【タイ移住492日目~タイ移住498日目】タイ・チェンマイのお祭り

サワディーカップ。
タイ在住のサワディーカプ雄です。
この週は、お祭りがあったので、チェンマイまで行って来ました。
ええ、別に誰かに呼ばれたわけではありません。
バンコク~チェンマイ間は、バスや列車でも移動できますが、私は迷わず飛行機ビューン。
エアアジアで片道986バーツ(約2,958円)でした。お安いどすな~。
<タイ移住492日目>
イーペン祭りは数日先。
でも、バンコクの部屋に居ても退屈なので、少し早めにチェンマイへ行くことに。そうねそうね、この時点では気付かなかったのよ、チェンマイに来ても退屈だってことに。愚かな私の浅はかな行動です。
5月に来たばかりのチェンマイは、ほとんど何も変わっておらず、その時、観光地へ行ったので、今回はあまり遠出をしませんでした。いや、もちろんね、他にも見どころは沢山あると思いますよ。無名の寺だったり、無名の公園だったり、無名の広場だったり。人はそれを穴場と呼びますが、穴を追い求めて彷徨うつもりはありません。面倒だもの、カプを。
宿泊先は全部で3箇所。
本当は前回チェンマイを訪れた際に大絶賛・大満足・大興奮のホステルにずっと泊まりたかったのですが、あいにく最初の2日しか空いておらず、悲しみに暮れながら2泊だけを予約。ホステル名は当時のブログに記載してございます。しかし、今回は記載いたしません。なぜなら、今からワタクシ、39歳男性、こともあろうに悪口を並べます。
前回の滞在時は、どのスタッフもすごく気を遣ってくれ、朝食後には「辛くなかった?」「美味しかった?」と様子を窺い、天気が悪くなると「Wifi使える?」と部屋を尋ね、些細なことでも宿泊客へ問いかけることで、納得のできる時間を提供するための努力を怠らない姿勢が強く見受けられました。だからこそのリピートです。
ところが今回、スタッフの大半が入れ変わっており、彼らは必要最低限の情報を与えるのみ、いわば作業としての接客になっていました。それに対して大きな不満があるわけではなく、こちらから質問すると適切な回答をくれるのですが、それも手短で簡素化された答え方。最初から、そういうスタンスなら気にもしなければ、リピートもしないでしょうが、最高レベルまで評価を上げてしまっていたので、一つ一つに生じる落差にガッカリ。さらに言えば、客層まで変わっていました。
なんかさ、ポンコツ西洋人の溜まり場みたくなっていて、苦虫を噛み潰したような顔になっちゃったね♪
だって、ソファーに座るんじゃなくて、ソファーに寝そべって、太い足をテーブルの上に放り投げているような連中よ。
ポンコツたちは、吸う・吸わないに関係なく、外の喫煙所にたむろって「Hi,I’m John」だの「Hi,I’m Nancy」だの、はじめましてのくせして、ピーチクパーチク止まることのないマシンガントーク!!いいか、よく聞け。今でこそ、マカロンだのショコラだのスイーツっぽい名前が主流になったけれど、我々の世代じゃジョンって言えば、だいたい犬の名前。中型犬はコロで、大型犬はジョン。ついでにナンシーと言えば、ナンシー関。大型犬の一種と表現しても良いでしょう。
フロントは22時に閉まり、スタッフは帰宅。
よって、誰も注意する人がいないので、ポンコツ犬たちの遠吠えは夜中になっても終わりません。朝まで生テレビだワン!
朝食に至っても今までとは違い、セルフサービスになっており、使った食器も自分で洗うシステムに変わっていました。
・・・家と変わらないんだけど(-_-;)
<タイ移住494日目>
ポンコツ西洋人の掃き溜めに別れを告げ、次のホテルはタイ全土でチェーン展開をしているHop Innです。

日本のビジネスホテルを彷彿とさせる簡素な造り。サービスも日本のビジネスホテルに似ているので、慣れ親しんだ感じがして、居心地は良かったです。1泊の料金は税込みで650バーツ(約1,950円)。朝食はありませんが、近くには100バーツ(約300円)程度で、ブレックファストを食べられるレストランやカフェが並んでおり、不自由しません。これなら使った食器も洗わなくて済むしね!
こちらに3泊。wifiも水回りもストレスがなく、ポンコツや中華、野良犬も見当たらず、とても気に入りました。
次にチェンマイに来ることがあったら、ここだな、間違いなく。
デメリットは市街中心部から少し離れていること。ただ、近くにショッピングモールなどがあり、この日は映画館で「君の名は。」を鑑賞することができました。

料金は150バーツ(約450円)。翌日、別の映画館の前を通ると、そこでは110バーツ(約330円)で上映していて、つい日本語で呟いてしまいます。
「失敗したぜ!!」
映画そのものも、それなりに楽しめましたが、タイで映画を観ると、タイ人と日本人の笑うポイントが違っていて、その反応も同時に楽しめます。例えば、映画の中でテッシー(田舎の男子学生)が「カフェ行こうぜ」って、サヤカ(女子学生)を自動販売機へ連れて行くシーンがあるのですが、そこでタイ人は大爆笑。手を叩いて笑い転げていました。「え?どこが面白いの?」と本気で怪訝に思いましたが、そういった違いが度々あって、物語に集中できなくなる瞬間さえありました。
案の定、本編が終わるとエンドロールが流れる前にシアター内は明るくなり、神木隆之介の名前が表示される頃には、ほとんどの客が消えていました。
<タイ移住497日目>
この日は3つ目のホテルへ移動です。
祭の中心地となるターペー門から近いホテルを予約しています。ホテル名は出しません。そうです、分かりますよね、悪口を書きます。
立地は良い、立地は良い、もう1回だけ繰り返します、立地は良い。
ただ、それだけ。2泊の予定を1泊と言われたり、朝食付きなのに用意は出来ないと言われたり、チェックインからゴタゴタしましたが、内容は割愛します。戸惑ったのは、鍵に書いてある部屋番号と実際の部屋番号が異なる、エキセントリックな演出。キテレツ斎さまでも思いつかないなりよ。
部屋に向かう途中、小さな中庭を通るのですが、清掃スタッフは階段の上から植物に水を与えており、その下を私が通ろうとも、一向に水の勢いをゆるめません。客がズブ濡れになろうと一貫して無視です。
「この部屋、どこ?」
その清掃スタッフに尋ねると、無表情で黙って遠くを指すだけ。そりゃそうだろ、全部の部屋がそっちなんだから。この時、私の中に眠る第六感が、強く自身に語りかけました。
「危険だ、こいつは手癖が悪い」
いつもは、絶対に盗まれたくないもの以外は全て部屋に置いていく派ですが、今回ばかりは、盗まれたところで全く構わないもの以外は全て持って出歩く派に転向することに決め、虫除けスプレーとパンツ、目薬と歯磨きセットだけを部屋に残し、パソコンや充電器なども持ち歩くことにしました。
だって、本当に手癖の悪い人相をしているんだもの。
他にも私は、母親にだけ八つ当たりをする人も人相で察知します。
部屋は全体的に古くて暗い印象。擬音で表現すると、どんより。壁に描かれている可愛らしいイラストも、浴びた返り血を消すためのカモフラージュにしか思えません。おまけに毛布には無数の毛玉と広範囲に渡る汚れ。ダニが潜んでいること間違いナシ!仕方ないよね、嫌なら高級ホテルに泊まれって話。立地で選んだのだから、これに関しては我慢します。
肝心のイーペン祭。
今年はプミポン国王が崩御されたので、盛大で華やかな祭りではなく、厳かな印象を受けました。
この日のメインはコムローイ。空にランタンを舞い上げるのですが、楽しむ方法は2パターンあります。
1つは外国人など観光客向けのイベント。
イベント会場は市内から遠く、チケットも高額ですが、圧倒的なスケールで夜空を彩る美しさは世界中の人々を魅了し、毎年チケットは発売日の当日には完売すると言われています。日時は年ごとに異なり、旧暦の12月の満月の夜に開催され、今年はスーパームーンだったので、より美しかったことでしょう。私が「そうだ、チェンマイへ行こう」と思い立った8月には、当然の如く、どこの代理店でも売切でした。
そんな間抜けな輩にオススメなのは、地元の人向けのイベント。
ターペー門から近いピン川周辺で、コムローイを観ることができます。チケットも必要なく、誰でも自由にコムローイを上げることができるので(ある程度のルールはありますが)、かなりワチャワチャと盛り上がっていました。専用に整備された会場ではないので、その辺の木にランタンが引っ掛かったり、一斉に上がったり、順番に上がったりもしないので、とっ散らかった雰囲気になってしまい、あまり幻想的とは言えませんが、祭りを心から楽しんでいる様子のタイ人や観光客の雰囲気を味わうことは可能です。
ランタン自体も50バーツ~100バーツ(約150円~300円)程度で売られています。

視線を下に向けるとロイクラトン(精霊流しのようなもの)。
でも、これに関しては、たまたまかもしれませんが、川に浮かべて流しても、すぐにロウソクの火は消えていて、橋の上から眺める限り、ただ大量のゴミが浮かんでいるようにしか見えませんでした。
そんなことより、すげえ人!!
ただでさえ暑いのに、人の熱気も加わって、グッタリしました。
<タイ移住498日目>
山車が街中を練り歩く、この日の夜。
昼間は時間があったので、部屋で仕事をしたかったのですが、とりあえず掃除をしてもらおうと、近くのマッサージでフットマッサージを受けました。
オンヌットより安い1時間120バーツ(約360円)です。
安いから文句は言えませんが、大島美幸に似たマッサージ師が、私の足を片手で揉みながら、携帯を使って喋っているわけよ。で、ようやく携帯を切ったかと思ったら、私に笑顔で言いました。
「やったー、友達がシナモンのパンを買って来てくれるって。親切でしょ~?」
うるせーよ、知らねーよ、いいから黙って足揉めよ。
マッサージ、カフェ、散歩、迷子。4時間を越える外出を経て、部屋へ戻ると、まだ全く掃除をしていない様子。
プンスカでフロントへ行き、早めに掃除をしてもらうように伝えると、あと1時間は掛かるとのこと。仕方がないので、フロントの横にパソコンを広げ、そこで仕事をすることにしました。見る人が見れば、イケメン・インテリ・ホテルスタッフに見えたことでしょう。
フロントで仕事をしていて分かったんだけど、いろんな客が来るものだね…。
最も驚いた客人は中国人の女性3人組。到着早々、第一声が「ディスカウントして」だもの。
ええええ、なんで~??
当日の飛び込みで、空室がある場合、ディスカウントを試みることは珍しくないでしょうが、この人たちは予約をしたうえで来たのに、平然と値切ります。だいたいさ、祭の時期なんだから値上げしていることはあっても値下げはしないでしょうよ。
ホテルスタッフは毅然と断ると、その後、彼女たちは「エレベーターがない」「部屋が狭い」「チェックインで待たされた」など、色々なことを理由にして、3度もディスカウントを要求しにフロントまで降りて来ました。
大変な仕事だね…。
ここに座っていると、世界各国の旅行者たちを観察している方が山車を見るよりも楽しい気がしてなりませんが、それもそれでディスカウントとは違った意味での迷惑行為に当たると判断し、後ろ髪を引かれる思いで、祭へと出掛けて行きました。
ズラリと山車が並ぶ光景を見たのは、数年前の八戸三社大祭以来でしたが、なんて言うか、私の文章力では上手く表現できなそうなので、ノーコメントにします。在チェンマイ日本国総領事館の山車も見つけましたが、そちらに関してもノーコメント。これは文章力の問題ではなく、私の優しさや配慮と捉えて頂いて結構です。
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最後にチェンマイの街角と滞在中の食事を一挙に写真でプレイバック!

空には無数のコムローイ。ところで、このゴミって、どこに落ちるんでしょうね。

焼き魚の腹から出てきた虫に動じなくなった自分を誇りに思います。

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