配を感じるのが、カナダの11月らしさです。

「冬コートを出そうか…まだ薄いジャケットで粘ろうか…」と迷うのも、この時期ならではの悩みです。

短くなる日照時間と暮らしの変化

11月に入ると、日照時間が本当に短くなります。

子どもの頃(東京在住の頃)は「暗くなるのが早いな」で終わっていましたが、カナダに移住してからは生活すべてに影響してくるので、この変化を強く意識するようになりました。

夕方の4時台にはすでに薄暗く、5時には真っ暗になります。

犬の散歩のタイミングや、外での用事も明るいうちに済ませないと不便になるので、自然と生活のリズムが冬仕様に変わっていきます。

ホリデードリンクの季節が始まる

そして11月といえば、カフェのホリデードリンクが始まります。これを注文すると気分は一気にホリデーシーズン!!

赤や緑のカップ、ジンジャーブレッドやペパーミントの香り、さらにカフェのドアを開けた瞬間に広がる暖かい空気…。寒い外から入ってきた体が一気に解けていくような幸福感があります。

私は毎年、スタバのジンジャーブレッドラテを飲むと「今年も冬が来たな」と感じます。

地元のカフェでも、シナモンが効いたホットチョコレートやクランベリーを使ったドリンクが登場し、どこへ行っても甘い香りが漂います。

寒さや日照時間の短さで気分が落ち込みやすい時期ですが、こうした“ホリデー限定のお楽しみ”があることで、冬の始まりが少しだけ楽しくなる気がしています。

christmas city