【カナダ移住体験談:カナダのお湯事情】

日本では、ガスさえ通っている家であれば蛇口をひねると必要なだけお湯が出てきます。日本の実家では、お風呂と洗い物を同時にするとお湯の勢いが半減するという小さな問題はあったのですが、お湯が出なくなるということは、よほどの事でない限りはありませんでした。
カナダでは、お湯はベースメントなどにある「タンク」に貯められています。なので、タンクが空になると、お湯が出ず、タンクにお湯が溜まるまでは冷たい水が出てきます。どのくらいのお湯が使えるかどうかは、タンクの大きさや数にもよります。ほとんどの家庭では家庭用さいずのタンクがひとつありますが、大きな家ではタンクが2つある場合もあります。
日本人の留学生を受け入れることが多いホームステイ先では、到着したその日にホストファミリーがお湯の事情を説明し、シャワーは15分まで、などと言われることがあります。タンクを使う習慣がない日本人からすると、何をケチな・・・と思ってしまいがちなのですが、それにはタンクのお湯の事情があるからなのです。複数の人がお湯を使う場合には、シャワーを浴びる時間を決めたりすることでやりくりするのです。
過去に住んでいた家では、一度タンクが壊れてしまったことがありました。タンクが壊れると、修理が完了するまではお湯を使うことができません。また、カナダは何でものんびりなので、修理を依頼してから来てもらい、治してもらうまでにも日数がかかります。この時には確か5日ほどかかり、キッチンではお湯を沸かすことで何とかやりくりしていたのですが、お湯が出ないとシャワーを浴びることができず、ちょっと贅沢だけど洗髪のために美容院に行ったことがありました。
長く住むと、このお湯の事情にも慣れてくるのですが、たまに日本に帰るとお湯の量を気にせずにお風呂やシャワーを浴びることができるのが嬉しいところです。

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