【カナダ移住体験談:カナダでの引っ越し祝い】
日本では、引っ越しをすると、引っ越し前のご近所さんや、新しい家のご近所さんに引っ越しの挨拶をします。しかし、カナダにはそういった挨拶の形式はなく、代わりにHouse Warming Partyというものがあります。
カナダは何かと理由をつけてパーティーをしているようですが、House Warming Partyでは、新しく住宅を購入した人が、新しい家に親せきや友達を招待してパーティーをするものです。
日本では、引っ越しの挨拶で、引っ越しをした人がちょっとした手土産をご近所さんに渡しますが、カナダでは、引っ越しをした人が親せきや友達からギフトを受け取ります。
House Warming Partyでのギフトの内容は、受け取る人が欲しいもの、というよりは、「新しい家で使うことができるもの」が多く選ばれます。ただし、写真タテや家具、マグカップなどの食器はすでに持っていることが多く、ギフトとして送ることでかえって迷惑になってしまうこともあります。House Warming Partyでのギフトには、キッチンペーパーやトイレットペーパー、洗剤などが喜ばれるようです。ただし、トイレットペーパーはプレゼントとしてはあまり見栄えが良くないので、トイレットペーパーケーキと呼ばれる方法でラッピングすることが多いです。ちなみに、赤ちゃんが産まれたお祝いには、新生児サイズのダイパー(おむつ)を使い、ダイパーケーキがつくられることもあります。ケーキと言っても食べるものではなく、トイレットペーパーや紙おむつを使って作るケーキの形です。
トイレットペーパーケーキやダイパーケーキは、内容が実用的なだけでなく、見た目もかわいらしくなるので、受け取る人も嬉しいようです。
House Warming Partyは、賃貸ではなく、住宅を購入した時に行われるようです。