【タイ移住478日目~タイ移住タイ移住484日目】EDビザの延長

サワディーカップ。サワディーカプ雄39歳、今朝もバンコクから余計な体験談をお届けします。
聞いたところによりますと、日本は一気に涼しくなったようですが、体調など崩されていないでしょうか?
タイでも季節的に、そろそろ冬になりますが、タイ人が勝手に冬って言っているだけで、相変わらず暑い日々です。
3週間に1回くらいかなー、自分でアカスリをしているのですが、あれ?コンクリートで塗装なんてしたっけ?って思うほど、昨夜は大量のアカが出ました。沖縄でどうのこうの騒がれていますが、私こそが本物の土人です。アカの色がチャコールグレーですから。
この週は、タイに住んでいる私にとって、最も厄介なイベント「ビザの延長」がございました。
<タイ移住478日目>
あれは今から1年ちょっと前。イミグレーションで学生ビザの延長をした時のことです。
朝9時に到着し、番号札を受け取ると、まさかの227番。

9時間以上の待ち時間を経て、全ての手続きが終了したのは、午後7時過ぎ。10時間もの滞在の果てに、暗い夜道を彷徨い、やっと拾ったモータサイに乗ると、雨がシトシト降って来て、泣きそうになりながら帰ったことを鮮明に覚えています。
その経験を踏まえて、この日は朝7時半に到着。
ちなみにモータサイ(バイク)に乗って行きましたが、1年前にガクガク震えながら乗った時とは違って「飛ばせ!飛ばせ!」と思えるほど、‘慣れ’は人間から感覚を奪います。本当、事故の多い乗り物なので、利用される方はお気を付けて下さい。ヤツラ、平気で逆走とかしますからね。
受付開始の1時間前に着いてやったぜ!!
呑気にトイレへ寄ってから扉の前まで行くと、目に飛び込んで来たのは長蛇の列。真っ直ぐじゃなくて、グルグルとトグロを巻くような形の列なので、案の上、扉が開くと相当数の人間が割り込みます。
ワタクシ、性格が悪いと誤解をされがちですが、いかに他人が不正をしようとも自分だけは正しくありたいと、頑なに貫くピュアな側面を持ち合わせています。一方で、自分の前には何があっても割り込ませない頑固さも備えておりますが、決して順番を抜かす卑怯な真似は致しません。こういう時って、中国人ばかりを槍玉に挙げがちですが、ファランもアラブもインドもジャップも割り込む人は割り込みます。子供を使って割り込む輩も多く、その子供は大人になってから割り込む人生を歩むわけで、結局は先祖代々受け継がれてきたイカレ血筋によるものでしょう。墓の中まで遡っても厚かましいんだから、諦めるしかありません。
よって、受け取った番号札を見てガッカリ。

168番。覚え方は語呂合わせで。
「TENGAのメス版・イロハで延長」
歴史を暗記する時に語呂合わせを使って覚えた方も多いと思いますが、自分でアレンジした方が大人になっても忘れません。
例)1973年 オイルショック →イクな3滴 オイルショック
結局、私のイロハが呼ばれたのは18時過ぎ。9時間半もイミグレで何をしろってよ。たとえTENGAやオイルがあったとしても、せいぜい1時間が限界です。ただ、タイで生活をしていると「待つこと」が非常に多いので、予想に反して「あらやだ、もう160番台?年を取ると時間が早く感じられるわねー」と思うほど、あまり苦になりませんでした。
この9時間が徒労に変わったのは、提出した書類に係官が目を通している時でした。
「オーマイガッ」
係官の女性が頭を抱え、困った表情を浮かべ、直後に私の顔を見つめます。
何?恋に落ちゃった?気ままな男だけど、それでも構わないなら考えてあげないわけでもなくってよ。
「学校からの書類に1ヶ所、間違いがある!今日、ビザを延長できないわ」
オーマイガッ!!!!!!!!
ガチな困惑だったのね!!
「学校に電話して」
係官に言われた通り、学校へ電話をすると受付の女性が出ました。
「サワディーカップ。カプ雄です」
受付の女性は呑気に言いました。
「ハロー!カプ雄、元気?この間のチョコレート美味しかったよ」
それどころじゃねーんだ、今。係官に携帯を渡すと、高速のタイ語で何やら話しています。そして、携帯が再び私の手元へ戻り、受話器を耳に当てると、受付の女性が言いました。
「書類に間違いがあったから、今日はビザの延長が出来ないって。この後、学校へ書類を持って来て」
まず、その前に、まずよ。ごめんなさいは?
今までなら間違いなく発狂しますが、この日は不思議と憤慨しませんでした。
タイで生活をするようになってから、1回でコトがうまく進む方が圧倒的に少ないので、慣れてしまったのでしょう。
‘慣れ’は、こういう感覚も奪います。
係官は「ごめんなさいね」「何時間も待ったでしょう?」と何度も謝ってくれました。アンタが悪いわけじゃないのに優しいね。そして168番の番号札に何やらタイ語を書き込むと「明日でも明後日でも、最優先で処理をしてあげるから、この番号札を失くさないように。それと、私に声を掛けて。ここの席にいるから。もし居なかったら、隣の人に声を掛けて」と告げ、隣の女性にも事情を説明してくれました。
隣の女性は何度も頷き、私の顔を見て「OK!」と言ってくれましたが、どうせ数日後には「何?誰?知らない」と言われることなど織り込み済です。
全てが終わったのは18時半。きっかり10時間の滞在でした。
それでも今回は、すぐにモータサイが来たので、それに乗って駅まで向かいます。途中、目も開けられないほどの土砂降りに遭い、服はズブ濡れ、書類もズブ濡れ、おまけに運転手がドロだらけの凸凹道を突っ走るから、靴もズボンも泥まみれ。道端の野良犬よりもキッタネー風貌で駅に到着し、雑巾のように服を絞ってから電車に乗って、夜の学校へ。
担当者が帰っているため、この日のうちに書類の修正はできず、翌日、書類が完成したら連絡をくれるとのことでした。
タイ語で書いている書類のミスは、どうしても気付かないので、ちゃんとして欲しいものです。
<タイ移住479日目>
朝10時に学校へ電話をします。
完成しているとは微塵も思っていませんが、昨夜、私から書類を受け取った人物が、きちんと担当者に伝えているのか?を確認しないとなりません。報告・連絡・相談が苦手な人たちです。
予想外の返答に多少の困惑。
「書類の用意は出来ている」
遅けりゃ遅いで不安だけど、あまりに早いのも不安。
「本当?全部、チェックした?」
私の小言に、担当者は笑って言いました。
「ミスは一ヶ所だけだから」
その前に、ごめんなさいは?親から教わってない?
何時に行っても最優先で処理をしてくれるとのことなので、翌日、イミグレへ行くことにして、その直前に学校で書類を受け取ることにしました。
時間が空いたので、この日はバスに乗ってセントラルバンナーへ。
都心とは逆方向へ向かうので、服装にも気を遣わなくても良いし、何より空いているので好きです。
CDショップで購入したのは、宇多田ヒカルのアルバム。

お値段は399バーツ(約1,197円)。i-tunesでダウンロードするよりも安く済みます。

写真では分かりにくいのですが、バーコードの上に小さく「東南アジア内頒布専用」と書いてあります。
宇多田に限らず日本のCDは、数こそ多くないものの、バンコクでも購入することができ、曲数や歌詞カードまで全く同じものが、格安で手に入ります。コピーも出回っているでしょうが、そういう物は買いません。
ただね、私の場合は、タイの部屋にオーディオがなく、パソコンで聴くんですよ。
パソコンにCDを入れると曲がインポートできちゃうでしょ、その結果、CDが要らなくなるって言うね…。
その日の夜には友人にあげました。
同じように日本の映画のDVDなども、東南アジア内頒布専用で安く購入できます。ただ、一回観たい程度ならi-tunesとかでダウンロード(レンタル)した方が安いです。これに関しても知人から「タダで映画見放題のサイトがあるよ」と教えてもらいましたが、私はそういうことを致しません。ま、ウイルスの感染が怖いだけなんですけどね。
<タイ移住480日目>
朝9時、学校で書類を受け取り、10時にイミグレへ。
困りましたねー。2日前に「私に声を掛けてね」と言ってくれた女性係官も「私が居なかったら隣の女性に」と委ねられた係官も見当たらないんだから。一瞬だけさ、呆然としちゃって、走馬灯のようにタイに来てからの日々を思い返しちゃったさ。
(ああ、来たばっかりの頃はSIMの意味さえ分からなくて、SIMって何?ビジュアル系バンド?なんて言ってたっけー)
(ああ、携帯を買う前は公衆電話を使っていて、タイに住んでいそうな日本人の若者を発見して、すいません…どこかでテレカって売っていませんか?って聞いたら、テレカって何ですか?って聞き返されたっけー)
(ああ、当時は些細なことで苛立っていたから、駅ナカなのに大声で、オマエはテレフォンカードも知らないのか!って反射的に怒鳴ったっけー)
過去に想いを馳せても仕方がなく、近くで何もしていない係官に書類を見せ、女性係官が番号札に書いてくれたメッセージを見せました。すると、その係官がポツリ。
「字が滲んでいて読めないわ」
いーーーやーーー!!!!
まさか、今から10時間も待てと?
ところが、2日前の係官に電話をしてくれ、最優先で処理をしてもらいました。到着から1時間で全ての工程が終わり、無事に2ヶ月間の延長が認められました。
2ヶ月ね…。どうしても3ヶ月は出してくれないんだね…。また年末に来いってか!!
1月末までの授業って分かってんだからさ、延長期間を3ヶ月にしてくれたら良いのに…。
年末に再び来なくてはなりません。
年末年始はイミグレが閉まる(と思う)ので、ヤバいくらいに混雑するでしょう。
パソコンに映画をダウンロードして、イミグレなのに寛ぐ気マンマンで挑みたいと思います。
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昼食は2日ともイミグレ内で日本のカレー。49バーツ(約147円)で、おいしおした!

帰りはバス。
ビザ延長をしてもらえるB館→A館→チェーン・ワッタナー通りを巡回する無料シャトルバスが出ています。チェーン・ワッタナー通りで降りて、右側に歩くとボロイ歩道橋があるので、それを渡って直進するとバス停があり、そこから52番のバスに乗ると、9バーツ(約27円=エアコンなしの場合)でモーチット駅まで帰ることができます。
モータサイは渋滞の合間も抜けて行くので早いけれど、200バーツ(約600円)もするし、タクシーは渋滞にハマってしまうと高い割に時間が掛かるし、時間がある方は是非バスもチャレンジしてみて下さい!

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