【カナダ移住体験談】Street Pianoとは?

目次
ダウンタウンなどで見かけるピアノ
ダウンタウンなどにピアノが置かれている光景を見かけたことがある人もいるのではないでしょうか?
私たち家族が住む街にも、数年前からダウンタウンのあちこちにピアノが置かれるようになり、近くを歩くと誰かがピアノを弾いている音が聞こえてきます。
散歩の最中にピアノの音色が聞こえてくることは、なかなか気持ちがいいものです。
このピアノは「Street Piano」と呼ばれており、ピアノを弾きたい人は誰でも自由に弾くことができます。
ピアノが上手でなくても聞いている人はあまり気にしません。パラパラと聞こえてくるピアノの音が、ダウンタウンの雰囲気を耳でも楽しませてくれます。
世界に広がるStreet Piano
この「Street Piano」は、イギリスが発祥と言われています。
ある家族が自宅にあった使わないピアノを屋外に出して、誰でも弾けるように寄付したことから始まったそうです。2008年頃から始まり、少しずつ世界のあちこちに広がり、今では多くの都市に「Street Piano」が置かれるようになりました。
カナダでも「Street Piano」を見る機会が増え、週末はピアノの周りに多くの人が集まっています。
ピアノのデザイン
「Street Piano」はクラシックな黒や白ではなく、街の色に合わせてペイントされています。
私たちが住む街では、水色を基本としたデザインが多く、木の葉や枝、鳥などが描かれています。山と湖に囲まれ、自然が豊かな街の景色によく合っています。
You Tubeなどを見てみると、「Street Piano」の色やデザインが、街によって大きく異なることが分かります。絵などは描かれずに、シンプルなピアノや、カラフルな原色が使われているピアノなどもありました。
カナダ国内を旅行する際は、さまざまな街のピアノをチェックしてみることも楽しいでしょう。
Street Pianoはどこで見つけられる?
「Street Piano」の存在を知ってしまうと、どこで見られるのか?が気になるでしょう。
「Street Piano」を検索すると、ダウンタウンなどの屋外だけではなく、カフェなどの室内にも置かれているようです。
私たちが住む街では、市が提供する「Street Piano」は屋外のみですが、行きつけのカフェの入り口に誰でも自由に弾くことができるピアノを置いています。ただし、そのピアノは「1人1曲まで」と注意書きがあります。
ピアニストは誰?
「Street Piano」は、誰でも弾くことができるピアノです。
ピアノを弾きたいけれど、家にはピアノを置くスペースがない人、スペースはあっても騒音を気にして自宅には置けない人、経済的な事情でピアノを購入できない人など、様々な事情がある人が、無料で気軽に本物のピアノに触れ、自由に弾くことができます。
私がこれまでに見かけた「Street Piano」のピアニストは、友達と一緒のティーン、小さな子供、大人の男性、大人の女性、ママさんグループなど、上手・下手など関係なく、本当に様々な人がピアノを弾いて楽しんでいます。
Street Pianoとホームレス
「Street Piano」は、誰でも自由に弾くことができるピアノなので、時にはホームレスがピアニストになることもあります。
過去に、ホームレスがピアノを上手に弾き、人々の注目を集め、フェイスブックで少し有名になった人もいました。
今は何らかの事情があってホームレスでも、有名になるくらい素晴らしいピアノを演奏するなんて…、高いレベルでピアノを習っていた経験があるのではないでしょうか。
カナダのカルガリーでもホームレスのピアニストが注目を浴びていましたが、46歳でアルコール中毒で亡くなったそうです(ホームレスであるため治療も受けられず…)。
街を歩いていると何となく聞こえてくる「Street Piano」の音ですが、弾いている人の背景が音になって現れているのかもしれません。


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