【タイ移住0日目】旅立つ前のエトセトラ~ビザ(査証)編~

サワディークラップ。
はじめまして、サワディーカプ雄と申します!
このネーミングで、お気付きになりましたよね。そうです、私はつまらない人間です。
結婚もせず離婚もせず、冒険や挑戦を回避し、愛想笑いと押し付けがましい気遣いだけで、37年の月日を生きて来ました。このまま日本でただ年を重ねていく人生も「幸せか?」と問われれば幸せです。穏やかで変わらぬ毎日を好み、退屈だと思われがちな日常に感謝さえしていました。しかし、タイで暮らしてみます。なんとなく暮らしてみます。
決して海外通でもなければ、英語が達者なわけでもありません。ごく普通の、そこらへんにいる、やや協調性に欠けた日本人が、大きな野望や目的を持たずに、ふらりと海外旅行の延長線上のように、タイで暮らしてみようと思います。イヤなら帰ってくればいい、そんな軽い気持ちで来たからこそ、率直に、感じたままを自分の言葉で綴っていきます。
タイに長く住んでいる方にとっては「そんなのタイでは常識だろ!」とか「これだからド素人は…」と感じることが多いかと思いますが、なにぶん気分は初夜。どうか温かい目で見守って下さい。よろしくお願いします。
本日は、まず出国前のあれこれ(主にビザ)について書いていきます。
ビザなしでタイに滞在できる期間は30日間までですが、イミグレーションで1度だけ滞在期間を延長することができます。申請料は1900バーツ(約6840円=1バーツ約3.6円)。これならビザなしでも最初の30日+延長した30日で、合計60日の滞在が可能です。しかし、私は半年~1年くらいの滞在を予定しており、この方法では日数が足りないため、迷った挙げ句に教育ビザを取得することにしました。実際に学校に通ってから判明したのですが、ほとんどの人はノービザで入国し、30日ないしは60日の期間をフルに使って滞在し、その間に現地で学校を探し、その後、隣国でビザの申請をするようです。たしかに、その方が交通事情やら学校の評判やら、色々と確かめてから決められますよね…。
カプ雄、そんな手があるなんて気付かなかったぜ!
ちなみに観光ビザでも、60日間の滞在が許可されているので、その間に学校を探して、教育ビザに切り替える方法もあるようです。最初っから教育ビザを取得して入国する必要なんてなかったんですね…。
カプ雄、勉強になりまーた!ありがとうございまーた!
教育ビザを大使館に申請する前に、まずは学校を決めなくてはなりません。
さすがにサワディークラップ1本では、コミュニケーションに限界を感じそうなので、オーソドックスにタイ語学校へ通うことにしました。
ネットで探した学校にメールを送り、何度かやりとりを行った後に、代金を支払います。私が選んだ学校は、振込先が日本の口座だったので、円支払いができ、指定された口座に6ヶ月分の授業料☆99,345円☆を振込みました(振込手数料は別途432円)。
ねーねー奥さん、6ヶ月で10万円弱なんて、日本のタイ語学校では考えられない金額よねー。
お得よねー。でもねー奥さん、ここの授業、タイ語を英語で習うんですってー。
あらやだー、英語も分からないのに申し込んじゃったわよー。
なんとかなるわよねー。
そーよ、そーよ、なんとかなるわよー。
後に知ります。なんともなりません。
授業中に放たれる言葉の数々が、タイ語なのか英語なのか、皆目見当がつきません。
奥さん、あんたな、タイ語と英語、混ぜたらあかんってゆーたやろ。
タイ語と英語、鰻と梅干、おすぎとピーコは、混ぜたらあかん!!!
学校が授業料の支払いを確認すると、今度はメールで必要書類のフォーマットや注意書きが送られてきます。学校に提出する書類に記載する「タイでの住所」や「電話番号」は、入国後に決めるため、空欄のままにして、残りの項目をすべて埋めます。「住所」「氏名」など当たり障りのない必須項目から、日本ではタブーとされているような「親の宗教」まで細かな項目が用意されていました。あとは証明写真を12枚、パスポートのコピーを3枚(顔写真とスタンプが押してある全てのページ)用意し、必要箇所に青のボールペンでサインをしてから、学校宛に郵送します。
私は普通郵便で送り、その日のうちに学校の担当者にメールをしたのですが、12日ほど経過してから返信があり、まだ届かないのですが送りましたよね?と驚きの報告を受けました。通常なら7日程度で届くはず、と大久保佳代子似の郵便局員が言っていたのに…。協議の結果、同じものを同じだけ用意して、追跡できるようEMS(国際スピード便)で送り直すことになりました。
EMSで再送を済ませた日の夕方、そうねえー、18時頃だったかしらねー。最初に送った郵便が届いたとの連絡があったのは。急いでEMSを追跡すると既にヤツらは雲の上…。1,100円の大損です。
送るものは全て送ったし、あとは学校が手続きを済ませてから送ってくれる「入学許可証」や「承認状」なんかの書類一式を大使館に持って行けばいいだけだよねーと、楽観視をしていた私は大馬鹿者の愚か者でした。
在京タイ大使館のホームページから申請書と経歴書、身元証明書をダウンロードして記入(ちなみにタイ大使館に電話で問い合わせたところ、タイに入国してから部屋を決める場合は、タイ国内の住所は学校の所在地で良いそうです)し、さらに用意する物もてんこ盛りでした。証明写真2枚、航空券の予約確認書のコピー、身元保証人の旅券または運転免許証のコピー、銀行残高証明、学校発行のレッスンスケジュール、授業料の領収書、語学を勉強する目的を英文で記入した手紙、タイでの住所が決まっている場合はアパートの契約書またはタイの居住を証明する書類(決まっていない場合は不要)を揃えなければなりません。
レッスンスケジュールと授業料の領収書は学校に、身元保証人の免許証のコピーは父親に、それぞれ依頼を行い、ネットでできると思っていた銀行残高証明書の発行は、銀行の窓口まで行かなくてはなりませんでした。しかも銀行に登録している住所にしか送ることができないと言われ、今まで住所が変わっても、いちいち銀行に届けを出していなかった私は、住所変更手続きから行うことになり、さらには、印鑑が不鮮明だと言われ、印鑑登録もやり直すことを求められ、予想以上に時間を費やしました。
なお、銀行によって異なるでしょうが、三井住友銀行の場合は、残高証明書1通につき864円の発行手数料が掛かり、窓口での手続きから約1週間後に自宅へ届けられます。
行動は早め・早めが鉄則です!
※語学を勉強する目的を英文で記入した手紙は、なんとか自力で作成したものの、英文が合っているのか確証が掴めず、海外在住の知人に加筆・修正をしてもらい、A4用紙の7割方を埋めました。(フォント大きめ&改行多め)
書類の用意が完了したら、在東京タイ大使館のホームページ上で、ビザ申請の予約を行い、予約した日時に自分で用意した書類と、学校から送られて来た書類を持って、在東京タイ大使館へと向かいます。
ねーえ奥さん、平日の午前中でも凄まじく混雑しているって誰かのブログに書いていたわよー。
誰かって誰よー。思い出しなさいよー。どうせアメブロでしょ。
そーね、そーね、たぶん、アメブロよ。ワードプレスなんか使っているヤツにロクなヤツいないもんねー。
しかし、この日は15人程度しか先に並んでおらず、1時間もしないうちに申請手続きが終わりました。
ただ、書類を出した時に、なぜか私だけ、本当に私・サワディーカプ雄だけが、仏頂面のタイ人係員に「職業は何ですか?」「どうしてタイで勉強をしたいのですか?」など、周囲に響き渡るような大声で質問され「わざわざ英語で書かせたんだから、その英文用紙を読まんかい!」とか「聞く前に書類に目を通さんかい!」とか「この辱め、どうしてくれるの!」とか、いろいろ言いたいことはありましたが、得意の愛想笑いをヘラリと浮かべて切り抜けました。
なんだろ…タイ人の日本語がタイ語に聞こえる耳ナンデス。
お金は申請時に支払いますが(一度だけ出国できるシングルエントリーで9,000円)、ビザを渡されるのは翌日で、もしビザの申請が却下された場合は、その旨も翌日に告げられます。
私だけ質問を受け続けたので、内心ドギマギしていましたが、翌日の受け取り時間に行くと、質を問わない流れ作業でもしているかのように、ビザが貼られたパスポートを、おそろしいほど雑に手渡されました。
たった一枚、このシールをもらうために、こんなに労力を使うなんて…。

★日本で学生ビザを申請する場合は、タイと日本間の郵便事情も考慮して、6~8週間ほどの時間が必要です。
英語の授業は6ヶ月コースですが、学生ビザの有効期限は3ヶ月間なので、3ヶ月後にビザの延長をタイ国内で申請する予定です。
それでは、本日はここまで!長々と読んで頂き、ありがとうございました。
パイ レーナ クラップ!!
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コメント
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chi 2015.10.19 19:27:45
ID:U4MjUxMDg
返信ありがとうございました^ ^
伏字ありがとうございます(笑)
先生に対してとか学校の事とかは
あんまり気にして見てなかったです
(笑)
ビザの延長は参考にさせて
もらいます^ ^ありがとうございますー
頑張ります!

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今タイに興味ありありの僕にとってこのページはとてもタメになりました!素敵な情報ありがとうございます(^-^)v
そして英語で習うタイ語学校に行ってみたいです! SOl