水準の高いオーストラリアの医療システム
オーストラリアの医療システムは、世界の中でも最高水準だと言われており、国民保健に加入していることで、診察から入院、手術など、一通りの段階を無料にて受けることができるのです。万が一大きな病気をして、診察をし、予想外の入院や手術が入っても、その費用は国が負担してくれるので、安心して治療を受けることができるのがオーストラリアの医療システムなのです。
オーストラリアの医療システムは、3つに分かれています。
ひとつは、GPと呼ばれるもので、General Practitionerがあります。風邪やインフルエンザなどにかかった場合には、このGPのところに診察に行くのですが、診察の際には予約が必要になります。時間外に診察が必要な場合には夜間診療にかかる必要があります。
風邪などの時にはGPに行きますが、救急車を要するような緊急の場合には、救急外来(病院)に行きます。受付で症状などを伝え、この段階で緊急性のレベルが決められます。緊急性が高い場合にはすぐに診察をしてもらうことができますが、緊急性がないと判断された場合には、緊急性の高い患者さんが先に診察を受けるので、待ち時間が長くなることもあります。病院に行く前に、緊急性が低いと判断できる場合には、GPを予約して診察を受けるほうが、時間的な問題だけでなく、体力的にも負担が少ないこともあります。
オーストラリアでは、総合病院で治療を受けることができるのは、GPから紹介状をもらった患者、もしくは、緊急外来の患者に限ります。大きな病院で治療を受けたいバイにも、まずはGPを予約する必要があるのです。