【タイ移住408日目~タイ移住414日目】タイ料理

サワディーカップ。
タイ移住に少し飽きているサワディーカプ雄です。別に嫌じゃないんですよ。私は愚かですから、去ったら去ったで再びタイに戻りたくなることも分かっています。分かっているけれど、今の気持ちとしては飽き気味です。

さて、要らぬ近況を一つ。
アパートの2つ隣の部屋に、やたらと身体がデカい女(タイ人)が住んでおります。通称405号バーガー。
この405号バーガー、いつも私を睨みます。挨拶をしても笑顔で会釈をしても、まるで私の背後に強い敵でも見えるかのように、闘犬レベルの鋭い視線を投げ、油断をすると今にも飛び掛かって来そうです。
おっかねぇーよ。大晦日の曙じゃねーか。

ところが先日、警備員と雑談をしていた時、405号バーガーが近くを通り、そこで警備員から私がタイ語学校へ行っていることを告げられると、突如として戦闘態勢は消え失せ、見たことのない微笑みを向けてくれました。「闘犬曙・ヨン様になる」の巻。今では良好な関係を築き、405号バーガーの2歳になる孫娘が、勝手に私の部屋に入り浸るようになりました。

ビックリしたわ、最初!!
共有のwifiが脆弱でさ、ドアを全開にしてパソコンをしていたら、いつもより近くで子供の声がして、振り返ったら普通に部屋の中で遊んでいたからね。イイんだよ、イイんだけどさ、入る時ぐらい「ごめんください、どなたですか?405号バーガーの孫娘です。お入り下さい、ありがとう」とか言えんのかね。どうしても長くて覚えられないのなら「お邪魔しまんにゃわ」でも構わんのよ。

では今週も、雑に振り返るタイ移住生活。408日目~414日目です。

<タイ移住408日目>
エカマイにあるタイ料理屋で夕飯。
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これ美味ナリ!!コロ助、気に入ったナリ。料理名はネーム・シークロン・ムー・トートって言うナリよ。

ちょっと酸っぱいって言うか、うーん、初恋の味。でも豚肉だから、初恋の相手が獣の場合に限る感じ。
発酵させた豚のスペアリブを揚げて、ピーナッツや生姜、ニンニク、パクチーなんかと一緒に食べるんだけど、この説明じゃ美味しさのカケラもお届けできないナリね。うーん、ポン酢、ポン酢。揚げた豚肉をポン酢で食べた味。ミツカンが本気を出したら、すぐ出せるような味。あまり日本人には馴染みがない名前のタイ料理ですが、どこでも食べられるし、口に合うと思います。
コレとコームーヤン(豚の喉肉を焼いたもの)、野菜の春巻、もち米、飲み物で合計600バーツ(約1,800円)。2人で行ったので1人あたり900円です。

<タイ移住409日目>
オンヌットにあるタイ料理屋で夕飯。
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今さらよー、タイに住んで400日も過ぎてから、タイ料理にハマったわけじゃねーですよ。
普段は一人で食べることが多いので、屋台とかフードコートとか、安くて手軽な場所で済ませがちですが、この2日連続のタイ料理屋には理由があって、タイに住んでいる友人の両親が来月タイへ遊びに来るらしく、その下見。下見なのに、なぜかワリカン。そこは気に入りません。

前日のエカマイは観光客とタイ人の割合が半々くらいでしたが、ここは約8割がタイ人。ぽつぽつ見かける外国人も観光客ではなく住んでいる感じの人でした。写真では小さく見えますが、わりと大きな鍋の中でグツグツと煮えたぎるトムヤムクン。そして前日に続いてネーム・シークロン・ムー・トート、さらに主食がなくちゃ腹が満たされねーと大盛りのタイ米、飲み物も注文して、合計450バーツ(約1,350円)。1人あたり約675円です。

やっぱし、アタス、思うの。タイで食べるならタイ料理。レストランで食べても安いからね。
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<タイ移住410日目>
「あれ、あんた何やってんの?」
最近の私は、タイ人にも遠慮なく日本語で話しかけます。住み始めた頃の「え~と、これタイ語で何て言うんだっけ」みたいな迷いは一切ありません。Because,どんなに考えたって思い出せないから。

だってさ、クローゼットを開けるじゃん。で、なんでクローゼットを開けたんだろ?ってなるじゃん。何でだっけ、何でだっけ、って考えているうちに、「あれ?今、何を考えていたんだっけ?」ってなるからねー。
老化がイヤな記憶まで消し去ってくれたら、あながち悪い事とは言えないでしょうが、そしたら私の想い出はギュッと凝縮され【サワディーカプ雄13歳・タイ移住4日目】になってしまいます。

潔く老化を認め、だからこそタイ語を思い出そうとはせず、さらに英語で通じるかさえも試みず、日本語で単刀直入に言います。言われた方はポッカーンですが、スーパーでも「ジャムどこ?」の5文字で片付け、通じなければ「ジャム」と文字数を削り、堂々と振る舞います。

「あんた何やってんの?」
そう尋ねた相手は、オンヌット駅の近くにあるフルーツ屋で働いていた青年です。しばらく姿を見なかったので、辞めたんだろうと思っていましたが、フルーツ屋から3分もしない距離にある屋台で、今度は魚を焼いていました。ランブータンの皮をチマチマと剥いていたかと思えば、巨大な魚を豪快に焼き、どうでもいいけれど、ここで働いていることをフルーツ屋は知っているのでしょうか。

「じゃ、このエビ、半分」
笑顔で頷きますが、この青年、日本語どころかタイ語も通じません。
前にタイ語が読めなかったので、察するにタイ人ではないと思うのですが、ラオ?って聞いてもノーと言い、カンボジア?ミャンマー?ベトナム?マレーシア?と思い当たる近隣諸国を次々と尋ねても、いつも笑顔で答えはノー。そして必ず「マムアン(マンゴー)」と言います。
世界は広くて、私は無知で。どこかにマンゴー王国って国があるのでしょうね。そこ、ロングステイできる?ビザ必要?要らないなら、次の国に決めちゃうけど。

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これで、たしか160バーツ(約480円)。ああだこうだ喋りながら払ったので、正確な値段を覚えていませんが、200バーツを払って20バーツ札が何枚か返って来たような気がします。ちなみにエビには緑色のチリソースが付きます。
要らん、イラン、イラクねー。この手の物は全てポン酢で食べるのがカプ雄の流儀。結局のところ、ポン酢がアロイなんですの。

<タイ移住411日目>
少し前に、タイでもポケモンGo!が出来るようになったらしく、この日、BTSに乗って何気なく周囲を見渡したら、スマホの画面がポケGoになっている人を見かけ、「あ、タイでも出来るんだ」なんて、隣の人を見たら、その人の画面もポケGoで、暇なので数えてみたところ、スマホの画面が確認できる限られた範囲でも7人はポケポケしていました。

都心が近づくに連れ、乗客も増え、それに伴いポケ人数も多くなります。
ここで、国民の伯父からの素朴な疑問。電車の中にも、その、よく分からないけれど、モンスター(?)って言うのが出るのでしょうか?

私の友達の話なんだけど、そうだねー、あれは今から約10年前のお盆だったと思うんだけどねー、東京から岩手へ帰省する乗車率150%の東北新幹線の自由席だったと記憶しています。あの、何て言うのかしら、荷物を置く棚があるでしょ、座席の上の。あそこに幽霊が出たって言い張っていたけれど、それと一緒?
その幽霊は郡山から乗車して来て、荷物を置く棚でモナカを食べていたんだってー。彼が花巻で降りる時には、まだ消えていなかったから、終点の盛岡まで行くんじゃねーか、って言っていたけれど、郡山から乗車した時点で、それは幽霊じゃないと思うんだよねー。でも、あんなところでモナカを食べている人間ってのも、それはそれで幽霊より怖いよねー。

それと一緒?
モンスターも、座席の上の棚とかに出没して、カオマンガイとか食べてる系?

私はね、なんせ『キングスマン(映画)』の影響を必要以上に強く受けた人間なので、大勢の人が同じものを利用することに恐怖さえ感じます。そんな国民の伯父から一言。
「ポケストップは、あなたの心の中にあります」

話が逸れましたね。ごめんなサイババ。

この日は、サイアムでタイ料理。タイ料理とパスタの無駄な融合です。
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コチラは友人が注文した、パスタの上にラープ(肉とハーブのサラダ)が乗っているもの。
一口(しかも先に)貰ったのですが、さっぱりしていて、まあまあ美味しかったです。ちょっとポン酢を垂らした方が、間違いなく美味しいですけど。
アタクシ?アタクシはパスタの上にガパオが乗っているものを注文しましたが、写真を撮る前に半分以上も食べてしまい、慌てて写真を撮った結果、野良犬の食べ残しみたいに写ってしまったので割愛します。
他にもパスタの上にタイ料理が乗っているメニューが多く、値段も100バーツ(約300円)前後と、お手頃です。
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お手頃価格って、どうして量が少ないんでしょうね。
パスタ屋を出てすぐに「飯は、まだかい?おじいちゃん、さっき食べたでしょ」状態になったので、近くでデザートもペロンチョ。チョチョチョ・チョ待テヨー。
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35バーツ(約105円)で、ほとんどホイップ。まるで天国。

<タイ移住412日目>
もう何度も利用しているSHABUSHIは「しゃぶしゃぶ+寿司」の食べ放題。
シャブシって名前のセンスがもう!!けがらわしい店かアブネー店。でも、全面ガラス貼りなので、ご安心をば。

座席には一人用の鍋がセットされており、しゃぶしゃぶの具は回転寿司を彷彿とさせるレーンの上を回っています。好きな具材を取り、自分専用の鍋に入れ、誰にも邪魔をされずに、肉や野菜をシャブシャブし、寿司や揚げ物はカウンターに並んでいるので、制限時間内なら好きなだけ食べられます。ゆえに、その辺の太っちょタイ人が集まっているかと思いきや、スリムな客の方が多いような気がします。やっぱり日本食=ヘルシーなイメージが強いのでしょうね。そもそも、デブは味の濃い物が好きだし。

残念な点は、肉も寿司も決して美味しいとは言えないこと。これ致命的でしょうに!
いつも「もう来ないな」って思いながらも、私は愚かなので、手頃な価格(399バーツ=1,197円)に惹かれてしまい、忘れた頃に、ポン酢を持参して再訪します。

この日のシャブシでの様子を某ポータルサイト風にお伝えすると、こんな感じ。

      KAPUU! JAPAN

・レーンの皿に乗っている具材だけを箸で奪取 中国人
・制限時間実質ナシ?会計後に再び着席して食事 タイ人
・寿司ネタのサーモンは鍋の中へ 酢飯だけ喰らう 中国人
・鍋スープ オリジナルを注文すると、ただのお湯 店舗

某ポータルサイトはタイトルをクリックをすると、詳細をチェックすることができますが、これは誰もクリックをしないと判断し、詳細は省かせて頂きます。気になる方のためにイメージをお伝えしますと、上から順に「マジかよ・帰れよ・斬新かよ・最初フィンガーボールかと思ったわよ」と、なります。

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屋台でいつも食べるパッシーユー。40バーツ(約120円)です。
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