【カナダ移住体験談】お湯が出ない!?

カナダのお湯システム
日本では、蛇口をひねると、水、もしくはお湯、必要な温度で、必要な量だけ出てきます。日本の実家では、台所で洗い物をしている時にお風呂に入ると、シャワーのお湯が弱くなってしまうという難点がありました。しかし、よほどのことがなければ、お湯がでなくなる、ということはありません。家族がシャワーを浴びたりお風呂に入った直後でも、問題なく次の人がお風呂に入れるのが日本でした。
しかし、カナダではお湯のシステムが日本と異なるため、お湯の量に限界があります。カナダでは、タンクにお湯がたまり、そのタンクのお湯がなくなると、シャワーの途中でも水が出てきてしまうことがあります。ガスを使う、という点ではカナダも日本も同じなのですが、ガスを使ってタンクのお湯が冷えないように温め、蛇口からお湯を使う時には、そのお湯のタンクからお湯が出てくる仕組みです。使った分の量だけまた水が入り、ガスを使って温度を温めるので、ちょっとお湯を使ったくらいではお湯がなくなってしまうことはないのですが、家族の誰かがちょっと長いシャワーを浴びたりすると、次の人のシャワーが終わる前にお湯がなくなって、途中から水が出てきてしまうことがあります。
お風呂とシャワーの同時進行も難しく、シャワーを浴びた後に湯船にお湯をはろうとすると、タンクの中のお湯がなくなってしまうことから、お風呂またはシャワーが終わる前に水が出てきてしまい、温まるどころか、寒くなってお風呂の時間が終了、ということもあります。
家族が多い家庭はどうしてるのか?
1人、家族の誰かが長いシャワーを浴びると足りなくなってしまうタンクのお湯ですが、お湯を使ってしまった後でも、少し待つとタンクの水が温まるので、お湯は復活します。温度がぬるくなってしまった時には、だいたい1時間から1時間半待つことにより、お湯が復活します。
そんなお湯事情のカナダですが、家族の人数が多い家庭ではどうしているのか、気になるところですよね。多くの家は、1つの家につき、お湯のタンクが1つあります。タンクにもサイズがあり、小さいタンクもあれば、ある程度お湯が長持ちする大きめのタンクもあります。また、2世帯以上などの大きな家では、タンク1つだけではさすがにすぐにお湯が足りなくなってしまうので、大きなタンクを2つ設置している家庭も少なくありません。
シャワーの時間が短いカナダ人
「バスタイム」と言うと、日本では、からだを綺麗にするだけでなく、湯船にゆっくりと使って、一日の疲れを落とす場所でもあります。日本では「お風呂」に入る習慣がありますが、カナダでは毎日「お風呂」に入る人は少なく、基本的には、からだをきれいにすることだけを目的とするシャワーだけの人がほとんどです。そのため、カナダ人がお風呂(シャワー)を使う時間を見てみると、おおよそ10分から15分で出てきます。
カナダの中でも、「ホットタブ」を設置している家庭もいますが、日本のように毎日お湯を取り替えるのではなく、塩素を使って消毒し、定期的にお湯を取り替える、というシステムのようです。カナダの家庭にあるホットタブは、バスルームではなく、パティオや庭に置いている人が多くいます。露天風呂、といったイメージでしょうか。
タンクの修理と温度
そんなカナダのお湯のタンクですが、タンクが壊れると、お湯が出なくなってしまいます。しょっちゅうあることではありませんが、カナダに住むようになってから12年、過去に2回だけタンクが壊れるという事態に見舞われました。1度目は、修理に時間がかかったことから、数日間シャワーを使うことができず、ルームメイトと一緒に美容院に行ってシャンプーしてもらったのを覚えています。
2度目は2日で治ったのですが、この時には近くのプール施設に行き、そこでシャワーを浴びてしのぎました。
タンクのお湯は、タンクに設置されているメモリに合わせて温度を調整します。熱すぎる場合には、温度を下げることもできるのですが、古いタンクなどは、温度を下げすぎると、ガスの勢いが落ちてしまい、火が消えてしまい、タンクの電源が落ちてしまうこともあるので要注意です。


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