【カナダ移住体験談】日本とは違う12月の過ごし方

もうじき2026年!
今年もあとわずかとなってきました。
日本では紅白歌合戦やお正月の話題になっている頃でしょうが、カナダはクリスマスが過ぎてもイルミネーションがそのままだったりするので、もうすぐ2025年が終わるという実感が湧いてきません。
12月になると、同じ「年末」でも、日本とカナダでは空気がまったく違うことを毎年実感します。カナダに移住してから、特にクリスマス直前の過ごし方は、日本にいた頃とは大きく変わりました。
そこで今回は、カナダと日本の「12月の過ごし方」の違いについて書いていこうと思います。
懐かしい記憶を頼りに!日本の12月
私がカナダに移住してから20年ちかく経っているので、現在の日本とは多少異なる点もあるかと思いますが、日本の12月で真っ先に思い浮かべることは、年末の大掃除です。
「今年の汚れ、今年のうちに」と洗剤のCMで言っていたように、一年分の汚れを落とし、自宅の内外を整えて、新年を迎えることは、古くからの文化として根付いている気がします。
私も日本で暮らしていた頃は、年末が近づくと気持ちが焦り、普段触らない場所まで掃除をしていました。
そして、今はメールやSNSの普及でかなり減ったでしょうが、年賀状の準備も日本ならではの風景でしょう。
誰に送るのか?を考えて、住所を確認し、コメントを書き、投函の締め切りを気にする・・・これも今思えば、あれも立派な年末の行事だったのだと思います。
クリスマスに関して言えば、クリスマスケーキの予約も日本では欠かせません。
どのお店のケーキにするか?何号サイズにするか?などを考えることも、12月の楽しみの一つでした。
そして、作る家庭・食べる家庭は減ったかもしれませんが、おせち料理の準備も年末には欠かせません。
元旦はコンビニ以外のお店が休みになることが多く、年末になると「今のうちに買い物を済ませておかなければ」と、冷蔵庫の中や生活用品を確認し、買い忘れがないか?何度もチェックしていた記憶もあります。
一方、カナダの12月は?
カナダでは定番だけど、日本ではあまりなじみのない習慣の一つに「クリスマスカードを送る」ことが挙げられます。
家族や友人、時には仕事関係の人にもカードを用意し、短いメッセージを添えて渡します。年賀状とは少し異なり「今この瞬間の気持ち」を伝えるような感覚です。
食事の面でも異なります。
カナダでは、クリスマスといえば七面鳥です。サイズの大きなターキーを前に、どうやって焼くか、どれくらい時間がかかるか?を話題にする家庭も多く、料理そのものがイベントになります。
また、12月に入ると「メリークリスマス!」と、お店でも、近所でも、知らない人同士でも自然に交わすようになります。
そして、カナダで一番驚いたのは、12月25日になると、ほぼすべてのお店が休みになります。
最初の頃は不便に感じていましたが、今では「この日は家族と静かに過ごす日なのだ」と理解できるようになりました。社会全体が立ち止まり、大切な人と過ごすことを優先する空気があります。
日本の12月は、次の年へ向けて準備する時間。
カナダの12月は、今この瞬間を大切にし、人とのつながりを味わう時間。
過ごし方に違いはありますが、どちらも貴重で意味がある時間だと感じています。
まとめ
カナダに移住してから、年末の過ごし方に「正解」はないのだと実感しました。
カナダでも、一般的なクリスマスという形はありますが、移民国でもあるので、クリスマスに関する文化は様々です。なかには宗教の関係から、クリスマスをお祝いしない、サンタクロースはなし!という家庭もあります。
その一方、盛大にクリスマスをお祝いして一人の子供が30個ほどプレゼントをもらう家庭もあります。
日本の忙しさを懐かしく思うこともあれば、カナダのゆったりとしたクリスマスに救われることもあります。
12月、そして年末という同じ時間でも、国が違えば、過ごし方や心の向き方もこんなに変わるのだと、毎年この時期になると改めて感じています。
最後に、2025年もありがとうございました!皆様にとって、次の年も素晴らしい時間となりますように!!


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