【カナダ移住体験談:カナダの交通事情】

日本を離れてカナダに来て、一番大きく変わったのが、移動手段です。日本では、都内だったこともあり、どこに行くにもバスや電車、ちょっとした買い物は自転車で過ごしていたのですが、カナダに来てからは車が必需品となりました。勿論、カナダとはいっても、バンクーバーやトロント、モントリオールなど、大きな街では車がなくても公共の交通手段が発達しているので車がなくても十分に生活することができます。しかし、ちょっと街をはずれて田舎の街に行くと途端に事情が変わります。
田舎の街でももちろんバスはあるのですが、電車はありません。バスを使って移動することも不可能ではないのですが、バスの本数が少なく、多くてっも15分に1本、少ない時間だと1時間に1本だったりします。また、乗り継ぎもとても不便で、私たちの住んでいるところからダウンタウンまで車だと15分から20分で行くことができるのですが、バスを使うと1時間ほどかかります。
カナダに引っ越してきたばかりの頃は、それでも何とかバスを使って過ごしていたのですが、子供たちが学校に通うようになってからは車が必要不可欠となりました。カナダでは、学校は基本的に保護者が送り迎えをします。徒歩圏内の人は歩いていくことができますが、徒歩圏内は実は少なく、車で学校まで送り迎えする人が多くいます。学校の送り迎えにバスはあまりにも不便すぎるので、結果、車が必要となるのです。
地域によっては、スクールバスが出ているところもあるようですが、スクールバスがでるのはよほど遠い人のみで、車で5分の距離だと自分で通う必要があります。車で5分の距離でも、実際に歩くと30分以上かかり、小学校高学年あたりになってくると歩くこともできますが、キンダーの年齢ではちょっと難しい距離なのです。特に冬になると雪が深くなるので、歩く時間もさらに長くなります。
また、カナダでは、「エコ」を気にする人も多く、バスや車を使う代わりに自転車で通勤や通学する人も多くいます。通学の場合には、スケートボードやキックボードで学校に行く人も時々見かけます。
公共の交通手段がもっと発展すれば、さらに国全体が「エコ」になると思うのですが、それまでにはまだまだ時間がかかりそうです。

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