【カナダ移住体験談】増え続ける川の水

5月から始まった水量増加
5月の初めあたりから、雨が多かったことと、雪解けなどが重なり、あちこちの川や湖の水量が急増するというトラブルがカナダでは起きています。水量は増える一方で、街のあちこちでは、川沿いや湖沿いにサンドバッグを使った一時的な塀が立てられています。市も、水の近くに住む住人は、サンドバッグを使って住宅を守るように警告がされています。
水道水への影響
水量が増加すると共に、ダムの水も濁るようになってしまったようで、少し前からWater quality advisoryが発表され、12歳以下の子供と65歳以上のお年寄りが飲む水は、1分以上沸騰させてから飲むようにという注意が出ています。水道水の注意には2種類あり、Water quality advisoryは、健康な大人であれば飲んでも大丈夫だけど、体が弱い人は注意をするというレベルです。さらにこれが進むと、Water boiling advisoryという注意があり、これが発表されてしまうと、健康な大人でも水道水を飲む場合には1分以上加熱してからでなくては飲めなくなってしまいます。
のんびりとしたカナダ人
市は、水の近くに住む住人に何度も警告を出し、サンドバッグを集めて住宅を守るように伝えているのですが、「そんなに焦らなくても大丈夫」とのんびりとかまえているのがカナダ人。市は、万が一のことが起きた場合を備えて様々な警告を出したり、72時間は家族が過ごせるための毛布や食料、水の用意をしておくように呼びかけています。過去の歴史で、大きな自然災害に合ったことがないからこそ、のんびりとかまえているのかもしれません。


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